京都府 | 宇治市 | 石末 辻本石材店 四代目のブログ

石末 辻本石材店は創業明治8年、140年(平成27年度現在) 京都府宇治市で最も歴史のある「石材店」でございます。

アインシュタイン博士が弾いたピアノ 90年を経て蘇ったメロディ ~奈良ホテルにて~

2012年12月20日 | エンターテイメント
ようこそのお運びで、厚く御礼申し上げます。

京都府 宇治市の石末 辻本石材店 四代目でございます。



12/17の出来事です。

奈良ホテルさんにて、非常に興味深い催しがございましたので行って参りました。


奈良ホテル
奈良ホテル 正面玄関


創業明治42年という、言わずと知れた屈指の一流ホテルでございますね。

一度は訪れてみたいと思っておりましたので、今回はまたと無い絶好の機会でございました。


奈良ホテル 大和の間(新館)
奈良ホテル 大和の間(新館)


さて、今回の催し物でございますが

「アインシュタイン博士が弾いたピアノ 90年を経て蘇ったメロディ」

と題された、トークショーと演奏が拝聴できる催しでございました。


ハリントン社製アップライトピアノ
蘇ったピアノ


こちらが、90年の時を経て奈良ホテルに戻ってきたというピアノでございます。

(以下、奈良ホテルさんのHPから抜粋)

このピアノは1945年8月の終戦後(GHQ接収前)より行方不明となっていました。

戦後すぐに大阪鉄道管理局庁舎に持ち出され、1992年に庁舎が解体される際に見つけられ、

交通科学博物館へ移送されました。そして、2009年の奈良ホテル創業100周年を機に、

ピアノ発見時の新聞記事をもとにホテルスタッフの地道な追跡調査の結果、

写真の原版にたどり着くことができました。

そして、写真とピアノを照合した結果、交通科学博物館で預かられているピアノこそが

奈良ホテルでアインシュタイン博士が弾かれたピアノであることが確認できました。

2009年1月、所有者であるJR西日本の許可を得て里帰りを果たすことができ現在に至ります。

http://www.narahotel.co.jp/restaurant/event_season.html ※参照URL


メニュー
MENU


先ずはお食事が振る舞われました。

以下、宴会用のコースですので簡潔にまとめさせていただきます。

キッシュロレーヌは食べてから、写真撮影を忘れていたことに気が付きました(笑)


鯛のサラダ仕立てとノルウェーサーモンのタルタル
レモン風味のヴィネグレットソースとアボカドのクーリ

鯛のサラダ仕立てとノルウェーサーモンのタルタル レモン風味のヴィネグレットソースとアボカドのクーリ


中々、良い風味で前菜にはよい一品かと存じます。


カリフラワーのスープ
カリフラワーのスープ


小さなカリフラワーの食感と、香りが楽しめる一品でございました。


舌平目のガレット 海老と野菜を添えて 2種ソース
舌平目のガレット 海老と野菜を添えて 2種ソース


2種のソースが楽しめるガレット。流石に、同じ時間帯に一斉に会場に運ばれて来ると・・・。


お口直しのシャーベット
お口直しのシャーベット


柑橘系のサッパリとしたソルベでございました。


トゥルヌード ロッシーニ風
トゥルヌード ロッシーニ風


淡白な味わいの牛フィレ肉をベーコンで風味付けし、ソテーしたフォアグラ、トリュフ添をえて・・・

クラシカルなヴィヤンドでございますね。

どこか懐かしい味わいでございました。

しかし、これは・・・本当に宴会用の設定といった感じの一品でございましたね・・・。


蘇ったピアノ
蘇ったピアノ


これは、中々面白い趣向でございました。

いよいよ、始まるぞ!という期待が高まる趣向でございました。

チョコレートでコーティングされたピアノの中身は、甘~いチョコレートムースでございました。

デミタスコーヒーと共にいたきました。


女優 紺野 美沙子さん
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食事が終わり、トークショーと演奏会の始まりです。

この日のゲストは、女優の紺野美沙子さんでした♪

本当にお美しく知性豊かな方でございまして、ピアノより夢中になってしまうところでございました(汗)

ピアノとの語りや、お上品な紺野さんらしくない?ダジャレ等もありの、大変楽しい時間でございました。

演奏者の田村文利さん
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さて、ここで少しだけ蘇ったピアノの音色をご紹介致します。

高画質ではございませんのでお聞き苦しいかもしれませんが、雰囲気だけでもお楽しみください。

演奏者を撮影せず、カメラが紺野さん向きになっている点はお許しくださいませ(笑)


曲目「月の光・ムーンリバー」



演奏:田村文利 氏
0:00~4:02:Claude Debussy 「月の光」
4:03~Last :Henry Mancini「ムーン・リバー」


田村さんはバークリー音楽院を卒業されておられるということで、

JAZZや現代曲の演奏には長けておられるようですが、

クラシックは普段あまり演奏されないのでしょうか…割とぎこちない演奏に感じましたが…

お開き後にピアノの真正面に向かい、後から判明したことでございますが、

白鍵の細くなった箇所(黒鍵との隣接部)にヒビのようなものが、多数入っておりました。

奈良ホテルに戻ってきたといっても、JR西日本から借りているピアノですので、

田村さんは事故が無いように・・・と緊張して、丁寧に演奏されていたのかもしれませんね。


生演奏で聞いた、個人的なピアノの音色の感想でございます。

低音域・・・とても音が丸く太い。そして温かみのある音。

中音域・・・KAWAI製の独特なピアノの音色に感覚が近い感じ。凛としている。

高音域・・・「キン」としたような音が無く、音自体が細くならず、「シッカリ」と鳴っている印象。

和音・・・独特。1つ1つの音に主張性が強く、コードによっては濁るが、はまれば綺麗。


85%が元の状態のままのピアノ


修復は弦を張り替えた程度でハンマー部などは、当時のパーツそのままに使用されているそうでございます。

85%程を当時のまま残した設定だそうで・・・大変な修復作業だったようでございますね。

とても良いリペアをされたなと感じました。

様々な方の御尽力があり、この日を迎えられたということは、本当に素晴らしいの一言に尽きます。


また、この12月17日というのは実際にアインシュタイン博士が、

『90年前のこの日に、このピアノで演奏をされた日』

でもあるそうでございます。

もしかしたら、博士とは生前にどこかでご縁があったのでしょうかねぇ。(笑)



紺野美沙子さんが、最後にこんなことを仰っておられました。

「また、10年後。もし希望が叶うのであればこの席で皆様方と時間を共にしたい。

今度は蘇った100年周年のアインシュタイン博士のピアノの企画でお会いしたいですね。」


私も10年後、このピアノ、紺野美沙子さん、オーディエンスの方々にお目に掛かれるように、

一日、一日研鑽を積み、実りのある健康な日々を過ごしてゆきたいと思いました。



未来にも希望を持って、こちらの会場でご一緒させていただいた皆様のご健康をお祈り申し上げております。



「音楽をやっていない時期も含めて音楽ですよ。」

私が音楽活動を休止中に、とある恩師よりいただいたお言葉です。



たくさんの経験の中でより多くの人たちと出会い、知見を広げそして愛されたピアノ。


人々の心にゆたかさをもたらすような、そんな調べを奏でてくれました。


制約から解き放たれ、時には異なった環境に身を委ねてみるのも大切でございますね。


ピアノから多くのことを学んだ一日でございました。


90年の休止を経て、蘇った音色・・・それは、ゆたかな未来と平和を願うメッセージのようにも聴こえました。

お空にいらしゃいますアインシュタイン博士からのメッセージかもしれませんね。




この日は奈良ホテルに宿泊致しましたが、それはまた別の機会にお話し致しましょう。


今日はこの辺りで・・・

御閲覧ありがとうございました。



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石末 辻本石材店 四代目 辻本登志海

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