漫画の思い出
平口広美(1)
『社会的責任』
これを読んでから、「社会的責任」という言葉を耳にするたび、そっと笑ってしまう。
映像で見る平口は、厳しい顔をして女の肌を舐めまくる。楽しんでいるようではない。勿論、奉仕の精神なんか、微塵も窺えない。スキンヘッドのせいか、苦行僧のようでさえある。悟れない。いや、悟るものかと頑張っているみたいだ。残酷だが、冷酷ではない。女の何かに対してひどく怒っているらしいのだが、その気分は伝わって来ない。
(1終)
漫画の思い出
平口広美(1)
『社会的責任』
これを読んでから、「社会的責任」という言葉を耳にするたび、そっと笑ってしまう。
映像で見る平口は、厳しい顔をして女の肌を舐めまくる。楽しんでいるようではない。勿論、奉仕の精神なんか、微塵も窺えない。スキンヘッドのせいか、苦行僧のようでさえある。悟れない。いや、悟るものかと頑張っているみたいだ。残酷だが、冷酷ではない。女の何かに対してひどく怒っているらしいのだが、その気分は伝わって来ない。
(1終)