忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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山口百恵のラストコンサートが地上波で初放送

2021年01月30日 | 瓦版


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*本記事のベースは2020年5月29日に書いたものですが
2021年1月30日にNHK総合にて、今や伝説となっているラストライブが
地上波放送されたのを受け過去記事に加筆・改題して再掲しています。


引退から40年が経過した今もなお日本歌謡界の伝説となっている
山口百恵の楽曲が2020年5月29日よりサブスクリプションサービスにて全面解禁。
対象はApple Music、Spotify、LINE MUSIC、Google Play Musicなど。
1970年代に活躍したアイドル(と言ってもべらぼうに歌は上手いが)達は
オリジナルアルバムと並行して積極的にライブアルバムもリリースしていた。
今回のサブスク解禁も、おそらくはシングル盤全曲か、良くてもアルバム全曲かなと思っていたら
なんと主演作の映画のサウンドトラックからライブ盤まで網羅されていて驚き。

ここ最近昭和歌謡を取り上げる番組が増えているが、
10代の子達がいかに豊かな時代だったかを語っていたりするのを見ると
「ふん、こわっぱが」と思う(老害は自覚)反面、
こうやって伝説が受け継がれていくのだなと嬉しくなったりもする。




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山口百恵の全シングルのセールス記録は以下の通り。
*私が所有している『オリコン年鑑』より

・としごろ(1973年5月21日発売/最高位37位/6.7万枚)
・青い果実(1973年9月1日発売/最高位9位/19.6万枚)
・禁じられた遊び(1973年11月21日発売/最高位12位/17.6万枚)
・青春のいたずら(1974年3月1日発売/最高位11位/16.1万枚)
・ひと夏の経験(1974年6月1日発売/最高位3位/44.6万枚)
・ちっぽけな感傷(1974年9月1日発売/最高位3位/43.2万枚)
・冬の色(1974年12月10日発売/最高位1位/52.9万枚)
・湖の決心(1975年3月21日発売/最高位5位/24.9万枚)
・夏ひらく青春(1975年6月10日発売/最高位4位/32.9万枚)
・ささやかな欲望(1975年9月21日発売/最高位5位/32.6万枚)
・白い約束(1975年12月21日発売/最高位2位/35.0万枚)
・愛に走って(1976年3月21日発売/最高位2位/46.5万枚)

・横須賀ストーリー(1976年6月21日発売/最高位1位/66.1万枚)
・パールカラーにゆれて(1976年9月21日発売/最高位1位/47.0万枚)
・赤い衝撃(1976年11月21日発売/最高位3位/50.4万枚)
・初恋草紙(1977年1月21日発売/最高位4位/24.1万枚)
・夢先案内人(1977年4月1日発売/最高位1位/46.8万枚)
・イミテイション・ゴールド(1977年7月1日発売/最高位2位/48.4万枚)
・秋桜(1977年10月1日発売/最高位3位/46.0万枚)
・赤い絆(1977年12月21日発売/最高位5位/21.5万枚)
・乙女座宮(1978年2月1日発売/最高位4位/31.4万枚)
・プレイバックPart2(1978年5月1日発売/最高位2位/50.8万枚)
・絶対絶命(1978年8月21日発売/最高位3位/37.6万枚)
・いい日旅立ち(1978年11月21日発売/最高位3位/53.6万枚)
・美・サイレント(1979年3月1日発売/最高位4位/32.9万枚)
・愛の嵐(1979年6月1日発売/最高位5位/32.8万枚)
・しなやかに歌って(1979年9月1日発売/最高位8位/27.1万枚)
・愛染橋(1979年12月21日発売/最高位10位/22.1万枚)
・謝肉祭(1980年3月21日発売/最高位4位/28.6万枚)
・ロックンロール・ウィドウ(1980年5月21日発売/最高位3位/33.6万枚)
・さよならの向う側(1980年8月21日発売/最高位4位/37.6万枚)
・一恵(1980年11月19日発売/最高位2位/27.7万枚)
・惜春通り(1994年4月21日発売/最高位34位/3.1万枚)

「惜春通り」とはもともとアルバムの中の1曲で、
未発表アレンジが発見されたとのことで94年に急遽8cmシングルCDで発売されたもの。
現役時代に発売されたシングルの最後は「さよならの向こう側」である。

オリジナルのクオリティにばらつきがあるのは、当時のホリプロが百恵に依存していたためで
年にシングル4枚、アルバム3枚が平常運転だった。
引退の決まった1980年など、アルバムだけで4枚もリリースするもう無茶苦茶な過密スケジュール。
「L.A. Blue」や「花ざかり」といった良作もあるにはあるが
アルバムのクオリティで勝負するアイドルは、
次の世代である松田聖子・中森明菜からが本番と言って良いのではないか。



百恵のデビュー当時はシングル盤が1枚500円だった時代で、
ライブビデオなどは金持ちしか買えない高値の花だった。
テレビ放送を録画しようにも、ビデオデッキはとても手が届かず、
ようやく手に入れても今度は120分のVHSテープが1本5,000円。
おいそれとは買えない値段なので、1本のビデオテープに何度も何度も上書きをして
それこそ擦り切れるまで使い倒したものだった。
最初から15分ぐらいまでこれを録って、ここから10分別の番組を録ってと
120分を1分も無駄にせんぞと分単位に刻んで使っていた少年時代を思い出す。

歌の上手い下手については様々な判断基準があろうが
昭和と今とではアーティストを取り巻く機材の性能には天と地ほどの差がある。
Mステで堂々とオートチューン(音程修正ソフト)をかける実力派と言われるシンガーや、
バンドで出ておきながら素人目にもバレるエア演奏をする人気ロックバンド、
大御所の演歌歌手がNHKの歌番組で絶品の口パクを披露するなど
今はいくらでも「上手いように見せる技術」が進んでいるが
当時はそんな小細工は一切なく、ガチの生歌でしか勝負できない。
別録りの歌声(いわゆる生録)と事前収録のオケで
あたかも生演奏(生歌唱)のようにライブを行うレジェンドシンガーもいる。
今はPC1台あればそれなりの音が作れてしまうし、
ボーカルが多少下手でも修正ソフトがある。
作詞家・作曲家がきちんといて、演奏家も含めたそれぞれが一流の仕事をし
ごまかしの利かない時代を懸命に生き抜いた昭和歌謡が
今の10代20代に再注目されるのは、ある意味当然の流れと言えるだろう。



TBSで生中継された「伝説から神話へ」の生中継をかぶりつきで見たのはもう40年も前。
清水から飛び降りる覚悟で新品のデビオテープを買って
録画したものが、今でも我が家には残っている。
「ザ・ベストテン」の司会もしていた久米宏がコンサート会場の外に待機し
ライブ映像の合間に中継を挟みながら、和田アキ子ら縁のある人物たちの
コメントを紹介する形式をとっていた。
和田アキ子が贈った「百恵の前に百恵なし、百恵の後に百恵なし」が
このライブの全てを言い表している。



引退作品になった映画「古都」も、市川崑が誰とも知らないガキンチョの分際で劇場で観た。
主題歌になっていた「子守唄(ララバイ)」が特に好きだった。

14歳から21歳までの僅か7年しか活動していないにも関わらず
今も語り継がれる伝説の菩薩・山口百恵がいつでも手軽に聴ける時代に感謝を。
それにしても、成人の祝いに谷村新司が書いた曲が
「いい日旅立ち」だというエピソードの凄さはどうだ。
20歳だぞ、20歳。
百恵とは違う新たな潮流を作った松田聖子が20歳で歌ったのが「赤いスイートピー」、
百恵の後継と言われた中森明菜が20歳で歌ったのが「ミ・アモーレ」。
やはり昭和のアイドルは格が違う。

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4 コメント

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Unknown (Ni.O)
2021-01-30 21:39:18
コメント失礼します。

これまた何度も話題にして恐縮ですが
僕の中で昭和の歌姫で大好きなのが
山口百恵とちあきなおみなので 
サブスクやYouTubeで気軽にいつでも
音源やライブ映像が見れる時代に生まれて幸せですね(笑)

少し話は脇にそれてしまうのですが
ある時期からテレビの音楽番組に出演する
ミュージシャンの口パクや当て振りが
目に見えて分かるぐらい多いなと感じてから
Mステ等のテレビの音楽番組をみなくなりました。

代わりYouTubeで生の一発取りが売りの
「FIRST TAKE」の動画を良く見るようになって
時代の変化を個人的に感じてたりします。
https://youtube.com/channel/UC9zY_E8mcAo_Oq772LEZq8Q
返信する
移り変わりの速さと永遠の輝き (K)
2021-01-31 10:49:17
記事を拝見して1位の数は意外と少ないんだな思いました。あれほど毎日のようにテレビから流れていたのに。かえってヒット曲のリアルさが際立ちます。この時代の歌謡曲、演歌、ニューミュージックなどヒット曲の豊かさ、分厚さを感じます。それにしても7年でいたいけな少女から酸いも甘いも嚙み分ける大人の女、そして菩薩へ(笑)。
トップアイドルは常に1位、になったのは松田聖子、中森明菜、近藤真彦から、そしてアイドルという言葉にピーターパンのように魔法をかけて賞味期限を延したのは小泉今日子やSMAPから。開拓者たちはけた違いの実力があったけど、フォロワーたちは無理があって制度疲労を起こしている気がします。米欧や韓国でもアイドルの旬は短くて当たり前に見えます。
先取りする冒険心や新陳代謝の中で輝く才能に出会いたいなとあらためて思います。
返信する
Ni.Oさん ()
2021-02-01 15:12:33
こんにちは。

ほんとそうですよね。
私も30年ぐらい前のFNS歌謡祭とかまだVHSで
全部残してますが、かつて同じようなことをしていて
現在もオタク熱の冷めていない人が
せっせとデジタイズしてちゃっちゃとYouTubeに
あげてくださっているんだなあと
同胞意識を抱いたりします(笑)

FIRST TAKEは私も割と初期から見ています。
ただあの企画も、一発どりではありますが
機材は万全の状態を整えていますので
あれがいつでも出せるクオリティだとは思わない方がいいんじゃないかなあとか
少し意地悪な見方をしてしまいます。
カバー動画が話題になってメジャーから声がかかったことになっている
某アーティストも実はもう契約が決まっていて
事前レコーディングしたものをあげて既成事実だけ作ったものだと
その会社の関係者から聞かされたりしてがっかりしまして。
今はなかなか本物を見極めるのが難しい時代ですよね。
返信する
Kさん ()
2021-02-01 15:18:33
こんにちは。

そうなんです。
山口百恵って実は記録に残るようなものは
あまり持ってないんですよ。
1位連続記録をアピールし始めたのは松田聖子からで
「●●で1位」を箔付けに使い始めたんですよね。
今や誰も知らない曲が1位を獲る時代になってしまいましたが(笑)
あの頃はたとえ人気の歌手であっても曲がダメなら
売れない。
逆に良ければ売れるという健全な時代だったんですよね。
だからこそ、1位を獲ることの価値、
1枚売れることの価値が今とは全く違ったんだと思います。
返信する

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