団地小説短編集を歩く

団地小説短編集の舞台を歩きながら団地や地域の魅力をお伝えします。

連載小説AKB 120 第102話 おおとし山まつり(令和4年)大歳山遺跡

2022-11-18 07:43:15 | 日記
     
  

明  我々はおおとし山まつりに来ています。おおとし山まつりは11月3日に行われています。すでおおとし山まつりの記事は

   ありますが我々は永遠に五才であるので話の構成上気にしないでください。

     連載小説AKB 62 第55話 AKBおおとし山まつりに行く(大歳山遺跡)(2019.11.20) 

健  おおとし山まつりには大歳山遺跡で行われる古代体験型のおまつりです。大歳山遺跡については

     連載小説AKB 37 第37話大昔の家を調査せよ(大歳山遺跡)(2018.9.7)をご覧ください。

舞子 大歳山遺跡公園は神戸市垂水区西舞子、明石舞子団地の南東約800メートルにあります。

  

明  なんと言う人数だ。垂水区の子供がみんな集まったのか。

健  まさか学校ぐらいだ。

   

明  何の行列だ。我々の事前の情報では古代米のおにぎりが無料で配られる。

健  この行列は古代体験の受付だ。土器埴輪づくり、勾玉づくり、染物体験各300円だ。しかし我々のブログは取材費原則

   タダ、賽銭と図書館のコピー代のみだ。

舞子 おにぎりの無料配布はきっと新型コロナの感染防止のために中止になったのよ。 

   

明  勾玉作りです。神戸埋蔵文化財センターのおじさんが丁寧に教えてくれます。

   

健  土器づくりです。焼かなくても固まる粘土を使います。

   

舞子 染物体験です。ラムネ玉を芯に難く結んで模様を作ります。そして染料に浸してから水洗いします。

  

明  これが昔の家だ。さすが築2000年ともなると傷みが目立つ。

健  そんな訳ないだろう。復元建物だ。この公園の地下には数棟の建物の遺跡が保存されている。

   

舞子 今日は建物の内部が公開中です。36平方メートルの1Kです。たき火で少し暑いです。

   

明  しかしこの立派な擁壁を見ろ。昔の人はこうして要塞のような見晴らしの良い村を作ったんだ。

健  ここは昔は普通の山だったんだ。周りを削って宅地にした。辛うじて遺跡の一部が要塞のように残ったんだ。

  

舞子 おれんじえひめかおれんじおおさかがビルの谷間を航行します。

  

明  10万トン超級のガスタンカーだ。手前をコンテナ貨物が走る。ここでは同時に見ることが出来ます。

   

健  火起こし体験は無料です。下に押す時だけ力を入れます。弾み車の力で勝手に戻ります。出来るだけ早く回して回転の摩擦

   熱で火を起こします。

   

舞子 古代衣装も無料で着ることが出来ます。私も着てみようかしら。

明  舞子はそんなもの着なくとも十分古代人だ。

舞子 そう明日香美人です。

  

明  しかしこの怪しい奴はだれだ。ここは古代遺跡ではなくて宇宙人の秘密基地かもしれない。

健  全国的には殆ど知られていないが、古代からタイムスリップしてきた「ごしきまろ」だ。きっと五色塚古墳あたりに現れた

   んだろう。垂水区の観光大使をしている。

     連載小説AKB 39 第39話 巨大古墳を調査せよ(五色塚古墳)(2018.10.5)をご覧ください。  

   

明  するとこのテントはタイムマシンで古代と行き来してるんだ。


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