団地小説短編集を歩く

団地小説短編集の舞台を歩きながら団地や地域の魅力をお伝えします。

小説キャナルタウン40 七宮神社 春のまつり 五月八日例祭

2019-05-24 05:59:11 | 日記

       七宮神社 春のまつり 五月八日例祭  

  

  七宮神社は国道2号線と市道高松線の分岐点にあります。普段はあまり見だたないお宮ですが、今日は赤と青の鮮やかな幟が

 立ち並びます。

   

  七宮神社の正面はこちらになると思います。今日は七宮神社の春のまつり五月八日例祭です。

       七宮神社由緒記        

  

          七宮神社由緒記

  神社所在地名  兵庫県神戸市兵庫区七宮町二丁目3番21号

  社 格 社 名   元県社七宮神社 (シチノミヤジンジャ)

  御 祭 神   大己貴尊

          相殿に大日霊貴尊 天児屋根尊(北風家の氏神)

  御 神 徳   航海安全、交通安全、商売繁盛、福徳円満、家内安全、縁むすび、無病息災の7大幸福

        由緒沿革

  御創建の時代は、遠く詳かぜはありませんが、平安末期の平家隆盛の頃には、七宮神社に関する記録が残されていますので、

 1000年以上の歴史を持つ古社である事は間違いありません。

  七宮と云う社名は神功皇后が201年に三韓征伐凱旋帰国の途中七番目に巡拝されたからだと言う説と「白藤家記録」に七宮

 神社は延喜式に載する八部郡汝売神が七宮の前身を称され主祭神である大己貴尊は大国主命、大物主命、葦原醜男、八千矛神、

 大国玉神、顧国玉神の七つの御名を称して七宮神社と云われている説などがあります。

  平家一族が尊崇された神社で、平清盛公が兵庫津を整備するのに当り経ヶ島築造の為に会下山の南に塩槌山と云う大きな山が

 あって「この山を削って経が島をつくろう」と云う事になり、応保元年(1161年)二月から愈々昼夜を分かたぬ大工事が始

 められた。だが激しい風が吹き、波が高まって土砂を流し去ってしまい、人夫も清盛たちも疲れきってしまい「いったいどうし

 て島ができぬのであろう」と云う思案顔の清盛のところに家臣の阿波民部重能がやってきて「これは土砂を採石している塩槌山

 の岩影に大己貴命が祀られていて、それを知らずにこの山を崩し海に埋めようとしたので、この神が怒って暴風雨を起こすので

 はないかと云う事で清盛自筆の「南無七大明神」の神号を奉り現在の今の七宮町に、祀られたのが七宮神社だと云われ、そして

 この神に祈願し経ヶ島建設もはかどって島は完成し、それ以降七宮神社は兵庫津北浜の産土神として崇拝される神社となった。

 又寛政11年(1799年)には淡路島五色町出身で西出町に住居を構える豪商高田屋嘉兵衛翁が辰悦丸を含む持ち船三隻の

 模型を奉納し航海安全を祈願、それ以降海上業者は七宮神社を崇拝する様になった。

  しかし戦災により奉納された船は悉く焼失。

  ●天正十年(1583年)1月19日正親天皇より七宮大明神の勅額及び三種の神宝の絵画を下賜される。

  ●慶長7年(1602年)8月片桐旦元、大久保長安が社殿の建立や、太刀金幣、狛犬など寄進。

  ●明治6年(1873年)6月に村社。

  ●明治8年(1877年)5月に県社に昇格。

  ●昭和20年(1945年)神戸大空襲により宝物等全部を焼失。

  ●平成7年(1995年)阪神淡路大震災により御本殿、社務所等、多大な被害を被ったが再建する。

       祭  日

  ■毎月8日 月次祭

  ■5月8・9日 春季大祭   (西出町木遣会  七宮町皐月会)神前奉納

  ■11月23日 新嘗祭

       昔の七宮神社

  

  絵葉書資料館にある神戸大空襲による焼失前の七宮神社です。おそらく御門の後ろに社殿があり、東西に写真に見える二棟の

 建物があるのではないかと思われます。とすれば伊勢神宮の御正殿・東宝殿・西宝殿と同じ(広さの関係で集まっている)形式

 の格式の高い神社であることがわかります。

   
 
  神戸では節分の日に八社を巡拝して厄を払う習慣があります。神功皇后が巡拝された順に番がついたとも伝えられ、天照大神
 
 と素戔嗚尊が剣玉の交換で生まれた三柱の女神と五柱の男神が祀られています。それどれ村の鎮守として信仰されています。

  七宮神社は兵庫津の産土神、つまり鎮守、一般的には氏神様となります。前回の小説キャナルタウン 38 和田神社春まつり

 だんじり令和元年 令和奉祝だんじり巡行(2019.5.17)の和田神社が南浜の総氏神ですので、兵庫津の南北の氏神様になりま

 す。

   

  社殿の前には錨、社殿の中には舵輪が奉納されています。海運業と縁の深い神社であることがわかります。

       神事は11時から始まります。       

   

  まずは手水舎で手を清めます。巫女さんが水をかけて下さいます。ご参拝のお客様は多くはありませんが年に一度の同窓会

 のような雰囲気です。

   

  神主様が社殿に入られて神事が始まります。まずはお払いです。

   

  神殿は奥の階段の上になります。扉が開かれ次々にお供え物が運ばれます。お供え物ではなくて神様のお食事が運ばれてい

 るのかもしれません。  

  

  祝詞が奏上されます。

   

  神楽が奉納され、玉串を奉奠します。

  

  最後に参加者全員で記念写真です。


       獅子舞奉納 七宮町皐月会

  

  笛太鼓に合わせて二頭の獅子が入場します。それぞれ一曲ずつ舞います。

   

   


       木遣奉納 西出町兵庫木遣保存会

  西出町兵庫木遣保存会の皆様による正調兵庫木遣の奉納です。かっては12の浜に木遣が伝わっていましたが今に残るのは

 西出町だけです。

   

  

  


       福引き

   

  どういう仕組みかわかりませんが、皆さん10回以上回して紙袋いっぱいの福を引き当てておられました。


      
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