毒を放出!

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残雪の双六岳 中編

2014-05-09 21:31:00 | お山歩き
悪天候に阻まれテントに篭り4時間近くになろうという頃、外を覗いてみるといつの間にか青空が出だしていた。
一時はどうなることかと思ったが、天気予報どおり天気の崩れは一時的なものだったようだ。
遭難者が出ないかと心配したがこれなら大丈夫だろうと胸をなでおろす。

そして、そこにはこんな景色が!

槍ヶ岳がこんな近いところに!

登っている時は既にガスがかかって見えてなかったし、ぼんさんに言われるまで本当に気付いてなかった。
こりゃ絶景!!
さっきまでの天候がウソのようだ。


防風ブロックを積んだテント越しに見る槍ヶ岳。


山々に囲まれた抜群のロケーション。


テントの出入り口からアックス越しに見る槍のてっぺん。
こんな贅沢なテント泊があろうとは・・・。


夕日に染まる槍ヶ岳。


夕日に染まる穂高連峰。

もう満足だ。
明日登らなくてもいいかも・・・と思わせるほどの景色を堪能してしまった。

そして陽が沈むのを見届けたら寒いしテントの中に入ってもう寝ましょう。
気温は既に氷点下、テント内に干していたパックタオルはバシバシに凍り始め結露も氷状になってました。
しかし何故か寝つきが悪く熟睡できない。
ゴロゴロ寝返り打ちながらそれでも寝て、21時ごろにテントドアから顔を出して外を見てみると

そこにはとんでもなく多くの星が見えた。

「うわーすげー!」
と感嘆するが、寒いので外に出ることもなく早々にドアを閉めてまた寝た(笑)
その後は深夜何時だったか再び風が吹き出す。
かなり激しい。
一定間隔ぐらいに突風が吹きかなり激しくテントが歪む。
夕方の時とは風向きも変わったようだ。
人が入ってなければ間違いなくテントが持っていかれるほどの風だ。
でもそのまま寝た(爆)


そして朝4時半、目覚ましで目が覚める。
ぼんさんも起きだし、少し話してダラダラしようということでゆっくりめの朝に。
私はとりあえずテント外に出て写真を撮る。

天気は申し分のない快晴!
テン場横の斜面を登っていくとそこは弓折岳。
前日悪天候の中で見たときは長く急に見えたが、こんなに近い(笑)
天候(心理的要素も多分に含む)次第で見え方が全然違うというのを実感。

夜も明け切らぬうちから写真撮影。
こんな場所でこんな天気の良い朝を逃すわけにはいかない。

槍ヶ岳のチョイ右に飛行機雲が一直線に伸びる。
実に画になる。


こちらは穂高、その向こうに焼岳、そしてその奥には乗鞍が見える。


そして遂に山の向こうから朝日が昇る!

朝日が昇る前にスープとパン、そしておにぎりで朝食は済ませた。
アタックザックに少しのウェア、水分、行動食を入れ出発だ!

つづく
コメント (2)
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