イノさんシゲさん

井上出と重松彬の往復メール

電力不足(イ)

2006-08-26 01:25:14 | Weblog
「中国全土で電力不足」

私の会社は中国の上海や大連にあるメ-カ-の製品をヨ-ロッパや北米に輸出して居ますが、このところ納期遅れが頻繁に起きて居り困って居ます。 特に大連のメ-カ-の製造の遅れが度々でその原因は電力不足による予告なし停電なのです。

読売新聞によれば現在3,000社の日系企業が大連に進出して居るとの事ですが、その中100社が停電による操業中断の被害を受けて居るそうです。 その停電が日本の様に短いものではなく短くても30分長い場合には2日間と言うのではメ-カ-にとって大変な問題で、仕掛り品の中には中断でスクラップにしなければならない様なケ-スも出て居ます。

予告なし停電に加え事前通告のある「計画停電」もあるのですから大変です。 そしてこの続発する停電の原因は北京の電力不足を補う為に北京から送電を要求される事だと言うのですから、中央政府の意向が働いて居る事間違いありません。 これは一例ですが中国と言う国は地方軽視の傾向が強くこれが又地方の反発や不満を煽る事になるのです。 中央に対する怒りは農民だけではなく更に製造業に従事して居る人達の間にも広がって居るのです。

井上  出    (06/08/24)

参拝問題(イ)

2006-08-26 01:20:32 | Weblog
「靖国神社参拝問題について」

大阪のNOGUCHI HAJIMUさんのメ-ル拝読しました。 謝罪や賠償行為と靖国参拝は次元が違うと言う御主張に私も同意します。 又中国や韓国からの度重なる要求に屈して謝罪を繰り返す日本政府を残念に思います。 戦争は喧嘩と一緒で一方が100%悪い等と言う事はないのです。 それにも拘らず東京裁判では日本側のみが罪を被せられ1,068人の人達が死刑に処せられたのです。 これで関係国に対する謝罪は充分だと私は考えます。

中国共産党とは戦って居ないにも拘らず謝罪や賠償を求められ、揚げ句の果に靖国神社参拝するなら首脳会談に応じない等と横車を押す中国政府の主張を受け入れる必要はありませんし彼等にそんな権利はありません。 NOGUCHIさんの御意見全くその通りだと思います。

韓国に関しては先日も御伝えした様にA級戦犯の中に1名旧姓朴さんと言う当時の外務大臣東郷茂徳氏が存在し、死後靖国神社に祭られて居ます。 朝鮮と日本は心を1つにして戦ったのです。 特攻隊員として亡くなった韓国の青年達も沢山居るのです。

賠償金以上の資産を朝鮮半島に日本は残して来たと言うNOGUCHIさんの御指摘ですが、日本に併合された事で学校、病院、道路、鉄道が作られそれが基礎となって現在の韓国の繁栄がある事を韓国のマスコミも偶には取り上げて欲しいと思いますが唯反日感情を煽り続けるばかりなのです。 これは大変悲しい事だと思います。

中国の尻馬に乗って靖国問題や教科書問題で日本を攻撃するのではなく、それこそ歴史を充分検証し日本が韓国の発展にどれだけ貢献したかを自国民に伝えて欲しいと思います。

「靖国で会おう」と誓い合って死んで行った沢山の日韓の兵士達を靖国神社にお祭りし参拝する事が何故批判されなければならないのでしょうか?

又大阪日台交流協会のN.M.さんのメ-ルには教えられました。 「我々が靖国問題で議論する事は静かに靖国神社に眠る英霊に失礼だ」と言う御意見、全くその通りだと思いました。

大東亜戦争が米国に仕掛けられた戦争だった事は今では広く認められて居り、日本にとっては自衛の為の戦いであり又白人に支配され搾取され続けて居たアジア諸国を開放した事を我々は誇って良いと思います。

新しい日本の首相には胸を張って靖国神社に参拝して貰いたいと心から願って居ます。

井上  出    (06/08/24)

靖国参拝(イ)

2006-08-26 01:14:36 | Weblog
「靖国神社参拝問題」

大場尚文さんはA級戦犯が合祀された靖国参拝は正しくないとして、A級戦犯によって戦場に追いやられ犬死し靖国神社に祭られた人々の親族は殺人犯のA級戦犯の被害者合祀を拒否して居る。 又日本が謝罪し賠償をした国々が参拝に反対して居る以上参拝すべきではないと言う御意見です。

併し首相の参拝に強く反対し首脳会談を拒否する中国は靖国参拝問題が彼等の望む方向で解決しても日中関係の改善には進まないとバンダ-ビルト大学教授であり又その日米研究協力センタ-所長のジェ-ムズアワ-氏は産経新聞のインタビュ-で述べて居ます。

かねてから私が皆さんにお伝えして居る様に中国政府は自国内の解決不能な各種の難題から国民の目をそらす為に日本を叩き靖国問題を利用して居るにすぎないのです。 又靖国問題は戦後長い間中国は全く問題にして居なかったと言う主張も私の意見と重なります。

アワ-氏は更にオ-ストラリア、インドネシア、マレ-シア、タイ、フィリピンそしてシンガポ-ルの代表達に靖国問題について意見を求めたところ、インドネシア代表が「私達には全く問題ではない。 問題にするのは中国だけだ」と答え他の国々の代表者達も異論はなかったと語って居ます。

従って日本が小泉首相の靖国参拝でアジアから孤立したとか信頼を失ったと言う説は事実に反する。 日本はアジアで最も道義性の高い民主主義国家として米国では広く受けとめられて居ると言うのも正しい見方だと思います。

ペンシルベニア大学教授ア-サ-・ウォルドロン氏は「中国の転換期」とか「中国の万里の長城」と言う著書を出して居ますが、その中国通のウォルドロン氏が靖国問題は中国にとって将棋の中の歩の駒に過ぎない。 対日戦略の単なる道具の1つであると喝破して居ます。

中国の目的は日本に対し覇権的な地歩を固める事であり次期首相が靖国参拝を止めれば又新しい問題を必ず突き付けて来る。 尖閣諸島の領有権を放棄しろとか東シナ海でのエネルギ-資源の権利を放棄しろとか、次々と新しい要求を打ち出して来る事は間違いないとウォルドロン氏は日本に忠告を発して居ます。

中国の抗議を受け入れ戦没者追悼の為の神社を建てるとか国立墓地を新しく作るとかと主張する一部の日本人は、靖国問題は日中関係悪化の真の原因ではない事を認識すべきだとウォルドロン氏は語って居ます。 私も全く同感です。

故田中角栄元首相が毛沢東氏を訪問した折日本国が戦争中に侵略や残虐行為をした事への謝罪をしたところ、毛沢東は「日本軍が中国で戦わなければ私は政権を握る事は出来なかった訳で気にする必要はない」とたしなめたと言う話は有名です。 7,000万人の中国人を虐殺した毛沢東にとっては日本軍の残虐行為は「小さい、小さい」と言う事だったのでしょう。 当然の事ながら靖国問題など会談では全く話題にもならなかったのです。

中国は日本に対し常に優位に立ち日本の行動を管理出来る様な一種の支配権を確立する事を目的とし、その目的達成の為の道具の1つとして靖国問題を持出して居るのです。 そしてこれが世界制覇を夢見る中国のアジアに於ける盟主の座奪還の第1歩なのです。

中国に調教されない様日本は主権や独立性そして自由を保つ為に中国の要求を諾々として受け入れる様な事があってはならないとしてウォルドロン氏は警告を発して呉れて居ます。

井上  出    (06/08/24)