イノさんシゲさん

井上出と重松彬の往復メール

中国の反日教育(イ)

2006-08-16 21:39:35 | Weblog

「中国の反日教育について」

昨春に大規模な反日デモが起きた中国の反日運動は今は沈静化して居ますが、中国政府に不満を抱く農民層を中心とした不平分子は全国に存在しその数を増やして居る事から又何かの切っ掛けで反日活動が再燃する可能性は高まって居ます。 中国政府が不平分子の怒りの矛先を日本と言う格好の標的に向けさせる為に利用する可能性があるからです。 併し同時に中国政府は不平分子が中国政府攻撃運動に向う事を危惧し警戒して居ます。

その様な情況下にある中国政府は日本軍の悪のイメ-ジや第二次世界戦争中の日本人の悪行を繰り返しテレビで流し嫌日感情を煽って居るのです。 靖国神社参拝問題も戦後長い間唯の一度も問題にした事がなかったにも拘らず、中曽根政権の途中で急に取り上げ始め現在に至って居るのです。

日本の教科書は正しく戦争の歴史を教えて居ないと言う中国政府のクレ-ムも、中国と違い国定教科書の存在しない日本の現状を知らず日本では国定教科書で軍国主義を復活させる様な教育をして居ると無智な一般中国人に信じさせようと躍起になって居るのです。

そこで中国の国定教科書では果して戦中の歴史をどの様に歪めて教えて居るか、中国歴史八年級上冊と言う人民教育出版社発行の教科書の内容を皆さんに御伝えしようと思います。 中国の国定教科書は唯一の教科書で全ての子供達がこの教科書で学んで居り、日本の様に数ある教科書の中から選択する等と言う事は出来ません。

「日清戦争」について今日は中国の教科書にある記述の中で問題のある箇処を書き出し御伝えします。

先づこの戦争が世界制覇と言う夢想を実現すべく起した戦争であると断じた上で、日本艦隊が何も前触れもなく中国北洋艦隊を一方的に襲撃したとして、五時間余りの激戦の後日本艦隊は戦場を離脱したのでそれを北洋艦隊は暫く追撃した後引き返したと記述して居ます。(中国は完敗したのですがこんな説明をして居ます。) 

前述の黄海の海戦の後日本軍は旅順を占領し狂ったように現地住民を虐殺し犠牲者は2万人近くになった。 日本軍は罪を隠す為に被害者の死体を集めて焼却し遺灰を棺桶に入れ埋葬し木牌に「清国戦死将兵の墓」と書いて世界の世論を欺こうとした。(相手側の死者を葬ると言う日本軍の人道的行為を認めて居ないのです。)

そして「旅順住民を虐殺した日本軍」と言う表題を付け20名程の日本兵が全員サ-ベルを抜いて遺体の周囲に立って居る写真を掲載して居るのです。(この写真は明らかに合成写真です。)

以上が日清戦争関連の記述です。 次は九・一八事変の前後について御伝えします。

井上  出    (06/08/14)

再び細川さんへ(イ)

2006-08-16 21:35:08 | Weblog
「細川さん宛ての返事です」

金曜日はお盆休暇そして月曜14日は全社休業と言う事で、遅くなりましたが細川裕文さんからの御便り今朝拝読し返信認めて居るところです。

(1) 天理教について
細川さん天理教の事も良く御存知の様ですが私は東京外語の入試に落ち、当時国立2次試験校だった為その後受験出来るところはないかと探して居たところ天理大学外国語学部と言うのが未だ受験出来ると判明しその英米語科を受験し入学しました。 その入学試験を受ける為に宿泊したのが詰め所と呼ばれる宿泊施設で、父の長兄が十勝の芽室で祖父の建てた天理教教会を継いで居た事から北海道の詰め所に宿泊しました。

大部屋でそれこそ雑魚寝でしたが宿泊者が少なかったので小さめの部屋に1人で泊る事が出来ました。 旅の疲れもあって深く眠って居たところ早朝に太鼓の音で飛び起きた事を想い出します。 英米語科は1学年30人弱でそれは素晴しい授業が受けられましたが何と言っても都会から来た者には淋しく又刺激が無く、又私の一生に禍根をもたらす様なある事件が起きたりして結局7ヶ月で退学しました。 その後再度大学入試に挑み最終的に立教の経済学部経営学科に入学した次第です。 そんな事で天理での7ヶ月の生活は一冊の本には収まり切れない位の変化に満ちた物でした。

天理市の中心に大きな礼拝堂があるのですが高台にあるので学生達は夏はそこに涼みに行くのですが、強制される訳でもないのにその中皆手を合わせ礼拝をする様になって居ました。 人間は置かれた環境によって大きく影響される事をその折知りました。 併し結局は入信しませんでした。 青春の一時期を過した天理を今又懐かしく想い出しました。

(2) 占い・テレパシ-(霊感)そして霊の存在について
潮の干満と人間の誕生や死亡との関係は一般人の知るところではありますが、私には霊感と言うものが存在する様に思われてならないのですが細川さんは霊の存在は認めて居られるのかどうか御聞きしたいと思います。 私自身の実体験ですが大変親しくして居たフィリピンの友人がバリ島で飛行機事故で死亡しましたが、どう考えても既に機上の人であった彼から電話を貰ったのです。 「今香港だがこれからバリに向うところだ」と言う短いものでしたがその彼が私に禁煙を約束して置いて行った銀のライタ-が遺品となりました。

(3) ゴ-マニズム・戦争論2について
日本にキリスト教を布教する事が大変難しいと説いて居ると言うのですが、お隣の韓国は中国やインドとは異なりむしろ日本に近い様に思うのですが如何でしょうか? 韓国にも沢山の宗教団体が存在しその多くは昔から存在して居ます。 昔日本にも居た所謂「拝み屋」が今でも田舎には沢山居ますし霊媒も相変らず盛んです。 そんな中人口の25%にも達するキリスト教信者が存在する事にはそれなりの理由があるのではないかと思うのです。 それを知る事によって日本に於けるキリスト教の布教活動に大きな転機が訪れる様に思います。

(4) バルチックカレ-
新宿三丁目の店に行って来ました。 御飯を真中にして両側に2種類のカレ-を盛って呉れる物を注文しました。 炭火牛肉カレ-と豚の角煮カレ-を選びました。 私にとってはかなり辛かったのですが同行した者には「この程度の辛さは普通」と言う事でしたが、やはり細川さんのお奨めだけあって仲々の味でした。 特に炭火牛肉カレ-が美味しかったのですが他の味も次回はトライして見ようと思って居ます。 価格は1人前700円でした。 友人を誘って近日中に又のぞいてみるつもりです。

井上  出    (06/08/14)

平和ボケ(イ)

2006-08-16 21:26:58 | Weblog
「平和ボケの報道ぶり」

昨日月曜は弊社全休とし今日からはお盆の期間中交代で休暇を取る事にしました。 従って今日が今週のFIRST WORKING DAYと言う事になります。 零細企業の親父には休日無しと言うのは別に驚く事ではありませんが恐らく皆仕事が好きなのでしょう。 あるいはワ-クホリックと言う事かもしれませんが誰の為でもない自分自身の為に働いて居ると言うところがエネルギ-の源であろうと思います。 若し誰かに強制されて働かなければならない様な状況下で現在の様な労働密度と時間を過したならば恐らく過労死して居る事でしょう。

植木等のス-ダラ節ではありませんが「サラリ-マンは気楽な稼業と来たもんだ」と言う生き方も出来る訳ですが、苦労し休みも取らずに頑張れると言うのは誰にも強制される事のない言わば自由人的な環境に魅力があるからであろうと思います。

ブル-ベリ-は真似いなく眼に良いばかりではなく健康に良いのですが日本でドンブリ一杯も毎日食べたら破産して終います。 日本のス-パ-にも最近は並ぶ様になりましたが安いところでも小さなプラスチックパック入350円前後、従ってドンブリ一杯となると1,000円以上になります。

イスラエルとヒズボラそしてアフガニスタンとイラク情勢のレポ-トは日本でもカナダ同様毎日のニュ-スの中心です。 併し御指摘の様に女性を戦場に送り込むと言う事は日本のメディアはやりません。 考えて見れば男女同権の世の中なのですからレポ-タ-が男である必要はないのですが未だ日本人は男と女の仕事の色分けが行われて居る様に思います。 TVの司会者の仕事も殆んどが男の司会者がメインで女性はアシスタントと言う位置になって居ます。 民間放送のみならずNHKも相変らず男性優先の情況は変って居ません。

平和ボケと言う事が最近良く言われますが確かに60年以上も戦争と縁の無かった日本は戦争の悲惨さや恐ろしさを知らない人達の国になって居ます。 広島や長崎の原爆投下による大量死、東京をはじめ大都市に於ける絨毯爆撃による死者の数が東京だけでも10万人と言う米軍の非人道的な行為までも忘れられようとして居ますが、一般市民を対象とした爆撃は真珠湾攻撃とは全く次元の違う話であって、我々日本人は米国を絶対に許す事は出来ません。

御指摘の様にNHKまでも米国大リ-グでプレ-して居る日本人選手のヒット数を毎日報道して居る姿は平和ボケを通り過ぎて阿呆臭くなります。

井上  出 (06/08/14)