イノさんシゲさん

井上出と重松彬の往復メール

柳谷随筆(ヤ)

2008-05-31 01:47:50 | Weblog
皆様にはお元気でいらっしゃいますか。カナダは暖かい日もあれば
今日など多少寒いというよりほかない気候です。早く安定した初夏を
迎えたいものですが、植物にとってはきびしいものです。

さて、五月はじめ、婆黄門はフランスの旅より無事戻りました。
今日は南フランスのニースでのお話です。

ニースは地中海に面していて、北フランスに比べると信じられない暖かさ
明るさでありました。農業国フランスのことですから、野菜が豊富なのは
もちろんですが、ニースの旧市街のフリーマーケットのトマトのおいしかった
こと。わが生涯であんなおいしいトマトを食べたのは初めてでした。

それが少し変わった形をしていて花のようでした。添付写真のフリマの一番
手前の少し青いトマトですが、私がいただいたのはもっと赤いものでした。

あまりのおいしさに、私、種のぬめりを取ってティッシュに包み、ここからが
公然の秘密にしていただきたいのですが、カナダに密輸してしまったのでした。

帰国の後、ティッシュに包まれた種を大事に水洗いの後、小さなコップの
茶漉しの中に入れておいたのです。捨てられないようにと・・・・。予感があった
のですね。

そして、やはりといおうか、清潔好き?な息子によって、私の知らない間に
捨てられていました。私がたけり狂ったのはいうまでもありません。

Chiekoがあきらめない人なのは多くの方がご存知でしょうが、そうなのです。
コンポスト用に集めた生ごみを水に浸して、三十粒はあったはずのフランス
生まれのトマトの種を捜すわ捜すわ・・・・。汚い野菜くずを老眼鏡とピンセット
で、より分けより分け、目が痛くなるほどでしたが、この執念、これがChieko
真骨頂なのですね。われながら怖いほどですが、これが見つかったのです。
十五粒。

外の温度ではとても発芽は難しいので、暖かい窓際の植木鉢に撒き、朝に夕に
スプレーで水を吹き、夜は暖かくガラスを載せて保温。

出ました。みんなで五本。さて、カナダにフランス生まれのトマトの種、実を結ぶ
でしょうか。それはこれからのカナダの気候が大きく影響すると思いますが
なんとか、育て上げたいものです。うまくいきましたらまたお知らせいたしましょう。



寒いといいながら裏のガディボに伝わせたクレマチスが咲き始めました。これは
カナダ生まれのカナダ育ち、やさしい雰囲気をご覧くださいませ。

では夏にお越しになられるお客様に、フランス生まれのカナダ育ちのトマトを
ご試食していただけることを、信じてもいない神に祈っておきましょう。

柳谷Chieko拝

公務員(イ)

2008-05-31 00:46:02 | Weblog
平成20年5月30日

【公務員のキャリア制度の廃止を急げ!!】

22才で上級職に受かった者は幹部コ-スをひた走る制度が人材の多様化を損ない、官民の人材交流をも妨げて居る事は今迄も沢山の有識者によって取り上げられて来ましたがこのピラミッド型人事制度を崩す事が出来ず現在に至って居ます。

官僚の天下りに対する問題はマスメディアも含め度々指摘されて来て居ますが減る様子は全くありません。 そして天下り先に対する助成金や補助金は2006年度だけでも12兆6,000億円が支出されて居ます。

日銀を筆頭に現在約4,500の天下り先があり2006年度には28,000人が天下って居るのです。 自民党が官僚のいいなりになって官僚政治をして来た為にこんな事が恒常的に何十年もの間続いて来て居るのです。

政府は「国家公務員制度改革基本法」をまとめ今国会に法案を提出しましたが、官僚の抵抗はすさまじく結局は天下り禁止1条項は削除されました。

毎日新聞が4月4日の朝刊に「官僚が高笑いするだけか?」と書いて居ますがそんな事になって終いました。 民主党も基本法案に「天下り禁止」は盛り込まない事を容認しましたが自民党に限らず官僚に弱い「デモ・シカ」レベルの世襲代議士達の力はこんな物なのでしょう。 情けない話です。

井上  出

コカコーラ(イ)

2008-05-29 23:44:36 | Weblog
平成20年5月28日

【コカコ-ラと言う凄い奴】

進駐軍と一緒に日本に入って来たコカコ-ラは日本市場でのマ-ケッティングに失敗し一度は撤退したのですが再上陸し遂には清涼飲料水市場を独占する位広く日本市場で受け入れられましたが最近はコーラ離れが進み又サントリーがペプシコーラの代理権を取得し市場拡大に大量の資金を投入した事もありちょっと元気がありませんが最近は又ノ-カロリ-を掲げて巻き返しを図って居ます。

日本市場はそんな状況ですが発展途上国や中進国では相変らず人気NO.1で市場は拡大して居ます。 通常のストレ-トの飲み方に加えビ-ルを割ったり料理に使ったりと用途は広がって居ます。

香港では風邪を引くとホットコ-ラ(熱可楽)が特効薬として広く飲まれて居ます。 特に風邪の引き始めに大変効くと言われて居るのです。

その薬用飲料ホットコ-ラは鍋でコーラを先ず沸騰させた上でレモンの輪切りを5~6枚浮かべて完成と言うものですがこれにショウガの搾り汁を加えると更なる効果が得られると言うのです。

家庭だけでなく香港式喫茶店でもホットコ-ラはメニュ-にあり冬になると良く売れるとの事です。 是非皆さんも風邪を引いたなと思ったら試してみて下さい。

井上  出 

資源確保(イ)

2008-05-28 20:52:36 | Weblog
平成20年5月28日 

【アフリカの天然資源確保にODA(途上国援助)資金を流用する事の可否】

インドがカナダのオイルサンド開発に動き出したと言うレポートがありました。 日本もこのオイル高の状況下にカナダからの石油の輸入を国として検討する時だと思います。 今日本政府はアフリカの天然資源の確保を目指しODA(途上国援助)で現地で活動中の日本企業を支援すべく動いて居ます。

日本企業がニッケル・コバルト・ボ-キサイト他が豊富にあると言われるアフリカで鉱山開発に乗り出すに際しインフラをODA資金で整備しようと言う事の様です。

併しODAは私企業の利益獲得を手助けする為の資金ではなくあくまでも発展途上国の経済発展やその国の人々の生活向上に結び付く様な事業への投資であるべきでこの様な最近のODAの使われ方には問題があります。

カナダのオイルサンドはカナダの国の所有する資源である事から日本も国としてその採掘とオイルサンドから石油を抽出する事業に投資をし石油供給源を確保する必要があると思うのですが今のところ日本政府は動く様子がありません。

石油に代わる代替エネルギ-の開発には時間が掛りますから我々の眼の玉の黒い間に食糧に加え水や石油が世界的に不足しその取り合いになると思われますから友好国カナダと急ぎオイルサンド開発の為の協定を結ぶ必要があると思います。

一説によればカナダのオイルサンドの埋蔵量はサウジアラビア以上と言われて居ますから日本政府も一日も早くカナダとの話し合いを進め石油供給源の確保をする事が求められて居ます。

井上  出

お粗末コラム(イ)

2008-05-28 14:16:03 | Weblog


平成20年5月27日

【日経MJ(日経流通新聞)のお粗末】

日経MJ5月23日(金曜)付最終ペ-ジに桂ざこばなる落語家のコラムがありましたがその内容のお粗末な事そして反社会的な発言にはこの男の常識と教養の無さを痛感しました。 流通業界の人が愛読する日経MJに今後はこんなレベルの低い男にコラムなど持たせて欲しくないと思いその内容をご紹介する事にしました。

この男が先日スピード違反で捕まったのですがその際の警察の対応が悪かったとして罰金支払いを拒否したと言うのです。 そして3ヶ月後に出頭命令が来た際その出頭命令の発行が遅かったと警察に抗議した上裁判に持ち込むか罰金15,000円を払った方が良いかと担当官に聞いたと言うのです。 そして結局は罰金を払ったとの事ですがその後の文句が常識はずれなのです。

この男は前述のコラムで速度違反や車のシ-トベルト着用違反そして煙草のポイ捨ても駐車違反も全て納得出来ない。商売なら資本金が必要なのに法律や条令を作って元手なしで罰金を取ると言うのはおかしくないか。 天下の往来に線引いて金取るなど許せないと言うのです。

もうこんな常識はずれの人間にコラムなど書かせない様にして貰いたいと思います。 芸人なんてこんな程度の連中の集団なのでしょうか?

井上  出

インドの進出(イ)

2008-05-28 02:01:14 | Weblog
平成20年5月27日

インド企業がカナダのオイルサンドに進出する動きがあるとの事ですが我々の知って居るインドと現在の日の出の勢いのインドとの違いを改めて認識させられました。 鉄鋼業最大手もインド企業で次々と世界の鉄鋼メーカーを買収し巨大化し続けて居ますしIT分野でも日本を追越すのは時間の問題と言われて居ます。 そのインドが今度はオイル業に進出と言うのですからこの分野でも日本はインドに抜かれる事になりそうです。

オイルサンドはカナダが国として所有権を持つ資源となればその中カナダ政府は税金零、医療費・教育費無料のブルネイの様な国になるのではないかと考えるとカナダドルは引続き買いだと思います。

確かにオイルサンドの埋蔵量は現在のところサウディアラビアに次ぐ世界第二位となって居ますが一説によればサウディアラビア以上の埋蔵量があるとの事なので米国ドル対カナダドルのレ-トは昔の様にUS$1.30/CAN$1.00に近い将来戻ると私は考えて居ます。

当然の事ながらカナダには不動産ブ-ムが又来る事から不動産も買いだと思いますが先立つ物がありませんから私は指を咥えて見て居るしかないのが残念です。

井上  出

若年投票(イ)

2008-05-27 02:40:26 | Weblog
平成20年5月26日 

【投票年齢を18歳にする事の可否】

賛否両論あって私自身も迷うところですが皆さんはどの様なご意見をお持ちか御聞かせ下さい。

1896年制定した民法4条には「年齢20才をもって成年とする」とありますからこの法律を改めない限り投票年齢を18歳にする事は出来ないのですが最近の若者の行動を見聞きしたり又未成年者による犯罪の急増振りを見ると18歳をもって成年とする時期が来て居るように思います。

暴力団はその下部組織に未成年を囲い込んで居り犯罪を犯しても未成年と言う事で刑が軽い事を悪用して居るケ-スが多発して居る事や18歳以上を既に成人扱いして居る社会の現状を見ると成人年齢を18歳にする時期が来て居るのかもしれません。

近頃の若者は肉体的には18歳は立派な大人である事は間違いありませんが精神年齢は驚く程低いと言うアンバランスをどの様にして矯正すべきかと言う点が問題の様に思われます。 唯単に成人年齢を下げるだけでは問題を残す事になると思います。

世界を見渡すと18歳から参政権を与える国は欧米を含め先進国では圧倒的に多い事でもあれば日本もボチボチと言う事かもしれません。

オーストリア国民議会は最近選挙権を従来の18歳から16歳に引き下げる法案を圧倒的多数で可決しました。 これは欧州連合(EU)加盟国で初めてではありますが他の国も追随する可能性があると言われて居ます。

ブラジルやキューバでは既に16歳から参政権があり今核兵器開発問題で世界の注目を浴びているイランでは15歳と言うのですから日本も18歳にする事が世界の流れに添う事かもしれません。

井上  出

贅沢日本(イ)

2008-05-27 02:32:01 | Weblog
平成20年5月23日

【日本人は何処迄贅沢すれば済むのだろうか?】

最近の新聞記事から日本人の贅沢振りを拾って見ました。

(1) 夕張メロンの初競り

5月13日朝札幌中央卸売市場で開かれた夕張メロンの初競りで二玉入りの夕張メロン1箱が何と250万円で落札されたと言うのです。 落札したのは卸売市場近くの土産物店の運営業者と言うのですが一玉125万円のメロンをどうするつもりなのでしょうか?

市場近くの青果店の店主は「5~6年前は精々20万円台だったのに信じられない高値に驚いて居る」と語って居たとの事でした。

(2) 英国「ヘンリ-プ-ル」社の背広

背広の語源と言われて居るロンドンの老舗テ-ラ-「ヘンリ-プ-ル」は創業1806年でその店のある街が「サビルロウ」と呼ばれて居り、その街で最も古くから店を構えて居るこの店で作ったス-ツが日本でその町の名前を取って背広と呼ばれる様になったとの事です。

このヘンリ-プ-ル社の社長が今年の3月から4月に掛けて東京・大阪等4ヶ所で展覧会を開催し皇太子時代の昭和天皇、外交官の白州次郎氏らの注文を記した台帳を展示したとの事です。

このヘンリ-プ-ル社は定期的に英国の職人を日本に派遣してホテルなどで本国同様のス-ツを受注して居るそうですが価格は最低60万円/着で上限知らずとの事ですが毎回20人以上が注文するそうです。 高が背広されど背広と言うお話でした。

(3) ホテル西洋銀座の豪華ディナ-

5月20日にホテル西洋銀座で1人当りの料金が31万5千円のディナ-パ-ティ-が開かれました。 定員40名で予約を取ったところ全て早々と売り切れたと言うのですからお金持は居るものですが、参加者に30才代の人が多かったと聞くと恐らくIT関連企業のオ-ナ-達ではないかと思われます。

(4) 高級時計が売れる日本

4月上旬スイスで高級時計の見本市「バ-ゼルワ-ルド2008」と「国際高級時計見本市」(SIHH)が相次いで開催されました。

カルテェの「サントス・トリプル100」は限定20本で1本が3,700万円との事ですがパテック・フィリップ、エルメス、ゼニス他我々一般人には信じられない高価な時計が日本にも入って来て居り世界の高級時計メ-カ-にとっては日本は魅力ある市場だと言うのですから日本にはお金持が居るものです。

(5) 世界最高級の羊毛

日本は毎年オーストラリアから最高級の羊毛を輸入して居ますが4月16日に東京でオ-ストラリアとニュ-ジ-ランドの優れた羊毛生産者を対象にした「世界最高級の羊毛」を讃える催しが開かれたと言うのですが2007年産の羊毛の中でその細さで選ばれたのはオ-ストラリアのブリ-ダ-夫妻2組だったとの事です。

羊毛は細ければ細い程軽量で暖かい生地が出来るとの事で今回の受賞者の羊毛は11.7マイクロメ-トル(1マイクロメ-トルは千分の1ミリ)を記録したとの事です。 そしてこの羊毛を使って仕立てたス-ツは1着260万円(含仕立代)で受賞した羊毛1ベ-ル(約100キロ)で50着取れるとの事ですから合計すると1億3千万円にもなる訳でこれ又驚きでした。 1着260万円の背広を仕立てる人はどんな人達か興味がありますね。

井上  出

古き良き日本(イ)

2008-05-27 02:05:25 | Weblog
平成20年5月26日  

【アインシュタインの見た日本を取り戻そう!!】

1922年(大正11年)11月17日にアインシュタインは日本郵船(NYK LINE)の北野丸でフランスのマルセイユから一ヶ月の船旅を終え神戸港に到着しました。 

日本へアインシュタインを招待したのは改造社の山本実彦社長だったとの事ですが訪日前にラフカディオ・ハ-ンの著作を読み日本への憧れと期待を抱いて居たアインシュタインは期待に違わない素晴しい日本に魅了され来日中に親友に出した手紙に日本人の事を次の様に書いて居ます。

優しくて上品な人々と芸術、そしてその思い遣りの心を持つ神秘的な人達の住む国日本」

「嫌味なく又疑い深くもなく、他人を真剣に高く評価する態度が日本人の特色である。 彼等以外にこれ程純粋な人間の心を持った国民は何処にも居ない」

「日本人は自らの感情や憎悪をあらわにしないでどんな状況下でも落ち着いてことをそのまま保とうとする伝統がある。」「性格上お互いに合わない様な人達同志でも1つ屋根の下に住んで厄介な軋轢や争いにならないで同居する事が出来る」

「“和をもって尊し”とする世界があり、そして人々は自然とも和して生きて居る」

「日本では自然と人間は一体化して居り、この国に由来する全ての物は愛らしく朗らかであり自然を通じて与えられた物と密接に結び付いて居る」

「礼儀正しくその笑顔は絵の様に美しい。 お辞儀・座って居る姿には唯驚くばかりだ」

アインシュタインは来日中に慶応大学をはじめ東京大学他で講演を行いましたがその会場は何処も超満員で講演中は唯の一人も席を立たず通訳の原氏の名訳もあって聴衆を魅了したと言われて居ます。

アインシュタインに賞賛された日本人を取り戻そうではありませんか!!

井上  出

産科医(イ)

2008-05-27 01:51:06 | Weblog
平成20年5月26日

【産科医不足を加速させる医療訴訟の急増】

戦前には医師を告訴する等と言う事は先ず考えられなかったのですが訴訟社会米国の影響もあり最近は医療訴訟が急増して居り、これが産科医志望者減少につながって居るのです。

米国の産科医は訴訟に備えて保険に皆加入して居ますが私の友人の医師によれば年間の保険料(掛け金)が8万ドル(約800万円)との事でした。 

充分に保険でカバ-出来る様にして置かないと怖くて患者に触れる事が出来ないと言うのが米国の産科医の現状なのです。

日本も産科医は帝王切開等を行う外科であるばかりか通常の分娩でも予期しない事態が発生し死亡したりハンディキャップの嬰児が生まれる事が多い為出産に際しては産科医は緊張の連続だと言うのです。

お産は夜が多いのですが夜間の分娩を避ける為最近は陣痛誘発剤が多用される様になり又安全の為に帝王切開による出産も増えて来て居るのです。 

通常の分娩よりも帝王切開の方が安全性が高いからなのです。

本来出産と言うのは病気ではなく動物の自然の営みですから帝王切開は必要ないのですが通常分娩で何か問題が発生しては困ると言う事から帝王切開が今後も益々増えて行く事でしょうがこれは色々な問題を孕んで居ます。

井上  出

健康など(イ)

2008-05-27 01:30:46 | Weblog
平成20年5月26日

エドワ-ド・ケネディが悪性の脳腫瘍との事ですが私の亡妻と一緒で回復は難しいと思います。 ケネディ家にはハンディキャップの娘さんも居られたと記憶しますがこの事からも経済的にも、健康面でも又家族関係に於いても全て満足と言う人は殆んど居ない様に思います。

何と言っても健康が一番で元気で美味しい物を美味しいと感じ食べる事の出来る幸福に代る物はないと私は思います。 今世界の先進国ではDIETブ-ムですが私は身体の要求する物を食べる事が健康には一番大事だと信じて居ます。 但し食べ過ぎには注意して居ます。

Zさんのご両親が癌で亡くなられたとの事ですが癌は必ずしも遺伝する物ではなく全ての人が癌細胞を持って居りそれが何かの切っ掛けで(ストレスが最大の要因)増殖する訳で何よりも明るく笑いのある毎日を過す事で癌の発生を防ぐ事が出来ると言うのが最近の学説の様ですからZさんは大丈夫です。

奥様のお母様が94才で尚テニスを楽しんで居られるとの事ですが周囲にも90才を過ぎても御元気な方が大勢居られます。 先日も例の文京人懇談会の総会があったのですが前文京区長の煙山氏に加え前々区長の遠藤氏も出席されました。 腰は少し曲りましたが90才を超えた今も御元気で会話にも不自由なく乾杯の音頭を取る位御達者でした。

私は特定の宗教の信者ではありませんが朝晩お線香を仏壇に上げ手を合わせますし又友人の押見宮司の湯島天神にも時々お参りします。 前にもお話したと思いますが私は天空に大神様が居られてその下に色々な神様が存在して居ると考えるのです。 従ってどの宗教を信仰しても最終的には大神様に到達する事が出来ると信じ曲り道をせずにむしろ直接大神様(御天道様)に祈りが届く様朝晩祈って居るのです。

「苦しい時の神頼み」と言いますが今迄も問題が発生すると大神様に祈りその御利益で何とか生きて来れたと思って居ます。

井上  出

オイルサンド(シ)

2008-05-25 12:33:49 | Weblog
「オイルサンドに進出するインド」

「ガソリンの値段が高くなるのは、中国とインドの石油の需要が増えているからだといわれるが、そのインドが今度はアルバータのオイルサンドに進出して、既存企業の資産とプロジェクトをテークオーバーしようとしているそうだ。 インドだけではない、オランダ、中国、韓国、ノルウェーもオイルサンドに食指を動かしている。 カナダ人が神経をとがらすことはないのかな」

「確かにアルバータのオイルサンドはサウディアラビアに次ぐ世界第二の石油の埋蔵量だといわれている。 そしてその生産は向こう300年は大丈夫だというのだから、世界の垂涎の的だ。 それにオイルサンドは私企業の所有するものではなく、国の所有する資源だから、民間企業や海外の国際石油資本が進出してきて生産を進めても、そのロイヤルティや税金は国や州が確保できる。 それに何より探査のリスクがいらないのだから、企業としても魅力が大きい。 それに、ナイジェリア、ベネズエラ、その他アフリカや中東地域の産油国と違って、政治的に安定している。 加えて、オイルサンドの最大の課題だった開発技術も近年進歩が著しい。 また「汚いオイル」としてその生産に大きな問題があった環境上の宿題もこのところ解決に明るい見通しが出てきている」

「たとえ海外資本が進出してきても、カナダとしては、企業と共存共栄の足並みを揃えることができるから、政治家はあまり心配していないようだ。 それに企業側も、地域社会のためになるような良きコーポレートシティズンとしての責任感と意識が高まっている。 政府も必要に応じて課税政策を運用して、カナダ経済のプラスになるようにはかるだろうから、海外資本のオイルサンド進出はおおむね歓迎されるのではないかと思う」

「中国はさきにニッケル生産の大手カナダ企業を買収して、カナダ人の目を剥かせたが、あの場合、カナダで生産された金属を中国に安く持ち帰って中国製品の加工に活用する狙いがあった。 今度のインドの国営企業のアルバータ進出は、石油資源の確保という目的はあっても、中国の国営企業のカナダ企業テークオーバーとは少し趣きが違うようだ。 カナダはエネルギー生産ではスーパーパワーだが、新興の中進国がこうしてグローバル経済の地図を次々に塗り替えていくことに歴史の急テンポなドラムの響きが聞こえるようだ」

(2008/05/24)


  


中国の圧政(イ)

2008-05-24 00:01:08 | Weblog
平成20年5月23日

【チベット問題と少数民族の立場そして中国共産党の横暴】

4月16日のブログで“中国政府首脳はダライ・ラマ14世と直ちに対話を!!”と訴え更に4月18日のブログで“チベット騒乱の原因”と言うテ-マで漢民族がラサでチベット人達の生活を乱し搾取して居る現状をお伝えしましたが今日はチベットのカム地方ニヤロン(中国四川省)生れのペマ・ギャルポ氏(54才)を囲む会で知った中国政府のチベット人弾圧の事実と中国共産党の圧制の事実をお伝えしたいと思います。

ギャルポ氏はチベットを逃れ来日し亜細亜大学で法学をそして上智大学大学院でも法律を学ばれた後ダライ・ラマ法王日本駐在連絡官・同日本代表部事務所初代代表を務め法王の信任厚く今回のチベット問題では実兄が中国との話し合いの代表を務めて居られます。

4人兄弟ですが2人の弟さんは中国人により殺害されたとの事でそんな悲しい過去も話して頂きました。 

今でも中国では政治犯に対する拷問は行われて居り特にチベット民族に対しては信じられない様なそれこそナチによるホロコ-ストに於ける虐待と匹敵する様な行為が日常的に行われて居ると知り戦慄を覚えました。

我々日本人はチベット問題は中国の小さな地域の出来事として捕えて居ますが漢民族が支配する前は中国全土の1/4の領地を占める漢民族に次ぐ大きな民族だったと言う事を今回ギャルポ氏からお聞きし不勉強を恥じました。

中国は56の民族の集合体でその最大の民族である漢民族が全土を支配して居ます。

しからば漢民族の領土は全土の何%かと言えば37%に過ぎないのです。 

少数民族と言われる55の民族が何と中国の63%の土地に住んで居るのです。

チベット民族のみならずウィグル地区でも中国政府に対する抵抗運動は続いて居り沢山の活動家が逮捕され拷問を受けて居る現状を知るにつけ世界の世論を集結しこの様な中国共産党の人権侵害を改めさせなければならないと強く感じました。

「北京五輪に巨費を投じるより人権状況を改善して欲しい」と言う署名活動をした人権活動家は「国家政権転覆扇動」の罪で逮捕された後拘置所でベッドに手足を縛りつけられたまま食事や排泄を強いられたと言う事件がありこの活動家は「五輪の囚人」と呼ばれて居る事は4月28日の朝日新聞朝刊で報じられた通りです。

又人権活動家を支援する弁護士が公安によって拉致され3日間も監禁された事件もありました。 

別の支援弁護士は逮捕されて居る活動家の面会に行く途中で暴漢に襲われ重傷を負ったにも拘らず警察は一切動いて呉れなかったと言うケ-スも報じられて居ます。

共産党独裁政権の弾圧を恐れずに人権や民主・法治・言論や宗教の自由等を訴えて居る活動家達には全て尾行が付けられ24時間その行動は監視されて居るのです。

朝日新聞の北京駐在記者は中国の現状を次の様に伝えて来て居ます。 

「権力は党に集中する。 その幹部に不正がはびこる。 メディアは沈黙する。 大衆が不満を募らせても党批判は断罪されかねない。 罪に問われた被告を守ろうとすれば弁護士にも身の危険が迫る。 これが中国の現実だ。」

この記事は当然の事ながら中国の公安の知るところとなって居り間違いなく記者には尾行が付いた事でしょう。 

中国での取材は命懸けと言う事で朝日新聞にこんな骨のある記者が居る事を日本人として誇りに思います。

井上  出

外国人看護師(イ)

2008-05-22 02:19:19 | Weblog
平成20年5月21日

【看護師・介護士不足解消に外国人に対する規制を緩和しよう!!】 

インドネシアから看護師400人、介護士600人を受け入れる事になりましたが看護師団体や厚労省が抵抗した為実施が大巾に遅れました。

看護師不足は現在のところ約3万7千人と言う厚労省の推計ですがその為に看護師に厳しい労働を強いて居る事を考えれば外国からの看護師の受け入れに抵抗する看護師団体の動きは私には理解出来ません。

介護職員の不足は更に深刻で2014年までに40万人から60万人の介護士が必要になると言われて居ます。低い賃金と苛酷な労働条件に離職者が相次ぎどうしても外国から介護士を受け入れなければ大変な事態を招く事になります。

高齢化が加速して居り看護師や介護士不足はこれから益々深刻になる事から至急に国として外国からの看護師や介護士の受け入れ条件緩和を検討する必要があります。

人材不足は日本だけの問題ではなくシンガポール・マレ-シア・香港・台湾そして韓国と言う所謂中進国もインドネシア・ベトナムそしてフィリピンから多くの人材を受け入れ始めて居る事から日本としても語学教育・職業訓練・傷害や医療保証も含め国として本腰を入れて取り組まなければ来日希望者を確保出来なくなる畏れがあるのです。

井上  出

NYの良い話(イ)

2008-05-22 02:12:41 | Weblog
平成20年5月21日

【坂本龍一のニュ-ヨ-クで体験した良い話】

2003年8月北アメリカが大停電になった時の事を記憶して居られる方も多いと思いますが後日談として出生率が急上昇したと言う話がありましたが発展途上国の出生率の高い事が理解できた様な気がします。 暗闇の中では他にやる事が無いと言う事なのでしょう。

その大停電の折坂本龍一氏はニュ-ヨ-クに滞在中でTVもラジオも役立たずだった為道に出て見たところ近所の人が大勢家から出て来て居り情報交換をして居たと言うのです。

そして暫くしたら周囲のバ-やレストランが冷蔵庫の中の物を持ち出して来て通行人に配り出しそれを食べたりビ-ルやワインを飲んで自然にお祭りが始まったとの事。 ロウソクの灯りの下で皆が逆に停電を楽しんだと言うのですから日本人とは違いますね。 冷蔵庫の中の物を腐らせるよりも皆で食べようと言う事らしいのですが、こんなところに米国人気質を垣間見た気がします。

もう1つの良い話と言うのはテロによってビルが崩壊した911事件の際の話で事故直後にダウンタウンの大きな病院の周囲に行列が出来て居たと言うのです。 事故直後に何百人もの人が献血のために並んで居たとの事。 これも実に素晴しい話ですね。

私自身の体験ですがハンディキャップの人が車椅子で交叉点を渡ろうとして居ると何人もの人が競って手を差しのべる場面を何回も見ました。 宗教心がベースにある事が弱者救済の動きにつながって居るのだと思いますがこれも日本人は見習う必要があると感じました。

井上  出