イノさんシゲさん

井上出と重松彬の往復メール

痩せに警告(イ)

2006-12-30 02:49:56 | Weblog
「若い女性の痩せ過ぎ願望に警告」

ジ-ンズは本来米国農民の野良着であった物が世界中の若者の間で流行し最近は中年の間でも着られる様になりましたが日本の野良着である雪袴(モンペ)の様な物でこれが一流の場所は別として何処でも受け入れられる様になって居ます。

併しジ-ンズは脚の長さや細さを強調する為に特に若い女性の間では細身の身体と脚になりたいとしてダイエットが盛んです。 併しこれは育ち盛りの女性には健康上好ましくない事で先ずは生理不順、貧血の他内臓疾患を惹き起して居る他疲れ易いとか物忘れが激しいとか風邪を引き易いとか怒りっぽくなる等の原因になって居ます。

一方で最近日本でも問題になって居る肥満者は世界に10億人存在すると言われて居りWHO(世界保健機構)と欧州の約50カ国がトルコのイスタンブ-ルで閣僚会議を開催し「肥満防止憲章」なるものを採択し肥満防止に努力する事を誓い合ったとの事です。

ファッションモデルは従来痩せた女性が殆んどでそのモデル達に憧れて若い女性たちはダイエットするのです。 12~13才の女子の3人に2人は自分が太り過ぎだと感じて居り60%がダイエットして居ると言うのですから問題は大きく太り過ぎ対策よりも痩せ過ぎの子供達や若い女性にダイエットを止めさせる健康な身体を美しいとするム-ドを作る必要があります。

イタリアは世界のファションの中心地ですがそのミラノ市ではデザイナ-やファッション雑誌の代表等に対して「BMI」と言う肥満度を表わす指標が18以下と痩せて居るモデルはファッションショ-に出さない様協力を呼びかけると共に16才未満のモデルの出演自粛を求めて居ます。

同時にファッションショ-出演のモデルには健康診断書の提出を義務付ける為「痩せ過ぎ防止の為の倫理規定」も作ったと言うのです。 そしてファッション業界も以上のミラノ市の要請に対応する事を決めたと言うニュ-スがありました。

来年2月にミラノコレクションが予定されて居ますが従来と違い健康美を誇るモデル達がショ-を盛り上げる事でしょう。 この流れが日本にも向う事を願って居ます。

井上 出    (06/12/28受信)

米国の景気(イ)

2006-12-30 02:42:39 | Weblog
「米国の来年の景気を占う」

古くから言われて居ます様に「米国がクシャミをすれば日本は風邪を引く」と言う経済関係にある日本ですから日本にとって米国の景気動向は大変気になるところです。

一時は米国経済の減速が言われインフレ懸念は収束せず新築住宅販売件数も減少し再度の利上げが噂されて居たのですがNYダウが過去最高値を更新したり11月の新築住宅販売件数が10月比で3.4%増加し又販売価格の中心値も上昇した事から来年の米国の景気に強気の見方をするエコノミスト達が増えました。

併しイラク戦は泥沼に入って居り更なる増員によって財政赤字は増え続け北朝鮮も米国の意のままにはならず米国内の所得格差は広がる一方でその解決策もない状況から果して今の景気が長続きするかどうか私は大変疑問に思います。

更に米国の基幹産業と言われる自動車の生産もGMがトヨタに世界NO.1の地位を明け渡すのは時間の問題である上に中国での自動車販売台数が遂に日本を抜いて世界NO.2となりこれ又米国を抜いて世界NO.1になるのは間違いありません。 そんな中で米国のビッグ3の凋落振りは激しく外国メ-カ-に国内の市場シェアを奪われ続けて居るのです。

中間所得層が民主主義を支えて居ると言われる米国で今ロスト・ミドル(中間層の喪失)と言う現象が起きて居ます。 中間所得層の実質賃金の上昇率が止まり遂に1999年から2004年の間に4%近く減って居るのです。 米国経済に大きな影響を持つ中間所得層の減少は米国にとって色々な問題を生み出して居ます。

今のところ失業率には大きく影響は出ていませんがIT関連のサ-ビスがインドや最近はフィリピンにまで移り現地で大量のサ-ビス要員を採用して居りフィリピンでは既に10万人を雇用したと言われて居ます。 会計、デ-タ処理、プログラミング他の仕事がこうして外国に外注されて居る為に米国人労働者は職を失う事になるのです。 又衣料産業は発展途上国からの輸入の増大によって次々とメ-カ-が撤退して居り大量の失業者を生み出しつつあります。

当座は景気も上向くでしょうが来年は米国にとって大変厳しい年になるであろうと言うのが私の予測です。

井上 出    (06/12/28受信)

子育て東西(シ)

2006-12-29 10:05:56 | Weblog
「東西の子育て」

イノさんのエッセーを拝見しておりますと、今の日本では、子育ては難しい課題のようですね。

青少年が比較的問題なく成長するのは戦時中だと社会学者は指摘するそうですが、一方で不景気になると若い者の礼儀が向上するとも聞いています。 若い人達も変化する社会に敏感に対応するのですね。 その論理を逆にすれば、平和が爛熟する時代にあっては、青少年に規律や礼節を期待する方が無理なのかもしれません。 行儀作法は親の躾家庭の躾が大事なのでしょうが、信仰に篤い母親が家庭に残って子供の成長を見届けている場合、成功の確率は洋の東西を問わず高いようですね。 

修身を教室で教えれば家庭の躾の代わりになるでしょうか。 私の知り合いでコンモンセンス豊かなクリスチャンがいるのですが、そういう人でも「カナダこのごろ」で教育勅語や修身教育を取り上げるのには反撥して、読むのをやめてしまいました。 30代の日本人ですが、世代の違いでしょうか。 新しい酒は新しい皮袋にと言いますが、現代は新しい倫理の教えが求められているのかもしれません。 教育勅語も明治官僚が天皇の名のもとに起草したもの。 昭和生まれの平成育ちには、万古不易の真理とは受け入れ難いののようです。 

子育てというとすぐ思い出すのが、味の素の鈴木兄弟ですが、長男の鈴木三千代氏を始め、東大教授、昭和電工社長と綺羅星の如く英才を輩出しているのは、先代に何か子育ての秘密でもあったのでしょうか。 ほかに伊藤道郎、伊藤喜策、千田是也の三兄弟。 尾高朝雄、尾高日尚忠の兄弟。 一高教授、大使、侍従長として業績のあった三谷兄弟。 現代では鳩山一家。 修身復活も結構ですが、そういう実例をケーススタディにして、ノウハウを探ってみては如何なものでしょうか。 

それに昭和天皇の兄弟について、白樺派の作家長与善郎が 「民間でもあれほど出来のいい兄弟が揃っているのは珍しい」と書いていました。 長与は兄も東大総長、犬養家とも縁戚にある家柄。 皇室にも近かったのでしょう。 戦後昭和天皇が国民の前に立たれソフトを掴み 「アッそう」と言われるのを笑った日本人もいた中で、天皇を「英邁」と評したのは異例のことだったと思います。 詩人の三好達治は幼年学校で同級だった秩父宮が 「フランス語は抜群だった」と記憶。 私の友人の父親は海兵で高松宮と同期。「高松宮は出来よったもんなあ」と感嘆の声を発していました。 これは余談ですが、三笠宮が戦後青山学院で教えておられた時食堂のテーブルで一緒になったアメリカ人女性に「アイアムプリンスミカサ」と自己紹介されたところその女性「アイアムクレオパトラ」と言ったと同僚の米人教師から聞きました。 三笠宮もアカデミックの世界では一流だったのでしょう。

マークトウェインは無神論者だったそうですが、悪童トムソーヤには日曜学校に行かせています。 現代のアメリカの教育に修身があるのかどうか無知なのですが、団塊の世代には無宗教の人が多いそうです。 それでも子供達は日曜学校に通わせているそうですから、どういう動機からでしょうか。

アメリカで有名な家族というと、ケネディ一家ですが、4人の男の子はいずれもハーバードに学び、一旦緩急あれば進んで戦場に赴いています。 長男は戦死。 次男は重傷。 三男は水兵。 四男は戦後ドイツで兵役に。

しかしロックフェラー家も富よりも人的貢献で知られています。 初代のジョンDロックフェラーは父親が失踪し信心深い母親に育てられ、二世のジュニアーはこれまた人格卓越の独り息子。 この人の息子5人がいずれも俊秀揃い。 二世の子育てが実を結んだのでしょう。 その英才教育については、本やTVで多く紹介されていると思いますが、文化や環境は異なっても、日本人の子育てにも参考になることと思います。 四世も若くして京都に学び、後に知事、上院議員。 現在上院の良心的象徴として認められています。 

これと対照的なのがイギリスの王室。 現代の日本の皇室はどうなのでしょうか。 ある人は 「日本の皇室はエンターテイナーではない」と外人に説明したそうですが、「なるほど、たしかに」と思ったことでした。    (06/12/28)

殺傷やめて(イ)

2006-12-29 09:45:09 | Weblog
「殺し合いはもう止めよう!!」

今年も残り3日になって終いました。 月日の流れの早さを嘆く前に今年も何とか無事に越し新年を迎えられる事に感謝すべきかもしれません。 それにしても私にとってこの1年は本当に信じられない様な早さで過ぎ去って終いました。

硫黄島の話は議論を呼んで大変興味深く阿部さんと根屋さんの意見交換を私なりの視点から読ませて頂きました。 因みに根屋さんはおいくつ位なのか年令を御聞きしたいと思います。 若い方なのか年配の方なのかそのCOMMENTからは推測出来ませんでした。

第二次世界大戦は間違いなく米国による挑発に乗せられた物でル-ズベルトの陰謀であった事は明白で真珠湾攻撃を事前に察知して居ながら当時反戦ム-ド一杯だった米国の世論を変える為に2,000人余の真珠湾に集結して居た米海軍の兵士たちを見殺しにしたル-ズベルトの行為は許されるべきではありません。

イラク戦もそうですが大統領の一存で戦争を開始する米国の悪しき伝統は二度と繰り返させてはならないのです。 中曽根さんではありませんが無知な国民が一握りの指導者達によって簡単に操られて終う米国が再び世界を混乱に陥れる事がない様国際社会は米国の動きを厳しく監視する必要があります。

硫黄島や沖縄戦は本当に無駄な戦いであったと私も思います。 戦死した人達には本当にお気の毒ですが犬死にと言われても仕方がないと思います。 そして東条はじめ大本営の連中は沢山の命を虫螻の様に扱ったのです。 東京裁判以前に彼等は日本人によって処刑されても仕方がない位の罪を犯したと私は考えるのです。

イラク戦争も馬鹿ブッシュをはじめチェイニ-副大統領そして今回退任したラムズフェルド達によって始められ米国に大きな財政赤字をもたらしました。 ラムズフェルドは感謝祭に数日間前戦基地を将兵を慰労する目的で訪問した際人気俳優の様に無知な兵士達によって歓迎されて居ましたが1人位カメラの前で罵倒する兵士が出て来て欲しかったと思います。 3,000人近くの兵士が何の為にイラクの地で死んで行かなければならなかったのか、そしてその責任は誰も取る事はないのです。

平和を求める為の戦争だとか民主主義実現の為の戦争だ等と言って戦争を始めその陰で軍事産業から膨大な寄付金を引出し私腹を肥やす連中を我々は許してはならないのです。

井上 出    (06/12/27受信)

頑張れ?(イ)

2006-12-29 09:40:54 | Weblog
「『頑張って!!』は死語にしましょう。」

「ピンピンコロリ」を流行らせた医師の鎌田實さんは若い頃癌の末期患者の病床を離れる時「頑張ってね!!」と軽く声を掛けたところその患者が突然泣き出したのです。 それを見て鎌田医師は何故泣いたのかその患者さんのベットに戻ってその理由を聞いたところ「先生私は今迄長い間頑張って来たのにこれ以上頑張れと言われてもどうして良いか判りません。」と答え潸々と泣かれたと言うのです。

鎌田医師はそれ迄沢山の患者さんに「頑張ろうね!!」とか「頑張ってね!!」と言う言葉を頻繁に使って来たのですがその一件以来「頑張らなくても良いんだよ!!」「でもあきらめては駄目だよ!!」そして「大丈夫、大丈夫」と2度繰り返す事にしたそうです。 そして「大丈夫、大丈夫」と言う言葉が患者さんに心の安らぎを与える事を知ったと言うのです。

鎌田医師も言って居られますが「頑張って!!」と言う言葉は声を掛けられた側に圧力と負担を掛けると言うのですがその通りだと私も思います。 周囲から「頑張れ!!」「頑張れ!!」と言われそれに応えられない事から自殺したマラソン選手の事は皆さん御記憶にあると思います。 ところが日本人は直ぐに「頑張ってね!!」と声掛けをして終うのですがこの言葉はこれからは使う事を止め死語にすべきだと私は考えるのです。

一時大変な話題になった「新宿の母」と呼ばれ大勢の女性から慕われて居る占師栗原すみ子さんと言う人は手相を見て悪い相が出た時はその事を伝えた後「大丈夫、大丈夫」と繰り返し励ますそうです。

交通事故死は一時の年間1万人をピ-クに減り続けて居り今年は6,000人台になると言われて居ますが自殺者の数は3万人の大台を続けて居ます。 自殺予備軍の人達に「大丈夫、大丈夫」と誰か周囲の人が声を掛けて上げればきっとその数字を大きく下げる事が出来るのではないかと思います。 是非皆さんも「大丈夫、大丈夫」と言う言葉を多用して頂きたいと願って居ます。

井上 出    (06/12/27受信)

永遠の命(イ)

2006-12-29 09:28:28 | Weblog
「永遠の命を求める人に朗報」

不老長寿は長年の人類の夢でしたがこれが実現する可能性が出て来たのです。 医学の進歩によって臓器を取り替える事が出来若い臓器を移植する事によって内臓を若返らせる事は既に可能です。

併し血管は一部は可能でも身体中の血管を取り替える等と言う事は出来ません。 従って血管を新しくする事に成功すれば人間は不老長寿の夢を実現する事が出来ると言われて居ます。

ところが最近色々な分野で注目される様になった千葉大学の小室一成教授(循環病態医科学)の研究室で白血球の一種に血管や心筋の再生を促す働きがある事が判明したと言うビッグニュ-スが入って来ました。

小室教授はこの白血球を脚の切断を迫られた患者の治療に使ったところ症状が改善し切断を免れた人が少くなく心機能回復にも著しい効果を見たと言うのです。

今回使われた白血球の仲間は単核球と呼ばれ細菌などが体内に入った際に攻撃して退治する役割りを担って居るものでこの単核球を集め筋肉に注入すると骨格筋細胞が増えそれが血管新生を促す物質を出して血管を再生させると言うのです。

臨床実験では26人の人が足首や膝から下を切断せずに治癒し13人が心臓の血流が良くなり血液を送り出すポンプ機能が回復したとの事ですから大変な発見と思われ大いに期待出来ると考えます。 この研究の完成迄長生きして不老長寿を目指しましょう!!

井上 出 (06/12/27受信)

永遠の命(イ)

2006-12-28 15:26:35 | Weblog
「永遠の命を求める人に朗報」

不老長寿は長年の人類の夢でしたがこれが実現する可能性が出て来たのです。 医学の進歩によって臓器を取り替える事が出来若い臓器を移植する事によって内臓を若返らせる事は既に可能です。

併し血管は一部は可能でも身体中の血管を取り替える等と言う事は出来ません。 従って血管を新しくする事に成功すれば人間は不老長寿の夢を実現する事が出来ると言われて居ます。

ところが最近色々な分野で注目される様になった千葉大学の小室一成教授(循環病態医科学)の研究室で白血球の一種に血管や心筋の再生を促す働きがある事が判明したと言うビッグニュ-スが入って来ました。

小室教授はこの白血球を脚の切断を迫られた患者の治療に使ったところ症状が改善し切断を免れた人が少くなく心機能回復にも著しい効果を見たと言うのです。

今回使われた白血球の仲間は単核球と呼ばれ細菌などが体内に入った際に攻撃して退治する役割りを担って居るものでこの単核球を集め筋肉に注入すると骨格筋細胞が増えそれが血管新生を促す物質を出して血管を再生させると言うのです。

臨床実験では26人の人が足首や膝から下を切断せずに治癒し13人が心臓の血流が良くなり血液を送り出すポンプ機能が回復したとの事ですから大変な発見と思われ大いに期待出来ると考えます。 この研究の完成迄長生きして不老長寿を目指しましょう!!

井上 出    (06/12/27受信)    

制空権(イ)

2006-12-28 15:20:47 | Weblog
「制空権が米軍に握られて居る日本は独立国?」

私は機会ある度に日本は戦後60年以上経過した今も米国の植民地で米国の言う事は御無理御尤と尻尾を振って居る状況を嘆き米国からの独立を日本政府に進言し続けて居ます。

日米安保条約が第三国が日本を攻撃して来た際に米国が日本を守って呉れる条約であると信じて居る人が殆んどですが日米安保条約の中には日本を守る等と言う文言等ないのです。 米国は自国を外敵から守る為に日本を防波堤と位置付けて居るにすぎないのです。

北朝鮮がICBM(大陸間弾道ミサイル)を開発しその実験をした事から米国は日本に対しICBM迎撃の為の早期警戒レ-ダ-「Xバンドレ-ダ-」を日本国内に追加配備したいと申し入れて来ました。

「Xバンドレ-ダ-」は既に青森県の航空自衛隊車力(シャリキ)に配備されて居ますがこれは米本土防衛が目的であり日本防衛など一切考えて居ないのです。 その証拠に7月の北朝鮮によるミサイルの連発発射の際車力のレ-ダ-は7発も打上げられた北朝鮮のミサイルを1発も捕捉出来なかったのです。

捕捉出来なかった理由は実に単純で要はこのレ-ダ-の監視エリアは上空に設定してあって米本土に向うミサイル以外は捕捉出来ない様になって居たからなのです。 日本に向って打ち込まれて来るミサイル等米軍は全く問題にもして居ないのです。 そして今回追加配備したいとして申し入れて来た目的も米本土防衛の為で日本の防衛など全く眼中にないのです。

日米安保条約では「日本防衛と極東の平和維持」を一応目的に揚げて居ますが米国は日本を防衛する意志など全くないのです。 この事を我々は認識し「Xバンドレ-ダ-」の追加配備等許してはいけないのです。

しかもこのレ-ダ-設置の空域は飛行禁止区域となり日本の飛行機はその空域を自由に飛ぶ事が出来ないのです。 自国の上空を他国がその国の本土防衛の為に設置したレ-ダ-がある為に自由に飛べないと言う状況が全国に展開されて居る米空軍基地周辺にも存在して居るのです。

追加配備は九州か中国地方の日本海側の自衛隊基地を米国は求めて居ますが設置予定地域の住民は絶対に配備を認めてはいけないのです。 反対運動を起しこの要求を拒否しなければなりません。

米国はカナダ国内にも同様のレ-ダ-基地を置くべくカナダ政府に申し入れたのですがカナダ政府はその様な要請を一蹴したのです。 この事を教訓として日本も「NO!!」と拒否しなければ世界中の笑い者になります。

井上 出    (06/12/26受信)

大場氏の言(イ)

2006-12-28 15:12:14 | Weblog
「大場さんからコメントをいただいて」

大場尚文さんからのメ-ル拝読しました。 国際人の大場さんの文章は格調高く私等の雑文とは比較にならず恥かしい思いをする事が多いのですが加工貿易だけではもう食べて行けない日本に残された道は他国の持たない技術の開発と海外投資から収益を得ることであって特に海外投資は今後国の収益の柱になる事は間違いありません。 しかるに大場さんの言われる様に日本には現在投資銀行は存在せず徒に外国の投資ファンドに資金を提供しその利益のお零れを貰って居る様な状況です。

日本語の乱れは特に若い人達の間で顕著で特に最近の携帯電話のメ-ルで使用されて居る言葉などはとても我々には理解出来ないものになって終って居ます。 又敬語や丁寧語が使えない若者も多く更には格言や諺は学ぶ機会が無い事から通じなくなって来て居ます。

大場さんの言われる様に多言語からのReflectionもグロ-バル化の時代の流れですから必要ですが兎に角どんな方法でも良いから美しい日本語を復活させたいと心から願って居ます。

大場さんには来年も色々教えて頂きたいと思います。 どうぞ益々お元気で良いお年をお迎え下さい。

井上 出    (06/12/26受信)

河川汚染(イ)

2006-12-28 14:59:20 | Weblog
「中国河川は救い様が無い程汚染されて居ます。」 

先日中国の河川の汚染がいかに酷い状態にあるのかTVの特集で見ましたが中国の河川で飲用水として使えるところは殆んど零、そして多くの河川はありとあらゆる廃棄物、台所の生ゴミ、紙屑は良い方で動物(牛や豚や犬や猫)の死骸が川を堰き止めて悪臭を放って居るのです。

又従来井戸水で生活して居た人達が近くに出来た化学工場からの有毒廃液で水が汚染されて居る事を知らずに飲み続けイタイ・イタイ病や神経を侵され苦しんで居るにも拘らず工場も政府も何の救済も補償も行って居ないのです。

中国政府もこのところ環境保全に力を入れ始めて居ますが何と言っても伝統的なワイロの国ですから工場に立入り検査で入った検査員がワイロを貰って汚染を見逃すと言う事が日常的に行われて居り汚染状況は改善して居ないのです。

汚染は水だけではなく大気汚染も進んで居り北京の街はスモッグで晴れた日も街に霞が掛った状態でドンヨリして居ます。 北京オリンピック迄に環境改善すべく中国政府は汚染の激しい工場を郊外へ移転させる対策を取って居ますが汚染その物の改善にまでいかないのです。 加えて急速に進行中のモ-タリゼ-ションは更なる汚染を生み出して居るのです。

水、空気の他土壌汚染、土地の砂漠化そして温暖化ガス排出増加等とても北京オリンピック迄に改善出来る様な状態ではないのです。 そこで中国政府はオリンピック期間中はスモッグを発生させない様に大会前から終了迄排出源の工場を操業停止にしてスモッグの発生を押える事にしたと言うのですから国民に救いはありません。

大金を軍事予算や宇宙開発等に費やす余裕など中国にはないのです。 国民の為にやらなければならない事は山積なのです。 山間僻地には一日1ドルで暮して居る貧しい農民が何億人も存在して居り都市生活者達との所得格差に不満は鬱積し続けて居りその怒りが爆発するのは時間の問題と私は考えます。

井上 出 (06/12/26受信)

恩賜の煙草(イ)

2006-12-27 15:02:00 | Weblog
「恩賜の煙草」

阿部さんへのメ-ルを読ませて頂きました。その中で恩賜の煙草について語って居られますが軍歌にある歌詞は私も良く覚えて居ます。 私の好きな歌の一つです。

「恩賜の煙草を戴きて, 明日は死ぬぞと決めた夜は, 荒野の風もなまぐさく, ぐっと睨んだ敵空に,星がまたたく二つ三つ」この歌を歌う度に戦場の荒涼とした風景が映画の一場面の様に脳裏に浮ぶのは何故でしょうか?

この恩賜の煙草は私も実際に見た事がありますし私の記憶では戦後も皇居に勤労奉仕に出向いた人達そして褒章を受けた人達に副賞として与えられた様に思いますが今では完全に禁止になって居ます。 併し戦争中は恩賜の煙草を頂き感涙にむせび国の為に一身を捧げようと心を新たにした若者達が沢山居たのです。

勿論私も軍国少年として一日も早く成人し予科練に入り特攻隊の一員として国の為に死にたいと幼いながらも強く誓ったものです。 当時の教育によって洗脳された結果ではありますが善悪は別にして国民が同じ目的に向って一致団結したと言う事は凄い事でもうあの様に国民の気持が一つになると言う様な時代は来ないと思いますしあってはならないのですがそのエネルギ-は大変な物であった事を想い出しました。

井上 出    (06/12/25受信)

塾禁止(イ)

2006-12-27 14:55:08 | Weblog
「予備校、塾は法律で禁止すべし」

日本以上に進学熱の高い韓国では大部昔の事になりますが学校教師による家庭教師そして予備校経営を禁止した事があります。 ところが禁止令は長くは続かず又解禁になり今では日本以上にエンジェル係数(子供に掛ける家計費に占める教育費の比率)は高くなって居ます。 少子化は日本以上の韓国ですから親やその祖父母達は何とか一流大学に行かせたいと言う事で小学校から子供を塾に通わせたり家庭教師を付けたりして居ます。

日本でも学校で居眠りしても塾では一生懸命と言う子供が殆んどで最近では学校は卒業資格を取る為に通わせて居ると言う様な考えの親が増えて居ます。 学校側も予備校の先生を講師で呼んで特別のプログラムを組むと言うところまで出て来て居り大きな問題になって居ます。 教師のレベルの低下がこんな現象を生んで居るのです。

昔は東大は貧しくても優秀な学生が行ける大学で私の父も岐阜の美濃の山奥の村から祖父に連れられて北海道の十勝にある芽室と言う小さな村に開拓農民として移住しその小さな村の学校から東大に入学し学んだのですが最近は東大の学生の親の平均収入は私立の一流大学の親の収入を上回ると言う現象が起きて居ます。

金持でないと東大に入れないと言うのはどう言う事かと言うと金持でないと幼児期から家庭教師を付けたり一流予備校に通わせたり出来ないからだと言うのです。 神戸には東大医学部を目指す小学生の為の予備校までありその月謝が5万円と言うのですから驚きます。又埼玉県で200床規模の病院を経営して居る友人が居るのですが自分が私立医大出身なので一人息子は何としても東大医学部に入れたいとして家庭教師を何と4人も雇って子供の尻を叩いて居たと言うケ-スもあります。

前述の友人の息子の場合3人の家庭教師がそれぞれの科目を分担し毎日教えその後監督役の教師がその復習を担当したと言うのです。 そして遂に東大医学部に入学しましたがその息子は大学卒業し米国の大学に留学中に白血病で亡くなりました。 亡くなった後私の友人は「こんな事だったら好きな事をさせてやれば良かった」と後悔の念を語って居ましたがこんな風にして東大に入学する子供が多いのです。

世間の一般常識も遊びも知らずに親の強い意志の下入学の為の勉強に明け暮れた子供達は社会に出てから遊びを覚えたりお金の亡者になったりして問題を起すのです。 ノ-パンシャブシャブや役人達による汚職そして公私混同による公金横領事件等もこの延長線上にあるのです。

こんな折政府の教育再生会議の野依良治座長(ノ-ベル化学賞受賞者)が「塾の禁止」を繰り返し主張して居られると知り何とか野依氏の主張が政府への意見書に盛り込まれる事を願って居たのですが残念ながら第一次報告の原案には「塾の禁止」は盛り込まれませんでした。

野依氏は「塾は勉強の出来ない子が行く為には必要だが普通以上の学力の子供は塾に通う事を禁止すべきだ。 公教育を再生させる代わりに塾を禁止する必要がある」と再三にわたって強調されたとの事。 更に野依氏は「昔出来た事が何故今出来ないのか? 我々は塾に行かずにやって来た。 塾の商業政策に乗って居るのではないか。」と訴えて居られるとの事ですが教育を食い物にして巨大化して居る予備校のチェ-ン等は何等かの形で先ずは規制する必要があります。 それを第一歩として禁止にまで持込んで欲しいと願って居ます。

井上 出    (06/12/25受信)

横暴米国(イ)

2006-12-27 14:47:33 | Weblog
「米国の横暴を止める国なし」

今韓国と米国の間で米国産牛肉の輸入問題で小競り合いが続いて居ます。 先日牛肉の中に骨片が混入して居るのが見付かり韓国の検疫で不合格になったニュ-スがありましたが今度は米国産牛肉から基準値を超えるダイオキシンが検出された為その事で米韓の間でその検査結果について争われて居るのです。

私個人としては韓国の主張を支持したいと思います。 事実無根であるはずもなく脂肪1グラムあたり5ピコグラムを上限とする基準値を1.26ピコグラム超えた6.26ピコグラムと言う数字は正しいと思います。 従って輸入不許可は当然の事だと考えます。

ところが米国政府や米国食肉業界は検査結果について「多くの疑問がある」として報復関税の立法措置迄検討中というのですから許せません。 日本に対してもそうですが自分達の主張が通らないと直ぐに報復関税を課すると馬鹿の1つ覚えの様に振りかざす米国のやり方に反米感情は世界中に広がって居る事を米国政府はどの様に考えて居るのでしょう。 そして米国の横暴(横車)を止める事の出来る国はないのです。

井上 出    (06/12/25受信)

少子化(イ)

2006-12-27 14:41:40 | Weblog
「少子化問題について」

数日前に北朝鮮に移住した在日朝鮮人やその日本人妻が現地で悲惨な生活を強いられた問題を取り上げたドキュメンタリ-が放映されて居ましたが現地に到着しあまりの貧しさに日本に戻りたいと主張した男性が精神病院に放り込まれ傷め付けられ遂には狂人になって終ったと言う話がその妹で脱北に成功した女性によって話されて居ました。 人間の神経は大変脆いもので正常な人間を狂人にして終う事は可能であり実際に北朝鮮ではそんな形で発病した人が沢山居ると言う事でした。 又年間に300万人も幼児が餓死した年もあって今も幼児の餓死者が続き少子化問題は北朝鮮でも大きな問題になりつつあると言うのです。

お隣の韓国も少子化は進んで居り出生率は全国平均で1.00にまで下がって居ると言う発表がありました。 これは日本の中で一番出生率の低い東京と並ぶ低さです。 このところ日本では出生率が少し上昇し始めたと言う事で特に沖縄では1.72続いて福井と島根が1.50で続いて居ます。 前年からの上昇幅トップは岐阜で1.31から1.37へと上昇して居ます。 これは経済が活況を呈して居る事と関係があるからかも知れません。

兎に角子供が増えない事には国は滅びます。 政府も少子化対策と改めて真剣に取組んで貰いたいと願って居ます。

井上 出    (06/12/25受信)

細川氏に(イ)

2006-12-27 14:34:53 | Weblog
「細川さんに返事」

細川裕文さんからのメ-ルへの御返事遅くなりました。 年末で忘年会が結構あるところへ中学、高校そして大学の同窓会と続いた為仲々時間が作れませんでした。 私の年令になると祝い事より不祝儀が多くなり結婚式と違って御通夜に続いて葬儀と2日間に亘る為兎に角忙しくして居ます。 もう少し年を取れば年令を理由にあるいは健康を理由に欠席も出来るのですが70才ではそうもいかず重なると参ります。 親しい友人知人ならば欠席は出来ませんが結構御付き合いの浅い方の不祝儀があり時には失礼しようかとも思うのですがその方の生前のお姿を想い出すとそれもならず結局出席する事になるのです。

前置は程々に細川さんへの御返事をさせて頂きます。

(1) 自動改札
京都ではなく大阪から自動改札が始まったとの事ですが関西の人達の方が東京人より新しい流行に敏感だと何かで読んだ事がありますが再認識しました。 御紹介頂いた「英語で京都を案内出来ますか?」は読んでみますし「金鯱の夢」も早速購入します。 それにしても細川さんが如何に勉強家であるかと言う事とその旺盛な知識欲には脱帽です。 先着順採用、会議自由参加、出張者全員グリ-ン車の企業に関しては過日TVの特別番組で見ましたが人を直ぐにその学歴や反応によって簡単に評価する事の間違いを教えられました。

(2) オタク族
世間はオタク族を色眼鏡で見ますし私もその1人でした。 併し細川さんからオタク族について色々教えて頂いた事から偏見は弱くなりました。 過日NHKの特集でオタク族の生態を紹介して居ましたがディレクタ-が偏見を持って居たからと思うのですが陰湿な社交性のない自分の殻に閉籠もって暗い毎日を送る若者と言う様な印象を受けました。 世間に正しく評価して貰う為にオタク族の皆さんの知恵を集めてPRする必要がある様に思いますが如何ですか? 貴意御聞かせ下さい。

(3) 京都国際マンガミュ-ジアムでの紙芝居では昔のままに飴を買うことが出来るとの事ですが是非熨斗烏賊(のしいか)も加えて欲しいと思います。 そして飴も水飴を割箸を半分にした物に巻き付けた奴が良いですね。

歴史を子供達に楽しみながら学ばせる試みは大変大切な事だと思います。 人間は過去の歴史から沢山の事を学び過ちを繰り返さない様にしなければならない訳で紙芝居を使ってその目的に近付こうと言う細川さんの努力は高く評価させて頂きたいと思います。 是非研究を實らせて下さい。

井上 出    (06/12/25受信)