官僚支配（イ）

平成20年12月9日　　　　　　



【官僚支配】



政治家が官僚政治からの脱皮を図るべく幾度となく挑戦して来た歴史は残念ながら全敗で所詮は勉強不足・実力不足の結果と言わざるを得ません。



国会答弁は勿論の事所信表明演説に至る迄官僚に頼らざるを得ない状況では「官僚政治をぶっ毀す!!」と息巻いて見ても空念仏に終わる訳で国家の為とは程遠い金儲けの為と言う様な政治家連中では残念ながら叶わぬ夢と言う事になります。



加えて官僚制度は日本のみならず全ての国で弊害を生み新しい施策には常に官僚の抵抗が起き改革は進まないのです。



ロシアのメドベ－ジェフ大統領が11月5日の年次教書演説でロシア経済に言及し「官僚制度は20年前と変わらない。　強い国家と絶大な官僚機構は別物だ」と官僚の動きを批判しましたが悩みは他ての国に共通した物でこの解決はどうも不可能の様に思われます。



井上　出