普通に会社勤めということもあり、コンサートなぞに行く機会は最近めっきり減りました。
家内は職業柄ほかの演奏家さんにお付き合いでリサイタルや時にはオペラなども聴きに行くのですが、私はジャズのライブですら行くことがなくなりました。
で、そんな私なんですが久々にコンサートに行きました。とは言っても近所の文化センターみたいなところで開催された「珠玉の映画音楽」系のライトなやつです。
母が自分の居住している地区の町内会役員のような立場の方に頼まれてチケットを引き受けたのですが、都合が悪いとかで急遽私と家内が行くことになったという真相です。
まぁ地元とは言えプロのオーケストラが演奏するわけです。演目と編成だけ見れば「カラベリ・グランド・オケ」や「ヘンリー・マンシーニ・オケ」に比較しても遜色はありません。そのせいか行ってみると超満員!駐車場は満車で会場は立ち見が出るほどです。
チケット何枚配ったんだ・・・?
会場に入るとさっそく家内は知り合いを見つけて話しこんでいます。「今日は出ないんですか?」とか言ってるんで誰かと思ったらこのオケのホルン奏者さんだそうです。なんで出ないんだろう?答えは後でわかりました。
町内会長さんみたいなご老人の挨拶のあとオケと指揮者と、あと今回のソロ歌手としてソプラノの女性歌手が紹介されました。なかなか可愛い方で年のころは30歳くらいでしょうか。彼女は進行(つまりMCですな)も勤めるそうです。
まずは数曲のロマンティックで華やかな映画音楽を歌手が歌いオケが伴奏します。弦は2プルートあるし金管は2管編成。ホルンにいたっては4本投入しドラムセットとパーカス奏者が2名、ハープまでいます。なかなか豪華な編成です。客層は概ね私の大先輩といった年頃・・・あちこちに歩行器なども置いてあります。早い話お年寄りたちですねぇ・・・。
ひとしきり歌い終わると「今からウェスタンの名曲を演奏します。ここで今回のアレンジを担当された○○さん」と紹介されたのがさっきのホルン奏者さんでした。あぁなるほど。
ここでホルン奏者さんがひとしきり自身のアレンジの聴き所を話始めます。曲は「荒野の七人」「大いなる西部」「駅馬車」と古き良きハリウッドの西部劇です。さらにこのアレンジャーさん「ここではずせないのがマカロニ・ウェスタンですねぇ」と語り始め、聞いてるこちらも「そうそうモリコーネだよねぇ」と首肯していると、さっきまでぼんやりと聞いていた歌手さんが突然「え?マカロニ?」と反応してきました。え?そこに食いつく?
イヤな予感がする中それでもアレンジャーさんはまだ気分が乗っているのか「そう。イタリアなんですがね、西部劇を作ってたんですよ。特に有名なのがクリント・イーストウッドです。」と「どうだ!これなら知ってるだろう!」って感じでカードを出したんですが、肝心の歌手さんはそれでも無反応です。そこでアレンジャーさんは追い討ちをかけるように「カリフォルニア州カーメル市の市長を勤めたハリウッド・スターですよ」と言いました。
もうこれなら「あぁ「マディソン群の橋」観ました」とか「「硫黄島からの手紙」良かったですよね」とかそれなりの反応をするだろうと思っていますと
「市長をやりながらイタリア映画に出てたんですか?」
アレンジャーさんの困惑した表情だけが印象に残るコンサートになってしまいました。
「エヴァンゲリオン」のラストについてどう考えるか?とか「ぼくらの」は「ザ・ムーン」にどう影響されたか?とか「HUNTER×HUNTER」の作者に何故ジャンプ編集部はキレないのか?とかを合コンで対面になったメガネ男に延々語られてるわけじゃ無いんだから、もう少し反応できるように勉強してこいよな。
月並みですがイタリア製ウェスタンの傑作にしてすべてのアクション映画の中でも金字塔的作品です。
「続・夕陽のガンマン」
ラストの三人による三角形になっての決闘シーンはものすごい緊張感です。「漢(おとこ)」なら是非ご覧ください。もちろん女性もどうぞ。精悍でクールなクリント・イーストウッドは超かっこいいです。
あと以前にマカロニ・ウェスタンにオマージュを捧げた自作曲です。一応宣伝・・・。
「黄昏のジャンゴ」
家内は職業柄ほかの演奏家さんにお付き合いでリサイタルや時にはオペラなども聴きに行くのですが、私はジャズのライブですら行くことがなくなりました。
で、そんな私なんですが久々にコンサートに行きました。とは言っても近所の文化センターみたいなところで開催された「珠玉の映画音楽」系のライトなやつです。
母が自分の居住している地区の町内会役員のような立場の方に頼まれてチケットを引き受けたのですが、都合が悪いとかで急遽私と家内が行くことになったという真相です。
まぁ地元とは言えプロのオーケストラが演奏するわけです。演目と編成だけ見れば「カラベリ・グランド・オケ」や「ヘンリー・マンシーニ・オケ」に比較しても遜色はありません。そのせいか行ってみると超満員!駐車場は満車で会場は立ち見が出るほどです。
チケット何枚配ったんだ・・・?
会場に入るとさっそく家内は知り合いを見つけて話しこんでいます。「今日は出ないんですか?」とか言ってるんで誰かと思ったらこのオケのホルン奏者さんだそうです。なんで出ないんだろう?答えは後でわかりました。
町内会長さんみたいなご老人の挨拶のあとオケと指揮者と、あと今回のソロ歌手としてソプラノの女性歌手が紹介されました。なかなか可愛い方で年のころは30歳くらいでしょうか。彼女は進行(つまりMCですな)も勤めるそうです。
まずは数曲のロマンティックで華やかな映画音楽を歌手が歌いオケが伴奏します。弦は2プルートあるし金管は2管編成。ホルンにいたっては4本投入しドラムセットとパーカス奏者が2名、ハープまでいます。なかなか豪華な編成です。客層は概ね私の大先輩といった年頃・・・あちこちに歩行器なども置いてあります。早い話お年寄りたちですねぇ・・・。
ひとしきり歌い終わると「今からウェスタンの名曲を演奏します。ここで今回のアレンジを担当された○○さん」と紹介されたのがさっきのホルン奏者さんでした。あぁなるほど。
ここでホルン奏者さんがひとしきり自身のアレンジの聴き所を話始めます。曲は「荒野の七人」「大いなる西部」「駅馬車」と古き良きハリウッドの西部劇です。さらにこのアレンジャーさん「ここではずせないのがマカロニ・ウェスタンですねぇ」と語り始め、聞いてるこちらも「そうそうモリコーネだよねぇ」と首肯していると、さっきまでぼんやりと聞いていた歌手さんが突然「え?マカロニ?」と反応してきました。え?そこに食いつく?
イヤな予感がする中それでもアレンジャーさんはまだ気分が乗っているのか「そう。イタリアなんですがね、西部劇を作ってたんですよ。特に有名なのがクリント・イーストウッドです。」と「どうだ!これなら知ってるだろう!」って感じでカードを出したんですが、肝心の歌手さんはそれでも無反応です。そこでアレンジャーさんは追い討ちをかけるように「カリフォルニア州カーメル市の市長を勤めたハリウッド・スターですよ」と言いました。
もうこれなら「あぁ「マディソン群の橋」観ました」とか「「硫黄島からの手紙」良かったですよね」とかそれなりの反応をするだろうと思っていますと
「市長をやりながらイタリア映画に出てたんですか?」
アレンジャーさんの困惑した表情だけが印象に残るコンサートになってしまいました。
「エヴァンゲリオン」のラストについてどう考えるか?とか「ぼくらの」は「ザ・ムーン」にどう影響されたか?とか「HUNTER×HUNTER」の作者に何故ジャンプ編集部はキレないのか?とかを合コンで対面になったメガネ男に延々語られてるわけじゃ無いんだから、もう少し反応できるように勉強してこいよな。
月並みですがイタリア製ウェスタンの傑作にしてすべてのアクション映画の中でも金字塔的作品です。
「続・夕陽のガンマン」
ラストの三人による三角形になっての決闘シーンはものすごい緊張感です。「漢(おとこ)」なら是非ご覧ください。もちろん女性もどうぞ。精悍でクールなクリント・イーストウッドは超かっこいいです。
あと以前にマカロニ・ウェスタンにオマージュを捧げた自作曲です。一応宣伝・・・。
「黄昏のジャンゴ」
実は先日、生まれて初めてオーケストラの生演奏を聴きました。
「ブルーアイランド氏のおしゃべりコンサート」
というものですが、青島氏のMCは絶品でした。
クラシックとはいえ、やはりコンサートでのMCは重要な要素だなぁ、と思いました。
そういえば若かりし頃、よく行ったLive、山岸さん、やらナルチョ先生達は「小話」が絶品で、演奏を聴きに行っているのか、小話を聞きに行っているのか分らなくなっていました。
先生方自身も、小話の合間に演奏をしている状態になってました^^;。
音楽と言えども、やはりエンターテイメントの一つですから、上手いしゃべりは必要ですね。
青島先生はごく一般的な音楽ファンでも楽しめるクラシック・コンサートを。という趣旨の際は、開演ギリギリまでサイン会をしていたり、MCも明るくわかりやすく。といったスタイルですね。
ところが自作のやや現代音楽的な曲のコンサートになると、それはそれは厳しく、聴衆にも自分のコンセプトの説明をして理解を求めます。
家内の友人が歌手(オペラとかの)なんですが、以前に青島先生の作品で舞台に上がったとき、かなりきつかったことを話されてました。
ピアノもめちゃくちゃ上手いので、伴奏ピアニストとかも結構、きつく指導がされて大変らしいです。
そのあたりの基本があるからできる活動なんでしょうね。
ナルチョさんはMC楽しそうですね。演奏がすでにアクロバティックで楽しいですもんね。何となくわかります。
チャーさんも殆ど漫才と化してるらしいですよ。行ったこと無いけど・・・。