ブッシュ米大統領の支持率が最低を記録しました。
**********
米大統領:支持率、最低の31% 米誌世論調査
米誌ニューズウィークが9、10両日に実施した世論調査の結果によると、ブッシュ大統領の支持率は中間選挙前の今月2、3両日の調査より4ポイント減って31%となり、同誌の調査では過去最低となった。
大統領は、イラク情勢が最大の争点となった中間選挙後の八日、ラムズフェルド国防長官を事実上解任。イラク政策の転換姿勢を示した直後の調査が、大統領にとっては厳しい結果となった。
上下両院で民主党が多数派を占めた選挙結果については51%が「良かった」と答え、「悪かった」は17%にとどまった。一方で、ブッシュ大統領が残り2年間の任期で「十分な仕事はできない」とする回答は66%に達した。
2008年の次期大統領選で民主党候補の勝利が望ましいとする48%に対し、共和党候補支持は28%にとどまった。調査対象は約千人。(共同)
毎日新聞 2006年11月12日 18時12分
**********
ブッシュ政権のみならず、共和党にとっても非常に厳しい世論調査の結果です。政治家が結果責任を問われる存在であることが如実に示されています。
しかも、カナダの別の世論調査ではもっとひどい結果がブッシュ大統領に与えられています。
**********
マンデラ、ゲイツ氏がトップ=ブッシュ大統領は最低ランク-尊敬できる人物調査(時事通信) - goo ニュース
2006年11月11日(土)11:47
【オタワ10日】カナダ誌マクリーンズが行った世界で最も尊敬すべき人物のアンケート調査で、前南アフリカ共和国大統領のネルソン・マンデラ氏(写真)とマイクロソフトのビル・ゲイツ会長が1、2位に選ばれたのに対して、ブッシュ米大統領はイランや北朝鮮の指導者とともに、最低ランクにとどまった。
事前に選ばれた19人の指導者に対して、世界20カ国の5800人に聞いたアンケート調査によると、マンデラ、ゲイツ両氏に次いで上位を占めたのは、人気ロックバンド「U2」のボーカリストで慈善活動に力を注いでいるボノ氏、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世、クリントン前米大統領、アナン国連事務総長。
これに対して、ブッシュ大統領は最低ランクに近く、同大統領より下位は、わずかにアハマディネジャド・イラン大統領、北朝鮮の金正日総書記、イスラム教シーア派武装組織ヒズボラの指導者ナスララ師だけだった。
調査の責任者は、政治家よりも人道活動家の方が上位にくるのはある種当然の結果だが、ブッシュ大統領の評価が、同大統領が世界中に反対するよう呼び掛けている指導者たちと同程度の低さというのは特筆ものだと指摘している。〔AFP=時事〕
**********
19人の指導者をどのようにして選んだか分かりませんが、ブッシュと金正日がほとんど同列に論じられているのには複雑な思いです。北朝鮮の暴走を食い止めるためには強いアメリカが必要なのに、それが恃めない現状では心もとない限りだからです。
こういうことを踏まえて、大統領は次のような演説をしたのかもしれませんが、効果のほどは知れません。
**********
硫黄島の戦い「最も重大」 米大統領、イラクに重ねる (産経新聞)
ブッシュ米大統領は10日、南部バージニア州クワンティコの国立海兵隊博物館の開館式典で演説し、太平洋戦争の激戦地、硫黄島での旧日本軍との戦闘が「米国の歴史上最も重大な戦いの1つだった」と述べ、現在のイラクでの戦闘も同様に語り継がれるだろうと強調、米軍のイラク駐留の意義をアピールした。
大統領は約1万人の退役軍人らを前に、硫黄島の摺鉢山(すりばちやま)に立てられた星条旗が「米国の不屈の精神を象徴する永遠のシンボル」になったと指摘。
これにイラク戦争を重ね合わせ「将来、自由で繁栄した中東を目にすれば、(イラク中部)ファルージャでの戦いをガダルカナルや硫黄島と同様、米国人は畏敬(いけい)の念を持って語るようになるだろう」と述べ、イラクで活動する兵士の貢献をたたえた。(共同)
(11/11 11:04)
**********
民間人をほとんど殺すことがなく日米が死力を尽くした硫黄島の戦いと多数の民間人を巻き込んだファルージャの戦いを比較すること自体、無理があります。
しかも、大東亜戦争は国と国とが戦った外交の究極形でもありました。イラク戦争のような開戦の根拠の怪しい「警察活動」まがいの戦闘とは一線を画します。日本人として不愉快なたとえです。
このようなことを口走る大統領を抱えるアメリカとの軍事同盟。日本の外交政策の手直しが、急務かもしれません。
**********
米大統領:支持率、最低の31% 米誌世論調査
米誌ニューズウィークが9、10両日に実施した世論調査の結果によると、ブッシュ大統領の支持率は中間選挙前の今月2、3両日の調査より4ポイント減って31%となり、同誌の調査では過去最低となった。
大統領は、イラク情勢が最大の争点となった中間選挙後の八日、ラムズフェルド国防長官を事実上解任。イラク政策の転換姿勢を示した直後の調査が、大統領にとっては厳しい結果となった。
上下両院で民主党が多数派を占めた選挙結果については51%が「良かった」と答え、「悪かった」は17%にとどまった。一方で、ブッシュ大統領が残り2年間の任期で「十分な仕事はできない」とする回答は66%に達した。
2008年の次期大統領選で民主党候補の勝利が望ましいとする48%に対し、共和党候補支持は28%にとどまった。調査対象は約千人。(共同)
毎日新聞 2006年11月12日 18時12分
**********
ブッシュ政権のみならず、共和党にとっても非常に厳しい世論調査の結果です。政治家が結果責任を問われる存在であることが如実に示されています。
しかも、カナダの別の世論調査ではもっとひどい結果がブッシュ大統領に与えられています。
**********
マンデラ、ゲイツ氏がトップ=ブッシュ大統領は最低ランク-尊敬できる人物調査(時事通信) - goo ニュース
2006年11月11日(土)11:47
【オタワ10日】カナダ誌マクリーンズが行った世界で最も尊敬すべき人物のアンケート調査で、前南アフリカ共和国大統領のネルソン・マンデラ氏(写真)とマイクロソフトのビル・ゲイツ会長が1、2位に選ばれたのに対して、ブッシュ米大統領はイランや北朝鮮の指導者とともに、最低ランクにとどまった。
事前に選ばれた19人の指導者に対して、世界20カ国の5800人に聞いたアンケート調査によると、マンデラ、ゲイツ両氏に次いで上位を占めたのは、人気ロックバンド「U2」のボーカリストで慈善活動に力を注いでいるボノ氏、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世、クリントン前米大統領、アナン国連事務総長。
これに対して、ブッシュ大統領は最低ランクに近く、同大統領より下位は、わずかにアハマディネジャド・イラン大統領、北朝鮮の金正日総書記、イスラム教シーア派武装組織ヒズボラの指導者ナスララ師だけだった。
調査の責任者は、政治家よりも人道活動家の方が上位にくるのはある種当然の結果だが、ブッシュ大統領の評価が、同大統領が世界中に反対するよう呼び掛けている指導者たちと同程度の低さというのは特筆ものだと指摘している。〔AFP=時事〕
**********
19人の指導者をどのようにして選んだか分かりませんが、ブッシュと金正日がほとんど同列に論じられているのには複雑な思いです。北朝鮮の暴走を食い止めるためには強いアメリカが必要なのに、それが恃めない現状では心もとない限りだからです。
こういうことを踏まえて、大統領は次のような演説をしたのかもしれませんが、効果のほどは知れません。
**********
硫黄島の戦い「最も重大」 米大統領、イラクに重ねる (産経新聞)
ブッシュ米大統領は10日、南部バージニア州クワンティコの国立海兵隊博物館の開館式典で演説し、太平洋戦争の激戦地、硫黄島での旧日本軍との戦闘が「米国の歴史上最も重大な戦いの1つだった」と述べ、現在のイラクでの戦闘も同様に語り継がれるだろうと強調、米軍のイラク駐留の意義をアピールした。
大統領は約1万人の退役軍人らを前に、硫黄島の摺鉢山(すりばちやま)に立てられた星条旗が「米国の不屈の精神を象徴する永遠のシンボル」になったと指摘。
これにイラク戦争を重ね合わせ「将来、自由で繁栄した中東を目にすれば、(イラク中部)ファルージャでの戦いをガダルカナルや硫黄島と同様、米国人は畏敬(いけい)の念を持って語るようになるだろう」と述べ、イラクで活動する兵士の貢献をたたえた。(共同)
(11/11 11:04)
**********
民間人をほとんど殺すことがなく日米が死力を尽くした硫黄島の戦いと多数の民間人を巻き込んだファルージャの戦いを比較すること自体、無理があります。
しかも、大東亜戦争は国と国とが戦った外交の究極形でもありました。イラク戦争のような開戦の根拠の怪しい「警察活動」まがいの戦闘とは一線を画します。日本人として不愉快なたとえです。
このようなことを口走る大統領を抱えるアメリカとの軍事同盟。日本の外交政策の手直しが、急務かもしれません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます