夢と希望と笑いと涙の英語塾

INDECという名の東京高田馬場にある英語塾で繰り広げられる笑いと涙の物語
新入会員募集中!

アメリカのスモーカー、ニコチン依存度が高くなってきた

2008年11月11日 08時25分38秒 | 離煙ニュース: 海外編
タバコ会社の悪巧みではないでしょうか、タバコをやめさせないために。

**********

ニコチン依存度の高い喫煙者が増加 (Dr.赤ひげ.com)
2008/11/10

   禁煙しようとする喫煙者のうち、ニコチン依存度が高い人の比率が過去15年で最高となっていることがわかり、米フィラデルフィアで開催された米国胸部専門医学会(ACCP)年次集会で発表された。

 研究を率いた米パロアルト肺疾患予防センター(カリフォルニア州)のDavid P. Sachs博士は、「この5年間で、患者のたばこ依存が重度になり、これまで以上に集中的な治療が必要だと感じている」と述べている。数々の研究から、ニコチン依存度が高いほど標準的な治療の効果が低いことが示されており、「このような人たちは重度のニコチン離脱(禁断)症状があり、再びたばこを使用するようになる比率が高い」という。

 今回の研究では、禁煙プログラムに登録された喫煙者の3集団、計630人を対象に、FTQ(Fagerstrom Tolerance Questionnaire、※編集部注=ニコチン依存度を調べる質問表。スコア7以上が高度依存とされる)を用いて1989年と2006年のニコチン依存度を0~11のスコアで評価、比較した。その結果、15年間でFTQスコアは12%上昇したほか、スコアが7~11の人の数は32%増加し、ニコチンへの高度依存の人の比率が、55.5%から73%に増大したことがわかった。

 Sachs氏は、特にニコチン依存度の高い喫煙者が現在の禁煙プログラムに参加している点を挙げ、「このような患者にはもっと集中的な治療が必要」と述べている。同氏によると、喫煙者の約10%は実はニコチン依存症ではなく、身体的な離脱症状なしにたばこを断ち切ることができるという。そういう人が禁煙したあとに「遺伝的にニコチン依存の人が残されている」とSachs氏は述べている。

 ある専門家は、Sachs氏の考えは近年の禁煙成功率の減少を説明しうると認めつつも、ニコチン依存度が高くなっている理由はほかにも考えられると指摘。「たばこ会社が、たばこのニコチン含有量を徐々に増やしているからなのか、それとも依存度の低い喫煙者の禁煙に成功した結果、依存度の高い喫煙者が残ったのか」と疑問を投げかけている。

 同会議で発表された別の研究では、イラクで従軍する海兵隊員および船員の喫煙率が米国平均の2倍に上ることが米国海軍の研究員Michael A.Wilson氏により報告された。イラクの海兵隊員および船員408人のうち、64%が何らかの形でたばこを使用しており、米国平均の29.6%を大幅に上回っていた。たばこ利用のうち喫煙が52%で、次いで無煙たばこ(36%)、両方の使用(24%)が続いた。そのうちの74%がたばこをやめたいと思っているという。

(HealthDay News 10月28日)

**********

かつてウルトラ・ヘビー・スモーカーとして1日100本ほどタバコを吸っていたことのあるゴウ先生、世界中のあらゆるタバコを試しました。それで2003年12月31日をもってタバコと縁を切ったのですが、その理由のひとつは以前と比べてタバコがまずくなったから。

体調の変化もあったかもしれませんが、やめる数年前からタバコの味がマイルドになりすぎて気持ち悪くなったのです。離煙させないための手段なのかと思ったものです。

ともあれ、記事にもあるとおり、タバコを吸いたくなるのは「戦争」などに従事するようなストレスフルな生活に原因があります。タバコも悪いけれども、タバコを吸い続けるいまの環境を少し改善することの重要性も考えるべきでしょう。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北大路欣也版『子連れ狼』のD... | トップ | イタリア最大産業は、マフィア »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

離煙ニュース: 海外編」カテゴリの最新記事