タツノヒノエ

神仏への道-神社仏閣巡りから、古代の神々との出会い

因果応報・・・

2022-10-25 18:03:56 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

因果応報とは仏教用語です。

いまや、ヨーロッパ人の方が、日本人よりこの言葉の意味を理解している感があります。

アマゾンで買った原始仏典を読みかじると、お釈迦様が「かみ砕いてかみ砕いて、時には比喩を用いて法 (真理) 」を説いておられます。

「因果応報」は、仏教では基礎中の基礎。

「善因善果」「悪因悪果」。

「自分が行ったことは、必ず自分に返ってくる」と言う単純なものです。

ために、お釈迦様は繰り返し、

「悪しきことをするな、善きことを行え」「悪しき者と交わるな、善き者を友とせよ」と仰っておられる。

「因縁」と言う言葉も仏教用語ですが、巷の新興宗教などでは、「曲解 (曲げて解釈する) 」して、それを商売道具にして信者を脅し、儲けているところも多々あるとか。

「因縁」とは、「自分が行ったことは、必ず自分に返ってくる」と言う単純なもの「善因善果」「悪因悪果」の理ですが、

新興宗教になると、なぜか、「因縁」と言う「固定的な悪業」があるように解釈し、それらを逃れるためには、その宗教じゃないと救われないと言う風に宣伝するみたいです。どこの団体も似たり寄ったりで、「唯我独尊」的な宣伝をしているみたいです。

そんなものじゃありません!

「因縁」と言う道理は、「固定的なモノ」ではなく、常に変化するものです。

自分が作った業は、自分自身の影のように、業を清算するまで付き従う。ただし、一つの行いだけで人間と言う一個の生命が成り立っているワケもなく、長い間生きているうちに様々な善悪の業を積み続けているのが人間です。

だから、お釈迦様は、「悪しきことを為すな」「善き事を為せ」と仰っておられたのです。

日本のお寺では、基礎に「十善戒」(じゅうぜんかい) と言う善行があります。

身業では、

① 不殺生(ふせっしょう) 生き物を殺さない。

  不偸盗(ふちゅうとう) 他人の物を盗まない。

  不邪淫(ふじゃいん) 不倫など道徳に外れた性的関係を持たない。

口業では、

② 不妄語(ふもうご) 嘘をつかない。

  不綺語(ふきご) 中身の無い言葉を話さない。

  不悪口(ふあっく) 乱暴な言葉を使わない。

  不両舌(ふりょうぜつ) 二枚舌を使わない。

意業では、

③ 不慳貪(ふけんどん) 欲深いことをしない。

  不瞋恚(ふしんに) 激しい怒りをいだかない。

  不邪見(ふじゃけん) (因果の道理をを無視した)誤った見解考えを持たない。

です。(これ全部完璧にできる人はまずいないと思います)

お釈迦さまが在家に説かれた「仏教の五戒」は、上記太字の四点に「不飲酒戒 (ふおんじゅかい) 」を加えて五戒です。(酒を飲まないと言っても・・・体を壊したり、意識を失うような痛飲を避けて、たしなむ程度なら・・・と思います。私論です) 

五戒でも、完璧にできる人はいないので、できるだけ意識するよう努めればいいのでは・・・と思います。これも私見です。

(日本の政治家なんか、一つとしてできない人も多々いるように思います・・・真摯に反省すると言って反省せず同じこと繰り返し、説明すると言って話そらし誤魔化し、時間稼ぎする)

ではまた。

・・・・・


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