「蛾のおっさん」と聞いてピンときたあなたは、相当学校図書館の実情に詳しい方です!
先月ネットニュースを何気なく見ていて、このワードにぶつかりました。
【学校図書館】「隠れ司書教諭」生む現状 山本みづほ氏に聞く(2022年2月9日、10日掲載)
という記事が教育新聞に掲載されていたのです。
「何だろう」と思いつつも、後で読もうと2、3日放っておいたら、購読しないと読めなくなっていました
そこで、山本みづほさんのことをネット検索したら、長崎県で国語の教員として働きながら学校図書館の充実に尽くした方だとわかりました。
そして著書としてヒットしたのが
「蛾のおっさんと知る衝撃の学校図書館格差―公教育の実状をのぞいてみませんか?」郵研社(2019/07発売)
という不思議なタイトルの本でした。
「蛾のおっさん」は山本さんの友人の夢に登場した全身白タイツのおっさん顔の蛾!
「学校図書館の書棚の裏って、たま~に掃除すると干からびた蛾がたくさん死んでいる」ことから、キャラとして活躍するようになったとのこと。
今や「蛾のおっさん」としてフェイスブックも開設してるのです。
版元のサイトの紹介文がこちら。
ちょっと長いけど、目次も紹介します。
公立学校の厳しい(悲しい)状況や、少しでもよりよい状況を作り出そうとする試みが、蛾のおっさんを通して語られています。
子どもが学校を卒業してしまうと、なかなか様子が見えない学校図書館。
その一端をうかがうことができる好著です。
先月ネットニュースを何気なく見ていて、このワードにぶつかりました。
【学校図書館】「隠れ司書教諭」生む現状 山本みづほ氏に聞く(2022年2月9日、10日掲載)
という記事が教育新聞に掲載されていたのです。
「何だろう」と思いつつも、後で読もうと2、3日放っておいたら、購読しないと読めなくなっていました
そこで、山本みづほさんのことをネット検索したら、長崎県で国語の教員として働きながら学校図書館の充実に尽くした方だとわかりました。
そして著書としてヒットしたのが
「蛾のおっさんと知る衝撃の学校図書館格差―公教育の実状をのぞいてみませんか?」郵研社(2019/07発売)
という不思議なタイトルの本でした。
「蛾のおっさん」は山本さんの友人の夢に登場した全身白タイツのおっさん顔の蛾!
「学校図書館の書棚の裏って、たま~に掃除すると干からびた蛾がたくさん死んでいる」ことから、キャラとして活躍するようになったとのこと。
今や「蛾のおっさん」としてフェイスブックも開設してるのです。
版元のサイトの紹介文がこちら。
あなたのお子さんの学びに寄り添うはずの学校図書館。自治体によって信じられないような教育格差があることをご存知でしたか? その実態を蛾のおっさんと共に考えてみましょう。
「こんな図書館は、花マルだね!」
「こんな図書館はバツだね(涙)」
子どもたちのための学校図書館を考えながら、蛾(が)んばって飛び回るのだ!
「こんな図書館は、花マルだね!」
「こんな図書館はバツだね(涙)」
子どもたちのための学校図書館を考えながら、蛾(が)んばって飛び回るのだ!
ちょっと長いけど、目次も紹介します。
〈目 次〉
はじめにのその前に
はじめに
プロローグ
第1章
悲しい学校図書館を見た
1 図書委員だけが頼りです
2 ダイホンバンとは何ぞや?
3 子どもは外で遊びましょう
第2章
楽しい学校図書館を見た
1 ポプラディアでの調べ方の学習
2 アメリカでの話
3 ブックトークの取り入れ方
4 すてきなおはなし会
5 心落ち着く居場所
6 学校図書館にカフェだって作れる
第3章 なぜこうなったのか考えるのだ
1 学校図書館のたまご期
2 学校図書館のあおむし期
3 学校図書館のさなぎ期
4 学校図書館が羽化するとき
5 学校司書の法制化
第4章
私の学校図書館体験
~「さなぎ期」から「羽化するとき」まで~
1 使う側だったころ(福岡県と長崎県と京都府で)
2 運営する側として(長崎県でのこと)
(1)さなぎ期の現場
〈超大規模小学校〉
〈大規模中学校〉
〈中規模中学校 忍び寄るブラック勤務の影〉
〈小中併設校は小規模でのどかな雰囲気〉
〈離島の中規模中学校 島独特の考え〉
〈再び市内大規模中学校へ 朝の読書の開始〉
(2)そして羽化するとき
〈再び小規模中学校で やれることはやってみよう〉
〈合併のための閉校を控えた小規模中学校は欧米並み〉
〈最後の勤務校は出戻りの大規模中学校 やっと巡り合えた学校司書〉
3 忘れられない5つの物語
(1)お昼ご飯は食べません
(2)思春期真っ盛りだから
(3)図書館に住みたい
(4)リクエスト本
(5)もっと早く知っていたら
第5章
愉しきかなトランジッション
1 まずやってみたこと
2 今やらねばならないこと
(1)学校司書を3S(専任、専門、正規)に!
(2)司書教諭に仕事の時間を!
(3)学校司書や司書教諭を
まとめて研修するのはどこだ?
エピローグ
あとがき
はじめにのその前に
はじめに
プロローグ
第1章
悲しい学校図書館を見た
1 図書委員だけが頼りです
2 ダイホンバンとは何ぞや?
3 子どもは外で遊びましょう
第2章
楽しい学校図書館を見た
1 ポプラディアでの調べ方の学習
2 アメリカでの話
3 ブックトークの取り入れ方
4 すてきなおはなし会
5 心落ち着く居場所
6 学校図書館にカフェだって作れる
第3章 なぜこうなったのか考えるのだ
1 学校図書館のたまご期
2 学校図書館のあおむし期
3 学校図書館のさなぎ期
4 学校図書館が羽化するとき
5 学校司書の法制化
第4章
私の学校図書館体験
~「さなぎ期」から「羽化するとき」まで~
1 使う側だったころ(福岡県と長崎県と京都府で)
2 運営する側として(長崎県でのこと)
(1)さなぎ期の現場
〈超大規模小学校〉
〈大規模中学校〉
〈中規模中学校 忍び寄るブラック勤務の影〉
〈小中併設校は小規模でのどかな雰囲気〉
〈離島の中規模中学校 島独特の考え〉
〈再び市内大規模中学校へ 朝の読書の開始〉
(2)そして羽化するとき
〈再び小規模中学校で やれることはやってみよう〉
〈合併のための閉校を控えた小規模中学校は欧米並み〉
〈最後の勤務校は出戻りの大規模中学校 やっと巡り合えた学校司書〉
3 忘れられない5つの物語
(1)お昼ご飯は食べません
(2)思春期真っ盛りだから
(3)図書館に住みたい
(4)リクエスト本
(5)もっと早く知っていたら
第5章
愉しきかなトランジッション
1 まずやってみたこと
2 今やらねばならないこと
(1)学校司書を3S(専任、専門、正規)に!
(2)司書教諭に仕事の時間を!
(3)学校司書や司書教諭を
まとめて研修するのはどこだ?
エピローグ
あとがき
公立学校の厳しい(悲しい)状況や、少しでもよりよい状況を作り出そうとする試みが、蛾のおっさんを通して語られています。
子どもが学校を卒業してしまうと、なかなか様子が見えない学校図書館。
その一端をうかがうことができる好著です。