稲城の図書館サポーターみんなのとしょかん Neo

東京都稲城市で「市民の力になる図書館」の発展をめざして活動している市民グループです。

図書館の音~稲城市立図書館note【公式】

2020-12-26 14:39:43 | ご存知ですか?
去る11月1日に稲城市立図書館がnoteでの発信を始めたことをご紹介しました。
「稲城市立図書館がnoteでの発信を始めています!」

さまざまな記事が上がっていますが、こちらの記事をご覧になったことがありますか?
「とても忙しそうな休館日の音」
稲城市立中央図書館で休館日に行われているCD・DVDの盤面拭きの音が紹介されています。
同館はPFIの手法を採用した公立図書館として発足しました。
その長所の一つとして、開館時間の延長や、開館日の拡大が実施されました。
利用者にとっては嬉しいサービス拡大ですが、その結果他の分館と比べると休館日はとても少なくなっています。

休館日は以下の通り
〇中央図書館:第四月曜日(国民の祝日の場合はその翌日)、年末年始、特別整理期間
〇第一~第四図書館 :月曜日、祝日、年末年始、特別整理期間
〇iプラザ図書館:第二・四月曜日(国民の祝日の場合はその翌日)、年末年始、特別整理期間

月一回しかない休館日にも作業が行われているとは知りませんでした!

この他にもさまざまな図書館の音が紹介されています。
訪れるときには聞こえない音が、図書館の存在をより身近なものにしてくれるような気がします。

*******************
みんとブログをお読みいただき、ありがとうございました。
来年も「図書館」をめぐるいろいろな話題をお届けしたいと思います。
どうぞ皆様にとってよい新年となりますように!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマスの一冊

2020-12-20 11:14:54 | ご存知ですか?
もうすぐクリスマス!

何を幼いこども達にプレゼントしようかと頭を悩ませている方も多いでしょうね~
みんとを結成したころは保育園児だった我が家の息子たちもとっくに成人し、
そういう楽しみはなくなってしまってちょっとさびしいです。

クリスチャンではない我が家ですが、クリスマスは一年に一度の大イベントでした。
そんなクリスマス前のワクワクした期待感を親子で毎年味わうことのできる一冊をご紹介しましょう。

「サンタクロースと小人たち」マウリ・クンナス作/いながきみはる訳
フィンランドのお話しです。
偕成社ホームページ
「オーロラのみえる国 フィンランドのとおい北のはずれに、コルバトントリという山がそびえています。」
こんな書き出しで始まるサンタクロースと小人たちのものがたり。
彼らの一年の暮らしを描いた絵本です。
工作の大好きな息子たちと、クリスマスの季節になるとこの絵本を読んで、自分にやってくるプレゼントを今小人たちが作っている姿を想像しながら眠りについたものです。

日本での発売は1982年。もう40年ほどたつのですね。
児童書は息の長い本が多いですが、これもその一冊。
現在も新刊で購入できます。
もちろん、稲城市立図書館(中央・ⅰブラリ)にも所蔵されています!

みなさんのお宅にも、それぞれのとっておきの一冊があることでしょう。
誰にとっても大変な一年でしたが、どうぞよいクリスマス&新年をお迎えください
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稲城市 学校図書館活性化推進員(学校司書)募集

2020-12-12 20:25:04 | ご存知ですか?
前回、稲城市議会において稲城市の学校図書館が取り上げられたことをご紹介しました。

つのじ議員の質疑で、稲城市の学校図書館に配置されている活性化推進員(学校司書)に学校間格差が生じていることが明らかになりました。
週5日、一日6時間勤務のはずが、学校によってはわずか週1日しか配置できていないというショッキングな事実が明らかに!

稲城市の教育部長さんが「日本図書館協会のホームページで告知をして」採用に努めていると答弁されていました。

そこで同協会のホームページを確認してみました。

ありました!
求人情報のページにきちんと掲載されていました。
内容は以下の通りです。

募集職名:稲城市学校図書館活性化推進員(学校司書)(会計年度任用職員)
募集人数:若干名
勤務先名称:稲城市立稲城第五中学校
勤務先(住所):東京都稲城市向陽台3‐1‐1
業務内容:中学校図書室の司書
雇用期間:任用日から2021年3月31日
任用期間満了後、勤務成績により更新あり
勤務日・勤務時間:週5日 週30時間
待遇等:時給1,095円
勤務状況・勤務実績により期末手当を6月・12月に支給
社会保険・雇用保険の加入あり
応募条件:司書資格を有すること
応募方法:詳細は稲城市ホームページ参照
応募締切日:令和2年12月28日
問合・連絡先:稲城市役所教育委員会指導課
住所:〒206-8601 東京都稲城市東長沼2111
電話:042-378-2111

第五中学校だったんですね
ぜひお気持ちのある方は応募してください!
ただ、司書資格のある方にこの時給はちょっと安いような気がします。
東京都の最低賃金は1,013円です。

同協会の他の求人情報をみると、残念ながらだいぶ格差があります。
例えば東京都中央区が募集している「読書活動主任推進員(会計年度任用職員)」は、

業務内容:
・子ども読書活動推進計画に基づく学校図書館連携事業の企画・調整に関する業務
・学校図書館の選書等業務支援の企画・調整に関する業務
・子ども読書活動推進計画に基づいた事業の企画・調整、関係部署との連携に関する業務
・図書の選定、廃棄等資料管理に関する業務
雇用期間:令和3年4月1日~令和4年3月31日(更新あり)
勤務日・勤務時間:月16日(土曜日、日曜日、祝日の出勤あり)、午前8時30分~午後5時15分
待遇等:月額251,840円(基本給+地域手当)
別途期末手当、交通費支給(限度額あり)、社会保険・雇用保険加入、年次有給休暇・夏季休暇等あり
応募条件:1.司書の資格を有する者で、公立図書館等において学校図書館との連携業務に5年以上従事した経験を有する者
2.司書補の資格を有し、3年以上図書館での勤務経験のある者で、公立図書館等において学校図書館との連携業務に5年以上従事した経験を有する者

要求されている資格や勤務条件もハイレベルですが、待遇もハイレベル!
やる気がある方だったらこちらに流れるかも

みなさん、資格をお持ちのお知り合いがいたら、「稲城市でも募集してるよ!」とご案内ください!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稲城市議会で学校図書館が取り上げられました!

2020-12-05 15:39:31 | ご存知ですか?
11月26日から開会している令和2年第4回稲城市議会定例会で学校図書館が取り上げられました!
12月2日に行われた本会議で、つのじ寛美議員が取り上げ、質疑が行われました。
テーマは「子どもたちが利活用出来る学校図書館の環境整備について」

つのじ議員の質問は、稲城市の学校図書について、多方面からアプローチする意欲的なものでした。
その一部をみんとの関心に沿ってご紹介します。

まず最初にコロナ下の学校図書館の現状について質問があり、それに対して市側(教育指導担当部長)から感染リスクを避けるために貸し出し窓口へのアクリル板設置や、図書館の利用曜日の分散、読み聞かせの際の工夫などが紹介されました。

続いてそうした学校図書館の取り組みを担っている、「学校図書館活性化推進員」の現状が取り上げられました。
市側の最初の説明によれば、「市内の公立小中学校に各1名ずつ配置している」とのことでしたが、つのじ議員から詳細な配置状況の説明が求められ、ショッキングな現状が明らかになりました。

実際の配置状況は以下のような状態なのだそうです。
  • 週5日 1日6時間勤務 12名

  • 週5日 1日5時間45分勤務 1名

  • 週4日 1日7時間勤務 1名

  • 週4日 5時間勤務 2名

  • 週3日 5時間15分勤務 1名

  • 週1日 7時間45分勤務 1名

これは一体どういうことなのでしょうか?
せっかく配置する予算がついているのに、学校によっては週1日しか配置されていない学校もあるということですね。
週1日では、書架を整えるだけで精一杯です。
とても先生方の授業支援や子どもたちの読書指導は行えません。
市の政策では週30時間の配置を意図しているのに、一番少ない学校ではわずか7時間45分!3分の1しか配置を実現できていないのです。
同じ市内の公立学校なのに、受けられる教育支援に格差が生じていることになります。
つのじ議員もこの問題点を指摘し、早急な対応を求めましたが、残念ながら市側からはあまり実効性のある回答がなされませんでした。

最後に学校図書館の情報化の現状について質問がありました。
現在インターネットに接続可能なパソコンが各校一台ずつ(!)配置され、図書館で利用されているそうです。
でも肝心の学校の図書の管理には「表計算ソフト」(???)や紙が用いられているという市側の回答でした。
以前ブログでご紹介したとおりですね~
「稲城の偏差値36.49!~基礎自治体 教育ICT指数サーチ」

注目すべきは今後の取り組みについての市側の回答!
教育部長さんから
「学校図書館用図書が子どもたちの読書活動推進に寄与している大切な物品であることに鑑み、今後学校との連携により、図書の受入・除籍・貸出・返却の一連の業務を適切に管理できる仕組みについて研究して参りたい」
との表明がなされました!
「研究」ということは「導入」までには一足飛びにはいかないということでしょうか。
でも市議会で公式に答弁されたことの意義は大きいですね。
大いに「研究」して、効果的な「導入」を期待しましょう。

質疑の様子は稲城市議会ホームページで公開されています。
稲城市議会 映像検索システム
みなさんもインターネットで市議会を「傍聴」してみてください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする