稲城の図書館サポーターみんなのとしょかん Neo

東京都稲城市で「市民の力になる図書館」の発展をめざして活動している市民グループです。

学校図書館の未来

2020-05-31 10:54:50 | ご存知ですか?
いよいよ明日から稲城でも学校が再開されます。

およそ3か月にわたるお休みですから、いきなり全開!というわけにはいきませんね。
からだも心も少しずつ戻していかないと、息切れしてしまいます。
ゆっくり少しづつはじめましょう

さて学校がお休みの間、学校図書館もお休みしていました。
未知の感染症拡大を防ぐためには仕方のないことでしたが、長いお休みの間、

”感染症ってなんだろう?”
”今まで感染症で世の中に大きな影響が及んだことってなかったのかな?”
”今まで気づかなかったけど、家の外から聞こえる鳥の声、何の鳥なんだろう?”

いろいろ知りたいことが湧いてきませんでしたか?

そんなとき調べられる本が手に入ったらどうでしょう?
学びの世界がぐっと広がってきますね。

”インターネットで検索すればいいじゃん”
本当にそう?
検索結果がたくさん出てきて、どれを見ればいいかわからない!って経験、ありますよね。
フェイクニュースなんて言葉もよく耳にします。

そんなとき学校図書館の本が役に立つのです。
そこで、欧米の学校では学校図書館の本をインターネットで検索する仕組みが用意されています。
調べたいことがあったら自宅からでも学校の本が調べられて、貸出予約ができて、電子書籍の場合はそのまま一定期間利用できる!
(日本でも大学図書館と一部の私立高校では電子書籍の貸し出しが始まっています。)
そんな環境で勉強している子どもたちが世界にはたくさんいるのです。


これは稲城が海外姉妹都市提携を検討しているアメリカのカリフォルニア州フォスターシティーが所属するサンマテオ郡の運営する学校図書館蔵書検索システムのトップページ。
以下のサイトに入って、Elementary Schools =小学校 をクリックし、上から7番目のFoster City Elementary School を選んで、検索窓に"japan"と入力、虫眼鏡マーク(キーワード検索)をクリックしてみてください。
https://smfcsd.follettdestiny.com/common/welcome.jsp?context=saas51_0467620
署名に"japan"が含まれていなくても、内容データを検索して、日本に関係のある本がたくさんヒットします。
しかも本の表紙画像つき!
なんかワクワクしませんか?


残念ながらここまで提供できる学校図書館のサイトは日本では多くないのが現状です。
でもこれがそう遠くない未来に実現できたら。。。
すごくないですか?

稲城の学校図書館、まだまだ発展させたいです!




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朗報です~稲城市立図書館始動!

2020-05-26 19:46:49 | ご存知ですか?
本日5月26日、緊急事態宣言が解除されました。
それを受けて、来る6月1日から稲城市立図書館では、予約本の貸し出しが開始されます!

来館者の集中を避けるため、あらかじめ電話での予約が必要ですが、
「もう一度図書館で本が借りられるようになる」
そのことがうれしいです。

詳しくは図書館のホームページでご確認くださいね。
http://www.library.inagi.tokyo.jp/index.php?
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「川の図書館」~ステイホームの間に

2020-05-25 19:00:00 | ご存知ですか?
ステイホームの中、こんな素敵な活動がおこなわれています。

『調布経済新聞』2020年5月21日に掲載された記事にうれしくなりました。
ー調布の中学生が無料で本交換する「川の図書館」 アメリカの取り組み参考にー
と題した記事です。

調布市内の中学2年生熊谷サラさんと中学1年生のダイスケさんのきょうだいが、
昨年、アメリカワシントン州で見かけたポストほどの大きさの箱に本が入れられ、
誰でも気軽に利用ができる「little free library」の取り組みに感動し、
日本で行う場合の改善点などをまとめて同市役所に相談して企画したもの。

緊急事態宣言が発令され、市内の図書館や書店が自粛となり、
本に接する場所が少なくなる中で今できることをやってみようと、休校期間中の活動として開始されました。

開設場所は、よみうりランドや富士山を背景に川を一望でき、散歩をしている人の目にも留まりやすく、さらに大きな木が好きだったことから、その下で本を読める多摩川を選んだそうです。

今後も活動は続けられるとのこと。
川べりの木陰での読書なんて、ホントに素敵な体験です。
夢がひろがる話題ですね!

詳しくは調布経済新聞の記事をご覧ください。
https://chofu.keizai.biz/headline/3209/
*調布経済新聞さんの許可を得てご紹介しました。


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ステイホームのお供に~青空文庫

2020-05-24 19:00:00 | ご存知ですか?
今日は作品の宝庫、青空文庫のご紹介です。
https://www.aozora.gr.jp/

青空文庫は、インターネットの電子図書館。だれでもいつでも無料でアクセスできます。
著作権の消滅した作品と、「自由に読んでもらってかまわない」とされたものが集められていますが、とにかくすごい数の作品が登録されています。
宮沢賢治や新見南吉など教科書にのっている人の作品もありますし、日本の昔話から、アンデルセン・グリム童話などもあります。
総ルビ(漢字全部にふりがながついている)ばかりではありませんが、小学生でも読むことが出来ます。

青空文庫では、公開されている作品を、「作家別」「作品別」「分野別」「検索」で探すことができます。
「分野別リスト」の中にある「児童書」トップを見てみましょう。+
http://yozora.main.jp/
図書館で見たことがある数字や言葉で分類されています。
伝記が好きな人は「2.歴史」→「28.伝記」→「289.個人伝記」で、福沢諭吉や科学者たちの伝記を読むことができます。
物語が好きな人は「9.文学」をクリックしてください。日本の物語なら「913」です。

古い言葉で書かれているものもありますが、これを機会にチャレンジしてもおもしろいですよ。
たとえば、図書カード:No.54926 作品名:『えほんのアリス』
https://www.aozora.gr.jp/cards/001393/card54926.html"rd54926.html
そう、ディズニー映画でも見たことあるかもしれませんね、ルイス・キャロルが書いた『不思議の国のアリス』のお話です。
冒頭(お話の最初)懐中時計を見ながらあわてて走っていくうさぎに出会います。
ある本では、うさぎは「たいへんだ、たいへんだ!すっかりおそくなっちまったぞ!」、別の本では「たいへんだ! どうしよう! まにあいそうにもないぞ1」とひとりごとを言います。
でも『えほんのアリス』の中ではこう言っています。「やんぬるかな! ちこくでおじゃる!」
さし絵もルイス・キャロルが出版した当時のジョン・テニエルの絵が使われています。ちょっとぶきみに感じるかも?
『えほんのアリス』では漢字は使われてないので、低学年から読めますね。
高学年なら、図書カード:No.5732 作品名:『アリスはふしぎの国で』
https://www.aozora.gr.jp/cards/001393/card57320.htmlはいかがでしょう。

筆者はたて書きの「青空in Browsers」で読みましたが、横書きなどいろいろなデータで提供されているので、自分が読みやすいものを選んでください。

他にも『ピーターラビットのおはなし』は『あなうさピーターのはなし』として、別の訳者の作品がのっています。
https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1505.html

作者の名前がわかっていれば、作家名で探すこともできます。
昔話を読みたい人は「楠山正雄」のところを見てください。
英米文学にも名作がたくさん!
推理小説のシャーロックホームズシリーズも揃っています。
https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person9.html#sakuhin_list_1

この青空文庫は、自粛期間だけではなくいつでも読むことができます。
おもしろいなと思える一冊を探してみてくださいね。
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ステイホームのお供に~イタリアの人々

2020-05-24 10:27:46 | ご存知ですか?
今日はイタリアからの情報をご紹介。

内田洋子さんという、イタリア在住のジャーナリスト・エッセイストをご存知でしょうか?
イタリア好きの方はもちろん、本好きな方が多いみんとの読者はご存じ化もしれませんね。

モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語
https://hojosha.co.jp/menu/591906
という、本と人々をつなぐ、わくわくするような物語を刊行された方です。

イタリアでどんな暮らしをされているか、ふと気になってネット検索したところ、
こんな試みをされていました。

「デカメロン2020」©(Decameron2020)©
緊急非常事態宣言が発動されたイタリアを、イタリアの若者が語る、描く、見つめる、歌う
https://hojosha.co.jp/free/decameron2020_24
報道には表れない、普通に生活している人々が、何を想いどんな暮らしをしているのか。
彼らの言葉に、私たちの暮らしをもう一度見つめなおすヒントが隠されているような気がします。
お時間があったらぜひご一読ください。
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