JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「デビッド・ボウイ・イズ」

2015-12-03 | 映画(DVD)
「デビッド・ボウイ・イズ」2013年 英 監督:ハミッシュ・ハミルトン

ミュージシャン、俳優としてジャンルを超えてさまざまな人々に影響を与えてきたデヴィッド・ボウイの回顧展がロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で開催された。彼のステージ衣装や創作メモといった普段あまり目にすることのできない資料や衣装をはじめ、山本寛斎らがボウイのエピソードを語ったクロージングナイトの模様を活写。

本作の存在を知った時は一瞬色めきたったが、冷静になると回顧展のドキュメントというものならスルーかなと決め込んでおりました。が、・・・
潜在意識がそうさせるのか11月に入ってデビッド・ボウイの「The Man Who Sold the World」「Hunky Dory」を超ヘヴィー・ローテーションで聴いているうちに、どうしても観て置かなきゃいけないんじゃないかって気になってきた。
公開終了間際に滑り込み。

という事であまり期待はしてなかったのですが、ハードル下げてたせいもあり、これがなかなか良かった。
マニアにとっては今更感のある展示かもしれませんが、マニアというほどではないものの中学生の頃にラジオから流れてきた彼の曲にぞっこんになって、いまだに愛聴している身にとってはとても至福の時。
勿論、曲をガンガン聴かせるような作品ではないけれど、間隙なく流れる懐メロ(とは言え、まったく古臭くない)に身を委ねる。

企画者とV&A博物館天晴れ!です。
最終日のトークセッションがまた良い。進行するおじさんとおばさんが実にスマートで好印象。
山本寛斎の語る思い出が熱い。なんと言っても彼のしゃべる英語がとても聞き取りやすく優しいのが嬉しい。



こうして見てると、やはりバリバリ・グラム・ロックのステージを一度生で見ておきたかったな。
ベルリン時代の来日武道館公演(1978年)あれはあれでカッコ良く、感慨深かったけれど。

ボウイの描く絵も良いです。三島由紀夫の肖像の雰囲気ある事。
ボウイが影響を受けた人、与えた人を化学式になぞらえる表はバカバカしくて良いです。

出演映画のシーンをまとめた映像の展示。観たい!

この回顧展はいつになったら日本に来るのでしょう。実現させて欲しいですね。
その折は日本の著名人ファンによるトーク・セッションも必須。トリは寛斎。
それでもってチケット取るのが面倒でトークセッションは観れないだろうからTVや映画(YOU TUBEでもいいけど)公開して欲しいもんです。

それでは今の気分でボウイの1曲を選んで


David Bowie- 11 The Width of a Circle








家に帰って新譜BlackstarのPV観て、お爺様ボウイにちょっと哀しくなりました。時は残酷ですね。

WARSAWZA

David Bowie Space Oddity

Sense Of Doubt

渋谷 シアター・イメージ・フォーラム

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