この2本の映画を見に行くかどうかとても迷ったのです。
タランティーノの映画は「パルプ・フィクション」のみで「キル・ビル」さえ見ていないし、カー・スタントとかゾンビとかも良くわからない。このような素人が見に行って果たして面白さ堪能できるのか疑問もあって。
しかしB級映画2本立て、3本立てのグラインドハウスを再現しようというこのイベント・ムービー、興味をそそられる事この上無い。
USAバージョンが六本木で再上映。
このところ風邪で(発熱しないんだけど)体調が思わしくなく、見に行きたかった映画を悉くキャンセル自粛していたのでその腹いせに。しかも、恥ずかしながらお初の六本木ヒルズでございます。
フェイクの予告編から始まり2本のお下劣映画で3時間11分。
知識は無くとも、それなりに楽しめました。腹いせには持って来いでしたな。
隠微なお下劣はなかなか好きなんだけどこういうのはスカッと爽やかなゲロゲロでちっとも不健康でなく(?)、ただただお馬鹿で良い。
フェイク予告編「マチェーテ」
メキシコ日雇いのオッサンが強そう。実際観てみたい。
「プラネット・テラー アメリカバージョン」
予告では片脚ライフルのフリークスヒロインに大いにそそられたのでありますが、実はマリー・シェルドンが気に入りました。レズビアン女医ダコタは3色の麻酔注射をガーターベルトに隠し持ち、ケケケケケ・・・・彼女の夫ドクター・ブロック(ジョシュ・ブローリン)がまた基地外。
ダコタの手首が折れちゃう場面は血の気が退きました。映画とはいえこういうの苦手。レッズの田中選手骨折とか・・・ゾンビの血肉スプラッタは笑っていられるんですが・・・
タマタマ切り取りやタランティーノの股間がだらだらだらーなんて、ロバート・ロドリゲスってこういうの好きなのね。困った坊やだ。
もちろんローズ・マッゴーワンの無意味な才能もカッコいいです!
ローズ・マッゴーワン、いきなり両足健在でポールダンスを魅せてくれるし、妖艶さがいかにもB級で◎。スタンダップ・コメディアンを目指すなんて泣ける。恋人のエル・レイ(フレディ・ロドリゲス=このチビがまたカッコ良い)の「それをネタにすべき」は正論。
フィルム・ノイズや1巻喪失など手の込んだ懲りよう。
ベッド・シーンでフィルム状態が最悪になり1巻喪失は宮戸川の時代からのお決まりでニンマリ。
エヴァ・ガードナーって誰?へぇ~。
好きな人にはこういうのたまらんのでしょうな。
フェイク予告編 「ナチ親衛隊の狼女」
こういうの絶対あったように思える所がいい。
フェイク予告編 「Don't」
これ元ネタわかる人には堪らんのでしょうね。Don't!Don't!Don't!Don't!
フェイク予告編 「感謝祭」
悪趣味の極み。実際作成されれば語り草になるB級の名品。私としては見に行かずに話題だけで盛り上がりたい。
「デス・プルーフ アメリカ・バージョン」
再編集して1本にした物ならこっちを見てみたい。(デス・プルーフinグラインドハウス)女の子たちのおしゃべりがもっともっと長々と続くんだろう。USAバージョンはコンパクト。
前半の女の子たち、話題は低次元でもカンバゼイション、コミュニケーションはハイ・レベル。回転のいいお友だちが揃うと楽しそう。
前半はスラッシャー・ムービーで、ひぇぇぇ~また、出たー!なんだけど後半の女の子たちが登場するとガラリ一変。デス・プルーフのガイキチ、スタントマン・マイク(カート。ラッセル)への痛快復讐劇になって行く。
スタントマン・マイクの最初の餌食の女の子はローズ・マッゴーワン。
マリー・シェルドンもプラネット・テラー同様のキャラでチョイ役出演。
地元のグラインドハウス?オデヲン座で子供の頃見た「バニシング・ポイント」 (全裸女性が出てきて気まずくなってロビーへ退避した。私にとってのグラインドハウス映画)への愛に溢れた作品。
普通の女の子はバニシング・ポイントなんか見ないやね。しかし、スタントウーマンの2人にはダッジ・チャレンジャーは憧れ。強いヒロイン、ゾーイ(ゾーイ・ベル)、キム(トレイシー・トムズ)。こいつらも一種のトランス状態でマイクを徹底的にやっつける。その執つこさはお互い様。彼等彼女等にとってカークラッシュ=セックスって事がわかり易くて良い。留めのかかと落とし(ロザリオ・ドーソン)がグラインドハウスのラストを見事に飾ってくれて・・・
「バニシング・ポイント」もう一度見ないといかんなぁ。劇場で・・・
タランティーノ映画なので当然音楽の選び方もイカしています。T-REXをはじめバーのジュークボックスでかかる曲の数々・・・
見ている側もハイでお下劣になって、その後社会科見学の心算の六本木ヒルズ回遊の予定は中止。空腹を吉野家で満たし帰る。
タランティーノとロドリゲスがフェイク予告編やらフィルムノイズの細工をしてまでグラインドハウスを再現してみせてくれているのに、上映館が広くて綺麗な六本木TOHOシネマというのはいかがなものか。どうせならオデヲン座(もう無いけど)など場末感ぷんぷんの場所でやってもらいたかったな。しかも、3,000円だし、再上映という事だからなのか日曜というのに客はまばら、お寂しい事でありました。小さな小屋を好き者で一杯にしてグルーブする楽しさは味わえません。(惜しい!)
タランティーノの映画は「パルプ・フィクション」のみで「キル・ビル」さえ見ていないし、カー・スタントとかゾンビとかも良くわからない。このような素人が見に行って果たして面白さ堪能できるのか疑問もあって。
しかしB級映画2本立て、3本立てのグラインドハウスを再現しようというこのイベント・ムービー、興味をそそられる事この上無い。
USAバージョンが六本木で再上映。
このところ風邪で(発熱しないんだけど)体調が思わしくなく、見に行きたかった映画を悉くキャンセル自粛していたのでその腹いせに。しかも、恥ずかしながらお初の六本木ヒルズでございます。
フェイクの予告編から始まり2本のお下劣映画で3時間11分。
知識は無くとも、それなりに楽しめました。腹いせには持って来いでしたな。
隠微なお下劣はなかなか好きなんだけどこういうのはスカッと爽やかなゲロゲロでちっとも不健康でなく(?)、ただただお馬鹿で良い。
フェイク予告編「マチェーテ」
メキシコ日雇いのオッサンが強そう。実際観てみたい。
「プラネット・テラー アメリカバージョン」
予告では片脚ライフルのフリークスヒロインに大いにそそられたのでありますが、実はマリー・シェルドンが気に入りました。レズビアン女医ダコタは3色の麻酔注射をガーターベルトに隠し持ち、ケケケケケ・・・・彼女の夫ドクター・ブロック(ジョシュ・ブローリン)がまた基地外。
ダコタの手首が折れちゃう場面は血の気が退きました。映画とはいえこういうの苦手。レッズの田中選手骨折とか・・・ゾンビの血肉スプラッタは笑っていられるんですが・・・
タマタマ切り取りやタランティーノの股間がだらだらだらーなんて、ロバート・ロドリゲスってこういうの好きなのね。困った坊やだ。
もちろんローズ・マッゴーワンの無意味な才能もカッコいいです!
ローズ・マッゴーワン、いきなり両足健在でポールダンスを魅せてくれるし、妖艶さがいかにもB級で◎。スタンダップ・コメディアンを目指すなんて泣ける。恋人のエル・レイ(フレディ・ロドリゲス=このチビがまたカッコ良い)の「それをネタにすべき」は正論。
フィルム・ノイズや1巻喪失など手の込んだ懲りよう。
ベッド・シーンでフィルム状態が最悪になり1巻喪失は宮戸川の時代からのお決まりでニンマリ。
エヴァ・ガードナーって誰?へぇ~。
好きな人にはこういうのたまらんのでしょうな。
フェイク予告編 「ナチ親衛隊の狼女」
こういうの絶対あったように思える所がいい。
フェイク予告編 「Don't」
これ元ネタわかる人には堪らんのでしょうね。Don't!Don't!Don't!Don't!
フェイク予告編 「感謝祭」
悪趣味の極み。実際作成されれば語り草になるB級の名品。私としては見に行かずに話題だけで盛り上がりたい。
「デス・プルーフ アメリカ・バージョン」
再編集して1本にした物ならこっちを見てみたい。(デス・プルーフinグラインドハウス)女の子たちのおしゃべりがもっともっと長々と続くんだろう。USAバージョンはコンパクト。
前半の女の子たち、話題は低次元でもカンバゼイション、コミュニケーションはハイ・レベル。回転のいいお友だちが揃うと楽しそう。
前半はスラッシャー・ムービーで、ひぇぇぇ~また、出たー!なんだけど後半の女の子たちが登場するとガラリ一変。デス・プルーフのガイキチ、スタントマン・マイク(カート。ラッセル)への痛快復讐劇になって行く。
スタントマン・マイクの最初の餌食の女の子はローズ・マッゴーワン。
マリー・シェルドンもプラネット・テラー同様のキャラでチョイ役出演。
地元のグラインドハウス?オデヲン座で子供の頃見た「バニシング・ポイント」 (全裸女性が出てきて気まずくなってロビーへ退避した。私にとってのグラインドハウス映画)への愛に溢れた作品。
普通の女の子はバニシング・ポイントなんか見ないやね。しかし、スタントウーマンの2人にはダッジ・チャレンジャーは憧れ。強いヒロイン、ゾーイ(ゾーイ・ベル)、キム(トレイシー・トムズ)。こいつらも一種のトランス状態でマイクを徹底的にやっつける。その執つこさはお互い様。彼等彼女等にとってカークラッシュ=セックスって事がわかり易くて良い。留めのかかと落とし(ロザリオ・ドーソン)がグラインドハウスのラストを見事に飾ってくれて・・・
「バニシング・ポイント」もう一度見ないといかんなぁ。劇場で・・・
タランティーノ映画なので当然音楽の選び方もイカしています。T-REXをはじめバーのジュークボックスでかかる曲の数々・・・
見ている側もハイでお下劣になって、その後社会科見学の心算の六本木ヒルズ回遊の予定は中止。空腹を吉野家で満たし帰る。
タランティーノとロドリゲスがフェイク予告編やらフィルムノイズの細工をしてまでグラインドハウスを再現してみせてくれているのに、上映館が広くて綺麗な六本木TOHOシネマというのはいかがなものか。どうせならオデヲン座(もう無いけど)など場末感ぷんぷんの場所でやってもらいたかったな。しかも、3,000円だし、再上映という事だからなのか日曜というのに客はまばら、お寂しい事でありました。小さな小屋を好き者で一杯にしてグルーブする楽しさは味わえません。(惜しい!)
ゾンビ映画苦手なくせに、妙に気に入ってしまった「プラネット・テラー」。登場人物の個性が際だっていて、面白いんですよね。女医ダコタの「お友達の効き目は~」だとか「ムダな才能」だとか、細かい台詞に伏線があったりして実に楽しかった。「デスプルーフ」はカーアクション映画愛の結晶ですな。たまにはこういう映画で発散しなくっちゃね。
ニコラス・ケイジがフー・マンチュー役で出るのはナチだったっけかな。
本編、無知なりに両方とも楽しめましたが、特に「デス・プルーフ」は「デスプルーフinグラインドハウス」も観たくなります。やっぱ、タランティーノは好きだなぁ。
なんと素晴らしい☆私、知りませんでした。
私もこちらのバージョンを見ましたので、TBさせていただきますね。
>前半の女の子たち、話題は低次元でもカンバゼイション、コミュニケーションはハイ・レベル。回転のいいお友だちが揃うと楽しそう
この作品、会話がつまらない、って言ってる人が多かったのですが、この会話の面白さがなぜ分からないんだろう、と思ってたので、imaponさんの意見を目にしてすごく嬉しくなった私でした。
タランティーノ作品で私のオススメ作品は、
あ、いや、なんでもないです(笑)
映画をよく観る様になりましたが、ド素人です。
思わせぶりなコメントに???でしたが・・・
よほどお気に入りなんですね。
タランティーノ作品、もっと観たいです。
これからもよろしく・・・