


第94回全国高校野球選手権 西東京大会決勝
日大三VS佼成学園
日大三 000 000 002=2
佼成学園 010 000 000=1
佼:磯崎-渡辺弘-磯崎=越後
日:斎藤-大場-釘宮-荻野=湯本、関谷
準々決勝の都立日野戦は裏切って日野側だったけど、今日は当然日大三高の一塁側。

1点勝負の息詰まる熱戦となりました。

2回に佼成学園が先制しても、まだまだこれから。逆に追う展開の方が面白いと思っておりました。
1点差で終盤に入ると日大三と佼成学園の実績の差が出てくるんじゃないかと。
しかし、5回、7回、8回の盛り上がる好機に1本が出ない日大三。
9回表、38年ぶりの重圧からかストライクが入らない佼成学園救援渡辺投手ですが凡飛球で二死を取り、いよいよ38年ぶり2度目の甲子園か・・・。
二死一二塁で打席に立ったのは主将金子凌也君。一人で優勝旗を返しに行くのは御免だ、仲間と甲子園に行くんだという思いのこもったかのような打球は右中間越えの2点適時打。

歓喜に沸く一塁側。「スゲー!」という声があちこちから連発の大盛り上がり。

その裏、投手を使い果たした感の日大三も少しヒヤっとしましたが、最後は併殺で連続優勝を決めた。

敗れた佼成学園。
東京が東西に分かれた最初の西東京代表。あれから38年ですか・・・。38年ぶりというとベイスターズの優勝を思い出します。あの時は長い年月だと感じましたが、今や38年ぐらいじゃ驚かない。ついこの前のような・・・。年を取りましたな。

秋春の活躍から連覇を阻むのはここかと思っていましたが、流石の好チーム。特に4番吉田主将の遊撃守備が目を曳きました。

試合後のインタビューで小倉監督が思わず嗚咽。

昨年に3年生を支えた2年生の代、秋、春と振るわなかったチームだけに。今日の苦しい展開から、思いが込み上げてきたんでしょうね。
金子主将も「去年、畔上主将が監督を男にすると言いましたが、僕らの代にもその思いはあります」とちょっと控え目に2連覇への決意表明。

優勝候補筆頭で格段の力を持った昨年とは違うけれど、こういうチームは金子主将の言うように1試合1試合積み上げて行くと、先輩から受け継いだDNAが最後に物を言う展開もありえる。斎藤投手を中心にした守りは大会を通じて3失点と安定している。
甲子園での健闘を祈ります。

暑いので、ハーフパンツで観戦していたら膝が焦げた。


毎日ブログ拝見しております。
生観戦されたのですね、羨ましい。
私は、テレビ観戦(しかも後半から)でした。
このカード、昨年5月に駒沢野球場で見たのと同カード。
あの時も、そして今回も日大三高の勝負強さを物語っています。
佼成学園は、初の西東京代表だったんですね。
しかも、それから38年ぶりのチャンス。
こちらもドラマ性を感じます。
決勝戦はTV中継があるので冷房の利いた部屋で観戦するほうが良いのですが・・・
ジリジリ暑い中、汗だくになって観戦するのって、案外すきなんで・・・物好きな奴です。
やはり最後は実績の差、かな・・・