JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「野良猫ロック セックス・ハンター」

2009-07-25 | 映画(DVD)
「COOL&WILD 妖艶美 反逆のヒロイン 梶芽衣子」

「野良猫ロック セックス・ハンター」1970年 日活 監督:長谷部安春

米軍基地の町には、マコをリーダーとするズベ公グループ、バロン率いるイーグルス、混血児たちのグループらがたむろしていた。混血児・数馬は10年前に別れた妹を捜して、この町に立ち寄る。一方、バロンは姉を黒人兵に犯されたことから、混血児を憎んでいて、混血児狩りを実行に移す。

1970年の映画。知らなかった、安岡力也がすごくスリムだ。
身体のでかいおっかない人っていう路線じゃなかったんだ、混血児役。
梶芽衣子も2年後のさそりに比べるとズベ公ぶりが可愛らしい。これは若さだけじゃなくてさそりの方がクールすぎるだけでしょうね。
ヒロインとしてこちらも捨てがたい。
ただ、ここで既に黒いハットのさそりファッションが登場。黒いベストが可愛い。

梶芽衣子をリーダーとするズベ公グループが中心なんでしょうがないけど、藤竜也や岡崎二郎のイーグルスの混血狩の手口が陰湿で腐っていてどうしょうもない。
混血いじめというテーマは時代性も手伝って面白いんだがどうにも・・・
仲間うちからも「いつからこんなインポ野郎みたいなやり方になったんだ」と批判の声も。引きつるホントのインポ藤竜也バロン。
それに比べて梶芽衣子をはじめとするズベ公さんたちの侠気の熱さ。
図らずも仲間を裏切った形になってしまい仲間のリンチを受け入れる。顔だけは勘弁してやる、後ろを向きな」で投石。微笑ましい・・・

ゴールデンハーフが5人(エバ、マリア、ルナ、ユミ、エリー)揃って「黄色いサクランボ」を歌っているのがお値打ちかと・・・

脚本は大和屋竺。ラストの不条理さで面目躍如。

銀座シネパトス レイトショー

にほんブログ村 映画ブログへ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「銭ゲバ」 | トップ | 次の記事へ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(DVD)」カテゴリの最新記事