JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「ジャズメン」

2021-04-21 | 映画(DVD)
「ソビエト映画特集」

「ジャズメン」1983年 ソ 監督;カレン・シャフナザーロフ
МЫ ИЗ ДЖАЗА

1920年代のオデッサ。「ジャズはブルジョア音楽」だった時代にジャズバンドを結成する若者たち。”アドリブ”の意味の解らない仲間たちとの初めての野外ライブでの失敗。そしてオーディションへの挑戦。音楽と仲間の楽しさをほのぼのと描いた青春映画の佳作。



楽しいエンタメの背景にお国の事情が垣間見える不思議な可笑しみ。楽曲やオシャレなステップが素敵。
最高のバンドの正しさよ、恋に似た何かだな。



「アレキサンダース・ラグタイム・バンド」をはじめとする20年代のスタンダードナンバーやソビエトの代表的ジャズ音楽。

ジャズ音楽の虜になったために音楽学校を退学させられた好顔の青年コースチャ。
辻音楽士からのグラウチョ髭のバンジョー・ステファンとグレアム・チャップマン似のドラム・ジョーラ。二人の演奏中の表情!
せっかく取り付けた演奏会は窃盗団のパーティーで御用となり、監獄で知り合った
即興理解に苦悩するサックスおじさん・バブーリンが加わる。
バンドメンバーの3人がリーダー青年のピアノを励ますおバカな行動にほっこり。



ラストシーンの曲だけ残念感なのは好みの問題?



2021年3月
シネマヴェーラ渋谷

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「短編集 さりゆくもの」 | トップ | 「サン・ラーのスペース・イ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(DVD)」カテゴリの最新記事