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JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「結婚哲学」

2015-05-19 | 映画(DVD)
「ルビッチ・タッチ!」

「結婚哲学」1924年 米 監督:エルンスト・ルビッチ デジタル上映

結婚生活に不満を持つミツィは、親友シャーロットの夫にモーションをかけ・・・。二組の夫婦がくっついたり離れたりしつつ、ラストはキッチリまとまるセンスの良さ!チャップリンや黒澤、ヒッチコックがこよなく愛した、ルビッチ恋愛喜劇の最高峰。

サイレント映画。途中でまどろみながらの観賞となったけれど、それでも充分面白く楽しめた。
ミツィは強かな肉食系女子で獲物を狙う顔芸がすごくおっかない。
シャーロットの方は純粋ではあるけれど誤解の多いやきもち焼きで、これまた面倒臭さそう。
好きでもない男に言い寄られれば悪い気はしないし、親友の不幸を心配しながらも浮気相手への好奇心から駆け付けてみたり、極めて悪い意味で女性的。
長身のドクター・ブラウンは品のある紳士ながら、同僚のグスタフを馬鹿にしての大笑いの顔芸がまた凄い。



なんのかんの終始ラブラブなブラウン夫妻は元の鞘に治まり、ミツィと別れたがってるお髭のシュトック教授は優位に離婚を決め、めでたしめでたし・・・
ミツィは散々な目となりましたが自業自得とも言え・・・
可愛そうなのはコケにされまくってたブラウン医師の同僚でブラウン夫人のシャーロットに思いを寄せるグスタフ・ミューラ氏。でも彼は顔がとてもキモいのでしょうがない。

ラスト、きっちりまとまるとあるが、ずいぶん強引ではあります。強引なだけに嫌なタイプに思えたミツィの強い愛情への渇望が憐れであり、せつなくもあり・・・。

シネマヴェーラ渋谷

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