JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「トップハット」

2009-09-02 | 映画(DVD)
「映画史上の名作2」

「トップハット」1935年 米 監督:マーク・サンドリッチ
TOP HAT

フレッド・アステア、ジンジャー・ロジャース

1930年代のアメリカ・ミュージカル映画の最高傑作の一つ。ロンドンに招かれたブロードウェイスターと、アメリカから来たモデルのすれ違いラヴコメディ。エキゾチックで華麗なセットを背景に、アーヴィング・バーリンの名曲と共にアステア&ロジャースのゴールデン・コンビがスクリーン狭しと踊りまくる華麗な姿は、もはや芸術の域に達している。

アステアの映画をキッチリ見るのはこれが初めて。
あれほど談志家元が騒いでいたので、もっと早く見ていてもよさそうなもんだが、映画を見る習慣が無かったもんでしょうがない。

これはウディ・アレンの「カイロの紫のバラ」で使われていた事でも有名ですね。

スリムな姿での踊り狂い、タップを踏む様。その一挙手一投足が、もうすん晴らしくって。噂には聞いていたが驚愕。その指先にいたるまでの色っぽいこと。

音を立ててはいけないルールの会合。その場所を去る際にスッタンタンタタタカターンとタップを踏んでみせる。

歌う場面。
映画のエンドでこの映画の字幕製作に協力いただいた方の名前がでていたけど
アステアのダンスシーン。これほど字幕の必要性を感じなかったことは無いね。
字幕に気を取られていたらアステアのダンスが見れないではないの。

ジンジャー・ロジャースは思ったほどチャーミングに感じなかったけど、アステアとのダンスが始まるとやはり素晴らしい。

雨の音楽堂で歌い踊るシーン
ブロードウェー・スターのジェリー(アステア)がダンスが上手なのは良いとしてモデルのデール(ロジャース)まで上手いだなんて。・・・という所が楽しいんですね。

ストーリーのほうも勘違いが勘違いを呼んで、しかも勘違いされている事を気づかずに辻褄が合っちゃう楽しいラブコメ。

ホーレス夫人マッヂ役のヘレン・ブロデリックが魅力的。

モノクロ・エンターテイメント満喫。
今度はカラー作品のアステアも見てみたい。

シネマヴェーラ渋谷

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