JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「幽霊列車」

2015-03-08 | 映画(DVD)
「KIHACHI OKAMOTO RETROSPECTIVE 岡本喜八監督特集」

「幽霊列車」1978年 テレビ朝日 監督:岡本喜八

赤川次郎のデビュー作を映像化したミステリードラマ。温泉地で列車に乗った7人の客が突如消失。警部と女子大生が事件の謎を追う。田中邦衛演じるアクの強い中年警部、喜八常連メンバーの演じる胡散臭い村の衆が楽しい。浅茅陽子のサービスショットも!

シネマヴェーラの特集はこういうテレビドラマも入れてくる処が憎いね。
テレビドラマを劇場で観てどーしよーってんだけど、貴重だから嬉しい。{/kaeru_en3/

本作を見て、今まですっかり忘却の彼方に捨て置かれていたけれど、自分は当時、浅茅陽子という人がかなり好きだった事を思い出した。
カミングアウト!
どのくらい好きだったのかというと、私はNHK朝の連続ドラマというものをまずは観ないのだけれど、その中で見ていたのは「雲のじゅうたん」「満天」「あまちゃん」の3作品のみ。後ろの2本は年末だかの総集編で観たわけだから事実上唯一観ていたのがヘバちゃんの「雲のじゅうたん」って事になる。勿論、毎日欠かさず観ていたわけでは無かったと思うが・・・。浅茅陽子を見るのを楽しみしていたんだっけ。今、思うと何故だろう・・・・ではあるが。

そんでもってこのドラマ、岡本喜八のユーモアが実に楽しいのだけれど、浅茅陽子のサービスショットに尽きる。
チラシ紹介文から期待はしていたけれど、ホンマ、素晴らしいよ。
入浴シーンを田中邦衛が間違って覗いてしまい、見事にポロリ。ええ乳です。
なるほどサービスショットだと喜んでいると、このシーンが田中邦衛による回想で3度も繰り返し登場する大サービス。
笑えるのは橋の下から列車を見上げての検分、「乗客の上半身しか見えなかったでしょ、下半身は見てないでしょ」に思わず回想・・・

事件解決後はこの女子大生がいきなり脱いで中年警部の布団に潜り込む。バックショット・サービスまで。
浅茅陽子という役者はあっけらかんとした奔放さが売りだったけれど、ここまでとは。
当時、このテレビドラマを見ていたら、見終わった後に視聴者であるこちらが何度も回想して、きっとナニしたに違いない。

浅茅さんの話ばかりになってしまいましたが、殿山泰司、内田朝雄、天本英世、桑山正一、山本麟一らの俳句会の面々がいい味だしてます。これに加えて駅長の信欣三。

山本麟一がくじ引きの結果、拘束された浅茅耀子を絞め殺す役となったが、ビビッて殺せない。
では、犯してしまおうと作戦変更となった途端にハッスル。

いくら田舎の温泉街だからと言って元校長や村長まで居ながら、法律知らなすぎだろ!という突っ込み所は赤川次郎作だし、浅茅陽子の健闘に免じて許す。

それにしても何で浅茅陽子、好きだったんだろ。

シネマヴェーラ渋谷

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