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JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

妄執、異形の人々~その5~

2006-09-29 | 映画(DVD)
今回で最後の「妄執、異形」詣で
・・・となるはずでした。

お目当て「恐怖奇形人間」を見に行ったのですが、ネットのタイムスケジュール表記に誤りがあったようで劇場到着時は「恐怖奇形人間」の最終が終わろうとしているではないか。
わざわざ渋谷まで来たので最終の「地獄」を見ていく事にする。

「地獄」1979年 東映 監督:神代辰巳



いきなり黒味で山崎ハコの歌がワン・フレーズ・・・
嫌な気持ちにさせて地獄の幕開き。
地獄図の屏風絵
今回この企画上映ではこれと似たような映像を何度と無く見た。映像の常套手段だろうが、それにしても何と言う凄い企画なんでしょう。

映画の方は4分の3は地獄へ落ちる人々の現世の因果応報。これがなかなかあきれ返る。詳しくはこちらで。(ネタバレ)

淫蕩の母の血を受け継ぎ、母の執念、恨みを晴らす事のみで生かされてきた娘アキ役の原田美枝子。彼女の淫らさも見応えがあるが、この当時の岸田今日子がやっぱりスゴイ!妖しい美しさと科白回し。
「地獄で産みなさい」とか「地獄で待ってるわ」とか「もう浮気も駆け落ちもできない」とか・・・ゾクゾクッ
そして最後の地獄でのシーンでは石臼に挽かれてしまう。

後半の地獄巡りよりも親の因果が子に報い。アキと幸男(林隆三)と松男(石橋蓮司)の現世が充分地獄でした。

「恐怖奇形人間」を見れずに暗い気持ちで帰途に。
円山町から渋谷まで、好き勝手なファッションに身を包んだ楽しそうな人ごみを歩いていると、人々が地獄の亡者のように思えてきた。

地獄、極楽、紙一重。

この映画と「大霊界2死んだらおどろいた」を併映すると面白かったかもしれませんな。

それにしても山崎ハコってホント、嫌な気持ちにさせるなぁ。(実はわりと好きなんですけど・・・)


9月27日 シネマヴェーラ渋谷


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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怨みます・・・・ (さらさ)
2006-09-29 23:20:37
でしたっけ?

「山崎ハコ」に反応してしまいました



息子の塾帰り、車のラジオからハコさんの番組が流れてきます。



ほんわかして、優しげで、可愛い感じです。

意外でした

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チビまる子 (imapon)
2006-09-29 23:56:40
さらささん。ドーモ!

私は藁人形の歌が印象深いです。

トントン、トントン釘を刺す・・・



山崎ハコって確か「チビまる子ちゃん」にも登場しませんでしたっけ。山下大輔(大洋)も登場したし2大スター?

後者は清水市の英雄だからわかるけど・・・

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