古代日本の歴史を謎解き

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出雲の神話 八岐大蛇

2019-11-17 16:31:35 | 歴史
古代出雲のお話です。
やはり気になるのが日本神話に登場する
八岐大蛇神話

物語の流れをざ~っと
1、イザナギの神様から産まれた天照大神と素戔嗚命
  素戔嗚命が追放されて出雲へたどり着く
2、川沿いに進むとクシナダヒメとその家族に会う。
3、山沿いに住む八岐大蛇を退治する。
4、尻尾から天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)が出てきて
  天照大神へ献上する。
  子の剣は後に草薙(くさなぎ)の剣と呼ばれて
  天皇家の三種の神器のひとつになる。

たぶん、1 と 4は後に付け加えられたお話ではないでしょうか。
古代出雲で起きた事
1、新しい文化をもった渡来人(或いは九州人)が出雲へ移住する
2、海側(或いは宍道湖)に住む一族(海人族:あま、あずみ)と出会う。
3、山側には敵対する一族(山人族:やまと)が住んでいて争いが続いていた。
4、渡来一族は海側一族と共に山側一族を討伐して出雲国が始まる。

縄文の古代から 蛇への信仰はあったようです。
狩猟を主とする一族にとって蛇は
・毒蛇は命を落とす魔物
・一方、食料として食していたかもしれません。
現在の言葉を使うと、蛇は
魔物、悪の化身、悪者のイメージで
八岐大蛇 の表現になったのではないでしょうか。
八つの首も
本当に八つの部族がいたのか
沢山の部族 VS 一つの海人族 の争いだったのかはわかりません。
弥生時代初期に大陸(秦)から船で渡来した徐福一団かもしれません。
壱岐対馬を経緯して玄界灘から移住した邪馬台国一団かもしれません。
或いは、新羅から沖ノ島経緯で移住した朝鮮人の一団かもしれません。
弥生時代に出雲地方を纏める大きな国づくりが始まったのでしょう。

その他に「出雲風土記」の始まりは 国引き神話 があります。
何と、日本海にある(或いは朝鮮半島)の土地を引っ張り寄せて
鳥取の浜根にくっつけた。

出雲は宍道湖を中心に国が広がります。

「風土記」には
播磨・肥前・常陸・豊後の風土記があり
日本海側で同じような歴史書が作成されたようです。
玄界灘~山陰~能登半島 と日本海を利用した航路で
国同士のつながりが出来たのは
弥生時代~古墳時代ではないでしょうか。


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