古代日本の歴史を謎解き

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「いろは歌」の意味

2018-05-06 16:08:36 | 歴史
いろは歌
すべての仮名を重複させずに使って作られた誦文(ずもん)のこと。七五調の形式
文献上の初出は、— 『金光明最勝王經音義』
以呂波耳本へ止
千利奴流乎和加
餘多連曽津祢那
良牟有為能於久
耶万計不己衣天
阿佐伎喩女美之
恵比毛勢須

現在のひらがなにすると
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ  つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす
意味を付けると
色はにほへど 散りぬるを
我が世たれぞ 常ならむ
有為の奥山  今日越えて
浅き夢見じ  酔ひもせず

匂いたつような色の花も散ってしまう
この世で誰が不変でいられよう
いま現世を超越し
はかない夢をみたり
酔いにふけったりすまい

と云う意味です。


涅槃経にある「諸行無常偈」の四句(漢語)を和訳した。
いろはにほへと ちりぬるを  諸行無常
わがよたれぞ つねならむ   是生滅法
うゐのおくやま けふこえて  生滅滅己
あさきゆめみし ゑひもせず  寂滅為楽

仏教を広めるために、ひらがな に
ひらがなも普及させるために 重複させない誦文 に
当時の貴族で広まった 和歌 にして、言葉遊びを達成。
作者の意図の深さを考えると、ものすごい和歌である事が分かります。


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