古代日本の歴史を謎解き

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「古事記」と「日本書紀」

2018-05-06 17:45:42 | 歴史
共に平安時代に完成した日本の歴史と天皇の正当性を記述した日本の史記です。
・古事記
 712年に太安万侶が編纂し、元明天皇に献上された。
・日本書紀
 舎人親王らの撰で、720年に完成した。神代から持統天皇の時代までを扱う。
古事記が先で、国内向けに天皇の正当性を主張します。
上巻・中巻・下巻の三部に分かれていて
上巻は、日本神話が記載されています。
日本書紀は、8年ほど遅れて完成します。
中国に対して日本の王は天皇である事の正当性を主張しています。

「日本書紀」は漢文体で書かれていますが
「古事記」は漢字を“表音漢字”で使ったりして日本語(大和言葉)で書かれています。

黒い部分が訓読み(漢字の読み)
赤い部分が音読み(一字一音)です。

図は、古事記の序章、五柱であるウマシアシカビヒコジの神部分です。
国はまだ若く水の上に油が浮いているようで、クラゲが漂っているような時(流より前の10字 は仮名文字)、葦の芽が萌えあがるようにして生まれた神の名は、ウマシアシカビヒコジの神(葦の芽 を神格化して成長力を表す。男性)、次にアメノトコタチの神(天の根源神)(常はトコと読む、立は タチと読む)、この二柱もまた独神であり、身を隠した。

神様の名前など、固有名詞が音読みの漢字になるは、わかりますが
久羅下那須多陀用幣流之時 は
久羅下(クラゲ)が漂っているような時 との事です。



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