王ケン(おうけん)母は、馬子澹(ばしたん)に、王ケンが、馬子澹(ばしたん)を、守るために、蕭キと、婚姻する事にしたのだと、話します。そして、王ケン母は、船着き場へ行き、そこから、王ケンと逃げる様に言います。
同じく、王ケンにも話をする王ケン母。これで母に会えるのも最後かと、困惑する王ケンに王ケン母は、できるだけ遠くに、馬子澹と、逃げる様に言います。
こうして、船着き場で待つ、王ケン。
ただ、馬子澹は、生前、謝(しゃ)貴妃から、王ケンとの婚姻をやめる様に言われていたのです。こうして、葛藤の末、船着き場へと向かう馬子澹。
ただ、その事を知った王藺(おうりん)によって、王ケンは連れ戻されていました。船着き場には、王ケンのかんざしが捨てられてしました。誰かに邪魔された訳でも無く、自分の意志で、馬子澹は、遅れたのですから、もう、どうしようもありませんね。
婚礼を挙げた王ケンですが、蕭キは、すぐさま、戦場へ。
祭りの最中、王ケンはさらわれてしまいます。普通、さらうって、隠密にするのに、上空から飛んできた凧みたいなのが、王ケンをさらって行って、随分派手だこと。さらった奴は、自己顕示欲が強いのかしら?