白石勇一の囲碁日記

囲碁棋士白石勇一です。
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本木克弥対AQ

2018年02月21日 23時59分59秒 | AI囲碁全般
皆様こんばんは。
幽玄の間でのAQと棋士の対局は、初日はAQの9勝3敗でした。
やはり相当な強さですね。
ちなみに、棋士と対局する前にDeepZenGoと対局していましたが・・・。
意外な内容でしたね。

なお、AQの過去の対局はDeepZenGoのものと同じように、保存棋譜→サーバーに保存された棋譜→ハンドルネーム入力、という手順でご覧頂けます。
注意点として、DeepZenGoのハンドルネームは「DeepZenGo」と半角表記ですが、AQは「AQ」と全角表記です。
半角・全角を間違えると棋譜が表示されませんので、ご注意ください。

さて、本日は昨日の棋士対AQ三番勝負第2局、本木克弥八段とAQの対局をご紹介しましょう。



1図(実戦)
本木克弥八段の黒番です。
黒△と詰められて右上一帯の勢力圏が広がりました。
黒×の間が狭いので、いきなり入っていくのは大変な気もしますが・・・。





2図(実戦)
出ました!
AlphaGo愛用、本因坊道策風サバキ!
AQはかなりAlphaGoに影響を受けているそうですが、確かにこういうところは良く似ていますね。





3図(実戦)
しばらく進んだ場面です。
黒×一団が浮き上がり、大きなお荷物になってしまっていますね。
AQが上手い打ち回しで優勢を築きました。
その後も無理なく優勢をキープし、終わって見れば完勝でしたね。

本局はAQの強さを示した1局でした。
この大局観からは学ぶべきものがありますね。
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