白石勇一の囲碁日記

囲碁棋士白石勇一です。
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NHK囲碁講座1月号

2018年12月29日 23時59分59秒 | 仕事・指導碁・講座

<本日の一言>
今年の日本棋院の公式対局は12月27日(木)で終了、来年は1月7日(月)から始まります。
棋士の対局は、国民の休日や大型連休などには関係なく年中行われますが、年末年始の1週間だけはお休みになります。
貴重なシーズンオフですね。
負けが込んだ棋士は、数カ月シーズンオフになることもありますが・・・。
</本日の一言>

皆様こんばんは。
本日はNHK囲碁講座別冊付録での連載を紹介したいと思います。



連載は4月から始まり、12月号までに毎月1つ、計9つの「囲碁の病気」をご紹介してきました。
重要度の高いものは一通り網羅したと言っても良いのではないかと思います。
しかし、1回読んだだけで身に付くなら誰も苦労しません。
何度も繰り返し読んだり、実戦でしっかり練習することが大切です。

1月号から3月号は、今までの総まとめになります。
今まで学んできたテーマが本当に身に付いているかどうかの確認をして頂いたり、理解のレベルを上げて頂くことを目的としています。
講座を読んだ直後は調子が良くても、いつの間にか元に戻っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
頭で理解はできていても、身に付いていない状態ですね。
考え方をしっかり身に付け、局面を見れば自然と目指すべきところが浮かび上がってくる・・・そのレベルまで到達できれば完璧です。
もはや病気の再発の心配も無くなっているでしょう。

今月は盤上の「視野狭窄病」「守り過ぎ病」「打ち込み恐怖症」の3つの復習です。
講座は幅広い棋力の方がご覧になっているかと思いますが、全ての棋力の方にまず確認して頂きたい、という3つですね。
4~6月号とも合わせ、ぜひ取り組んで頂ければと思います。