天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

春の狂い

2021-03-20 08:43:57 | 日記

 春分の日。染井吉野があちこちでちらほら咲き始めた。鬱勃と勃起が始まる春本番となった。日が長くなり、大相撲を最後まで見てからでも散歩に出掛けられる季節が到来した。触れればたちまち迸るほど元気であった若い頃が懐かしくなる。
 青春に躓きが常であるように、春は春情漫ろとなり易く、人みな躓きが多い。バイデン米大統領は大統領専用機搭乗の際にタラップに2度、3度躓き、向う脛を打って痛そうな動画ニュースが流れていた。東京オリンピックが開催されれば、金メダルが最も高く期待されるバドミントンの桃田賢斗選手が全英オープンでマレーシアの選手に0-2のストレートで昨日負けた。大相撲序盤で唯一の5戦全勝だった妙義龍は平幕優勝の期待も掛かるプレッシャーからか、6日目に北勝富士に押し出され、初黒星がついた。『青春の蹉跌』という石川達三の小説が毎日新聞にむかし連載されたけれど、みんなは青春の勢いでなく、いずれも壮熟年だけれど、落ち着いていても春は狂いが生じやすい。
 東京オリンピック・パラリンピックも安倍前首相が力強く語った「完全な形」から狂いが生じ、今夕に東京五輪組織委とか、IOCなど関係団体が協議し、海外観客見送りを決定する予定とか。新型コロナウイルスの変異株の蔓延次第では、次は国内観客見送り、さらには海外代表選手団来日見送りと、ずるずる後退していけば、「完全な形」は完全に崩れるので、観光産業への配慮が行き渡った段階で、欧州諸国並みに主要都市か全国でロックダウンを実施し、コロナを食い止める必要性が生じるかもしれない。

暖まれば
木の目の狂ひ
生みやすく
心浮き立つ
躓きの春