ということで秋バラです。こういった調子では面白くないので、色んな記事から言葉を集めてみます。
日経ビジネスの1975年12月22日号に土光光男氏のインタビューがあった。
いま賃上げをやっても、将来の見込みが悪ければ、皆、貯金ですよ。もちろん、所得税減税も、論議の対象に上がってきてますよ。減税をやるのは結構ですが、個人的にはいま、減税をやっても消費は回復しないと思う。そりゃ、アメリカのように、これまで徴税済みの分も返してやるというわけで、小切手をくれるやり方なら効果は出るかもしれん。しかし、日本のように来年の税金を減らしてやるというんじゃ、だめですよ。
誰でも、いまの生活が低くても、これからよくなるということでなきゃあ。いま高くても、先行き落ち込むというよりはね。正に、滅びそうな王様より、大いに望みが持てる乞食の方がいいと僕はいうんだ。
失敗しても構わん。要は失敗の仕方じゃないですか。万全を期して、それが正しい方向だと思ったら、失敗を恐れずに進む勇気もなくちゃ。
豪放磊落に見えますが、全体で見るともの凄く細やかな言葉使いを感じます。
イヌサフラン、コルチカムです。コルチヒンと言う毒を持っています。昔奴隷時代にこれをあえて食べて、病気になる人がいたと言います。戦時中の醤油一升呑んで、兵役検査から逃げるのも思い出しますが、これは死ぬかもしれません。最近食中毒が起きたのを思い出しました。
次も日経ビジネス。カー&プロダクトデザイナー/SWdesign代表 和田 智さんのインタビューです。
ダメですよ。「新しい」が美しいとは限らない、使いやすいとは限らない。こだわるべきは、美しいか、使いやすいか、であって「新しい」じゃない。
ええ。新しいことが正しいことでもないし、一番求められていることでもないのです。思いや哲学がまずあって、暮らしを起点に、思いや哲学を表現することこそが大事なのです。もっとざっくりいうと、町並みの風景や人々の生活とクルマのデザインが調和していなければならない、ということですね。
だから、僕のデザインしたクルマは、僕だけがデザインしたものじゃない。過去のデザインの蓄積が僕を通じて創らせたものなんです。
もの凄く耳に痛い言葉です。カメラマンと言うのは常に新しさを求めているわけで、それでもまだ私なんかそれはちょっと違うぞ、とかいったりもしているのですが、取引先は全くそう言う事を考えてくれないわけで、困ったもんだといつも考えいます。
バラでもブッシュ系の小輪種です。
こんどはAFP通信です。【AFP記者コラム】「イスラム国」の斬首動画が報道機関に突きつけた課題
私たちに突き付けられた課題は、報道する義務と、記者たちの安全を担保することのバランスをどう取るか。さらには暴力のプロパガンダに利用されないように、そして犠牲になった人の威厳も守りながら、過激派が公開する写真や動画をどこまで報じるかという問題だ。
フリーランスはシリア内戦で大きな犠牲を払ってきた。大きすぎる犠牲だ。そのようなリスクを背負おうとする彼らの背中を、私たちは押したくはない。
紛争地帯では大抵の場合、ジャーナリストが取材でき休息も取れるような、比較的安全な場所がいくつかあるものだ。だが現在のシリアで反体制派が支配している地域には、そんな場所は1つもない。
?一方、イラクやウクライナ、パレスチナ自治区ガザ、中央アフリカ共和国など他の紛争地帯には、経験ある記者を多く送り、フリーランスとも契約している。報道機関として、紛争を伝えないわけにはいかないが、記者たちの安全には万全を期している。第1に、戦場での取材について訓練を受けたジャーナリストを送ること。第2に、ヘルメットから防弾ベストまで、完全な防護装備を提供すること。現地取材の前と後での詳細なブリーフィングも欠かさない。
?ほかのメディアとの情報共有も不可欠だ。記者たちの安全が脅かされているときに、競争など関係ない。AFPは間もなく、情報共有を目的とした、戦場におけるジャーナリストの安全に関するブログを立ち上げる予定だ。ジャーナリストが拘束されたり銃撃されたりと、危険な目に遭ったら、このブログを警告を発する場として活用するつもりだ。安全対策のための情報をできるだけ多くの人たちと共有すれば、どんなことが危険を招きやすいのか、危険を回避するにはどうすればいいのかが見えてくるだろう。
だが、それらの映像が情報を提供してくれるのも事実である。とくに人質が映っている動画は、生死の確認ができる。だから私たちは目をそらしてはいけない。それらを報じなければならないのだ。
?同時に、数々の編集倫理の問題も突きつけられることになる。人質が首を切断された動画を見たとき、最初に私たちが思うのは、ISのプロパガンダ戦略に手を貸さないためにも契約メディアに送るべきではないということだ。だがそのイメージに情報がある限り、私たち通信社にはそれを伝える責務がある。
AFPは、そうした動画を分析して編集することが自分たちの仕事だと思っている。それがジャーナリズムだ。もし私たちが、どこでも見られるからという理由ですべてをそのまま公開すれば、それは付加価値を与えていないということになる。自分たちがやるべき仕事をしていないのだ。 (c)AFP/Michèle Léridon
あまりもの言葉の重さに、かなり引用しました。是非全文で読んで頂きたいと思います。
フジバカマだと思っていたのですが、サワヒヨドリのような気もします。
JPPressの記事です。現代自、「10兆ウォン」でサムスンに圧勝これは韓国ソウルに残った超一等地、韓国電力本社用地の競争入札で、ヒュンダイが3兆ウォンと言われる時価総額の3倍以上の値段で買った事。
「朝鮮日報」によると、保証金として、9999億9999万9999ウォンを送金していたという。鄭夢九(チョン・モング=1938年生)会長の名前の「9」を並べた金額を使うことで、絶対的な自信を示していた。
グループ百年の計を考えて、必ず落札せよ!」。鄭夢九会長は、担当役員をこう叱咤激励したという。
さてこれに対する社内はどうか。ロイター記事です。韓国現代自の労組がスト継続、巨額の不動産投資に反発
起亜の労組は、巨額の資金が土地に投じられることに労働者は怒りを示していると表明。現代自の労組はニュースレターで、「鄭夢九(チョン・モング)会長は土地に社運を賭けるのではなく、人々に投資するべきだ」と強調。
現代自動車と傘下の起亜自動車、現代モービスの3社の株式は、この土地購入決定後なんと10%下落した。
ヨシです。
次はニューズウイークの中東徒然日記・シリア空爆の意味
では、余所者たちはどうしたら「イスラーム国」を「責任をとって回収」できるのか。そのためには、余所者が事態を複雑化したのだという認識をまず、共有する必要がある。米軍のシリア空爆にサウディアラビアやカタールなどが参加したことは、その点で意味を持つ。シリア内戦に周辺国が好き勝手に介入した結果、「イスラーム国」というフランケンシュタインを作り上げた。その作った張本人たちであるアラブ湾岸諸国が、そのフランケンシュタイン出現の責任を自覚し、回収に積極的な役割を果たす必要がある。チェチェンや北アフリカから戦闘員が「イスラーム国」に流入していることを考えれば、ロシアや北アフリカ諸国、そしてそれらの背景にある西欧諸国もまた、「イスラーム国」というフランケンシュタインの創り主である。
しかし、フランケンシュタインはすでに自活能力を獲得している。シリアやイラクの石油施設を接収して、石油の闇輸出で収入を得、あちこちで拉致誘拐した者から身代金を巻き上げる。イラクでの戦闘を経て、武器や財産を戦利品として得たことで、「イスラーム国」は、外部からの資金を断たれたとしても、かなりの程度自活できる。
そう、中東の王族達や大金持ち達は、スポーツに投資するように未来の英雄達に投資し続けた。結果がこれだ。
ワレモコウだと思って撮影したら、ハンゴウソウの実であった。
さてニューズウイークの冷泉氏のコラム、「シリア領内空爆」は本格的な戦争の始まりなのか?
一つ目は、「敵はISISだけではない」という問題です。22日の空爆では、ISISの拠点に加えて、「コーラサン」というグループの拠点への攻撃が行われ、この「コーラサン」の拠点を破壊することに成功したという発表がされているのです。
二つ目は、この「シリア領内への空爆」ですが、事前にシリアに通告されていたというのです。事実上、アサド政権の了承の下に行われているというわけで、ということは、とりあえず「サリン問題」以来、西側の、そしてアメリカの敵であったはずのアサド政権は、今回の空爆に関しては了承しているということになります。
3つ目はアラブ諸国が支持に回ったと言う事が画期的だが、トルコは利害関係が厳しくて参加していない、と言っている。実際イランも加わっていないが、事前通告したと言う事でかなり画期的な出来事になっている。
そして冷泉氏は
アメリカが開始したのは「一体誰のための、誰が相手の戦争なのか?」かなり曖昧な作戦となりました。では、オバマは何の考えもなく、無責任に軍事力を行使したのでしょうか?
必ずしもそうとは言えません。明らかに危機的な状況があり、そこに対症療法的に関与を始めた、その限りにおいてオバマにはオバマなりの合理性はあるのだと思います。ですが、アメリカが本格的に「新たな戦争」に突っ込んでいくという理解をする必要はないと思います。
とまとめていますが、現実的には次の下院議員の中間選挙があるわけで、こちらもかなり影響していると私は思います。アメリカがイギリスのように振る舞っている、とも思います。
カヤツリグサ科の何かだと思うのですが。
部活指導時間の国際比較これは面白い。なにが面白いのかと言えば、海外と日本はかなり違うと言われていたのを、明快に出した事。
北欧のスウェーデンでは,9割近くの教員が0時間,すなわち部活指導を全くしていません。アメリカでも,4割超の教員が部活指導とは無縁。しかるに日本は,一定時間,部活指導をしている教員が大半です。10時間の箇所に山がありますが,1日あたり2時間ほどということ。なるほど,肌感覚と一致しますね。
全文を読んだ方が解りやすいのです。読んで頂きたい記事です。
私見ですが、教師伝説と言うのがいくつかあります。まず戦前の教師で、これぞという子供がいたら補習授業もするし個別指導もするし、ご飯を食べさせたり学費まで出す先生がいました。これは今ではムリですよね。でもそう言った教師像が今でもあると思います。
この拡張版が部活指導です。でも部活、特に体育系はなぜ必要なのでしょうか?ブッチャケて言えば、余計な事をさせないためです。変な遊びを覚えない方が都合がいいわけです。だから学校でのスマホの持ち込みはどうなのかと言われています。いやさわらせない方がいいとも言われています。実際問題が多すぎます。
これと同じのが、部活指導の外部委託にも当てはまります。教師の側から見れば外部委託の方が結果を出せる可能性があります。しかしその外部委託の失敗例が多いと言う事と、子供達の変化に気がつけない可能性に彼らは躊躇するわけです。外部の指導者が入る事で、学校教育の指導の一貫性に問題が起きる可能性、そこが彼らにとっては問題になります。
マジメだから。とれない責任を考えてしまっていると思います。でも実際は出来ないんですね。そこがかなり悩みどころでしょう。
そして、学校が教育の場では無いと言う日本の現状があります。地域の場なんですね。これはいい事なのです。でも勝ち負けが入るスポーツの世界では、どうしても地域が負けた勝ったになりがちで、先生が悪いとかそうなりがちです。
例えば野球で外部委託でコーチや監督がいたとしても、試合を絶対見なければいけません。責任を取るためには見なければいけないのですが、大会運営がそれを求めるわけです。責任の所在を明確にするためです。しかし現場運営ではコーチや監督が本来の責任を持つわけですが、その線引きが極めて曖昧です。これが特に学校が外部委託を嫌う理由です。
そして音楽・美術・書道などの先生には、専任であるからこそ技術や伝統、そして新たな才能を発掘しないと彼らの文化が細くなって行くわけです。だから彼らはがんばるわけです。ただありがたい事にこの文化領域は、社会的にはなぜか低く見られています。なので付きっきりとかでなくていいのです。
というかその前に、教える前に自分がへたくそと思われたらオシマイの教科です。自己研鑽の努力は必要です。
なお日本で成功している、なんちゃって外部委託はジャパンスイミングスクールでしょう。なぜなんちゃってと言うのかと言えば、彼らが英才教育を行った結果、学校教育の水泳では太刀打ち出来ないレベルになっているからです。そして学校単位での試合、中学総合体育祭とかですね、高体連とかインターハイもですが、JSS所属ではなくて学校所属にすればいいだけの話です。基本はJSSでトレーニングしている選手が、学校に水泳部があるのでそこからエントリーしていると言う形です。
ずるいか?いや正しい形です。スポーツとしては。
そのうちJリーグのクラブやプロ野球もこういった形をとれればビジネスチャンスでもあるんですが、アマチュア憲章がいかにも邪魔をしています。
なお外部委託の失敗例は、柔道です。どれだけ死者を作ればいいのか解りません。
すいません。よくある花なのですが特定出来ませんでした。いややらなかったと言うのが正確か。下手な事を言うとお花の人はメチャクチャ怒りますから。
ノコンギクだと思う。
さてネタが尽きて来た。
狂い咲きの山ツツジの仲間だと思う。
あった。オバマ大統領3連発だ。しかもCNN。シリア空爆 「テロリストに隠れ場所ない」とオバマ大統領
英国に拠点を置く非政府組織(NGO)、シリア人権監視機構は、空爆でISISの戦闘員70人以上が死亡、300人以上が負傷したと述べたが、CNNなどの報道機関はこの数字を確認していない。
シリアで活動するアルカイダ系武装組織「ヌスラ戦線」は、空爆で同組織の指導者が死亡したとの声明を出した。
中国も排出削減主導を、米大統領が演説 国連気候サミット
ただ、気候変動対策で幅広い合意を取り付けるのは簡単ではない。中国はエネルギー生産の流入を止めることには否定的な姿勢を示してきた。米国では人間の活動と気候変動との因果関係を否定する意見も根強い。
そうした現実を念頭にオバマ大統領は、「各国とも行動を阻む利害が存在する。自国が動いて他国が動かなければ経済的に不利になるという疑念もある。それでも我々はリードしなければならない」と力を込めた。
この問題では、あれほどイラツク国も無い。
オバマ大統領、コーヒー持った手で敬礼 非難の声
米海兵隊の大統領専用ヘリコプター(マリーンワン)から降り立ったオバマ大統領を、2人の隊員が敬礼で迎える。大統領はコーヒーのカップを持った手を軽く挙げて通り過ぎた――。この振る舞いに対し、「正式な敬礼を返すべきだった」と非難する声が上がっている。
なおアメリカらしく、皮肉も書いている。
オバマ大統領は昨年春にも、ヘリから降りて海兵隊員に敬礼しなかったとの指摘を受けていた。ブッシュ前大統領は2001年、犬を抱いたままおかしな姿勢で敬礼したと騒がれたことがある。
これを非難するのは共和党だけではないだろう。ちょっと良くない。といかかなり不味い。
ということでたった一日で、かなりな仕事をしたオバマ大統領なのだが、彼は理想的なアメリカ人そのもののような気がするのは、私だけだろうか。
エリゼ宮でシリア問題を話さなかったと非難されたが、話さなかった結果今回の空爆だと思う。
もしかすると、最も老獪な大統領になるかも知れない。ニクソンよりもネ。
ということでネタが尽きた。
怪しげなマガモです。マガモらしくありマガモで無さそうな子です。どうもカルガモとペアな様です。
この良くわからない所が、いいですね。
オナナガモのメスのようです。
そしてカラスは集結しています。
秋と冬が交差しはじめました。