管理されているはずの植物がなぜか他所に逃げ出したのを、野良と言う事がある。代表が野良トマトとか野良ピーマンだ。病害虫の発生源になるので優良生産農家では徹底的に駆除している。
管理の甘い花壇や、ご家庭でよく見られるのが野良ペチュニア。しかしこの周辺には家もないし、ペチュニアが近くで植えられていたと言う記憶もない。
もしかすると完璧な野良なのかも知れない。そのせいか、花にバリエーションがある。
先祖帰りしている物が多い。
ペチュニアは元々高性の品種と這性の品種との掛け合わせで、今日の多種多様牲がある。なので先祖返りしたとしてもなにが出てくるか解らない。八重咲きだけは決して出てこないが。
高性の品種は白からピンクだった。なので今でもペチュニアは白からピンクは背が高くなりやすく、ピンクがどんどん濃くなるに従って矮性になる。丈夫さと這い性を求めて原種と交配し直した、サントリーの「サフィニアシリーズ」やサカタ種苗の「クリーピアシリーズ」ではこの傾向がはっきりと見える。マゼンタでも暗くなればなるほど、這い性になる。ここは薮の中なので、高性のほうが有利になっているかも知れない。
昔ドミノシリーズが植えられていたのかな。
強烈なマゼンタです。花の周辺の色がおかしくなっています。デジカメでも起きるのですよ。補色がぶつかったときエッジ処理で別な色が周辺に浮き出てしまうと言う現象です。赤が出ています。
この強烈さ、これぞ先祖返りですね。
太田の片隅で、彼らはひっそり咲いています。見かけたらがんばってと声をかけてください。
なにかやる気の起きない、秋です。食欲もダイエット、いやその前に食べられない。読書は老眼で、度の弱い近視用の眼鏡を作るべきか。スポーツはこれまた先月のアレコレで、最大を出せない状態です。リハビリ状態です。
夏があるからこその秋であって、夏が良くわからなかったから、秋の中途半端さが身に滲みます。
野良は野良でも野良猫です。けなげさはないですが、したたかさがないと生きて行けないです。
私には?両方ない。困った物だ。