作曲家・ピアニスト/平良伊津美の音楽エッセイ

新しい音楽の形を模索していきます。

戦国武将を癒した音楽

2019-09-15 08:30:49 | 音楽
織田信長、豊臣秀吉らを癒した音楽…。

~古楽器・ピウエラ&リュート~

信秀も信長も新しいものを取り入れようとする気質がありました。

織田信長が聴いたクラシック。それは、当時入ってきた、キリスト教の音楽でした。1549年、宣教師ザビエルがキリスト教布教のために初上陸。ルネサンス音楽を聴いていました。

「あなたに景異を表します」ジョスカン・デ・プレ作曲。
ルネサンスを代表する作曲家、ジョスカン・デ・プレは、多くの教会音楽や世俗音楽を残しました。

楽器は、ビウエラ。ギターの前進です。

宣教師たちがもたらしたものは、信長の意向にあっていました。
当時、セミナリオという、宣教師要請学校がありました。
信長は西洋音楽を楽しんだといいます。

ここで、1曲。ファンタジア(スイス・ミラン作曲)楽器はビウエラ。佐藤亜紀子さん、演奏。

宣教師たちの出身地である、ポルトガルやスペインなどの曲です。

信長時代の日本の音楽は、1本の旋律だけでできていました。ところが、クラシックは、ハーモニーもある。そこが、信長が気に入ったこと。

ルネサンスの楽譜。



ここで、1曲。

「パスダンス・ラ・マグダレーナ、ルクーブ、トゥルディオン」ピエール・ブロンドー作曲。

次にウード。楕円形の楽器です。小さい音ですが、当時は部屋で演奏するのが、一般的だったので、大音量を出す必要はなかったのです。

「皇帝の歌」16世紀に愛好されていたシャンソン。フランス語のハーモニーが付いた歌」

織田信長も、豊臣秀吉も、キリスト教を弾圧していたわけではないので、ルネサンス音楽は親しまれていたそうです。

ただ、徳川幕府は、キリスト教を弾圧していたので、それ以降は、演奏されなくなったといわれてます。

※らららクラシックより。

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