作曲家・ピアニスト/平良伊津美の音楽エッセイ

新しい音楽の形を模索していきます。

高橋アキを迎えて

2016-02-08 11:02:13 | 音楽
2016.2/6、2/7は「高橋アキを迎えて」と題して、シューベルトと現代音楽を取り上げておりました。

2/6は、残念ながら、仕事で行くことはできなかったのですが、2/7は、頑張って行ってきました。東京オペラシティリサイタルホールへ、頑張って行ってきました。

まずは、6日の公開レッスンより、1名の演奏でした。栗田桃子さんかしら。

次に、シンポジウム「シューベルトとコンテンポラリー」と題して、
パネリストは、近藤譲(作曲家)、沼野雄司(評論家)、松平敬(声楽家)でした。
3人とも同じような事を言っていた感じがします。
まずは、シューベルトの転調の鮮やかさ、そして、メロディーの美しさ、それに関するシューベルトの作品を例にあげながらの、説明だった気がします。未完成交響曲の謎にも迫りました。

そして、高橋アキさんの演奏です。

まずは、ベリオの「水のピアノ」凄く綺麗な作品でした。

そして、現音会員の作品、4作。

浅野藤/祈り~ピアノのために
北爪やよひ/ENEK Xl for Pianist~そのときどきの~
松平頼暁/ピアニストのためのアルロトロピー
湯浅譲二/内触覚的宇宙・トランスフィギュレーション

色々考えさせられました。

最後に、フランツ・ペーター・シューベルトのピアノソナタ第21番 変ロ長調D960

4楽章構成の大曲でした。変ロ長調と書いてあるのですが、どんどん転調していくので、最後の最後に変ロ長調と分かったというか(笑)結構同じメロディーがしつこく出てきて、やっぱりシューベルトは普通じゃないと思いましたね。

長時間のコンサートでしたが、興味深く、聴けました。

高橋アキさんに、シューベルトに、乾杯!!(笑)
コメント
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