作曲家・ピアニスト/平良伊津美の音楽エッセイ

新しい音楽の形を模索していきます。

現代の音楽展2018 ショートコンサートピース展 2/26

2018-02-27 09:02:24 | 音楽
日本現代音楽協会主催の、ショートピース展が、東京オペラシティリサイタルホールで行われました。
曲の条件は、曲の長さが3分間以内であること、楽器はソロかデュオであることでした。
ご挨拶で、「現代音楽は再演されないから、短い曲で、ポピュラリティーのあるもの」というのが主旨でしたが、再演されるような曲を作らないから、再演されないんじゃないかな、と思ったりしましたが…。
全部で20曲演奏されたので、全部の曲の事を書くことはできないので、記憶に残っているものだけ書こうと思います。

・正門憲也 「遊戯25番”FUJI-no-yama」
おなじみの「ふじの山」をフルートとハープで美しくアレンジしたもの。特殊奏法などはなく、ただ、美しく曲が鳴っていました。
・板津昇龍 「Littele Presents 5」ピアノソロだったか、何かもの一つの楽器があったか覚えていないが、ピアノの使い方がとても上手で印象に残っています。同音連打も効果的でした。
・松尾祐孝「”一陣のそよ風’~クラリネットとピアノの為に~」
クラリネットをピアノの弦の上で吹いて、残響を楽しむ曲。曲は、あまり好きではなかったが、こういう工夫は必要かな、と思いました。
・佐藤昌弘 「Interlude Ⅱ」フルートとハープのための作品だが、この日のコンサートの中で一番素敵な作品だったのではないか、と思いました。ドビュッシーでも、ラベルでもなく、フランス的な響きは、大変美しくかったです。


よく理解的できない作品の方が多かったですが、勉強させていただきました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする