ユーラシアの風~2010年・自転車による単独ユーラシア大陸横断記

2010年・自転車による単独ユーラシア大陸横断記

フォビオくんとアキさんと

2010年05月13日 | 中国(1)天津→呼市
北京有家ユースホステルは北京で唯一、日本語人が経営している。
…と安心して行ったら、フロントのお姉さんは当然、英・中のみ。
いつものように無茶苦茶な英語でむりやりチェックイン。

ドミトリー(相部屋)のルームメイト、イタリア人のフォビオは、
5ヶ国語を操る語学の天才。我々の共通語は英語だけど、レベルが違いすぎて参る。
でも、二人っきりで自己紹介だ。知ってる構文や単語を羅列して、
何とか自分の情報を英語で吐き出す。

彼はというと、半年間の中国ビザで、中国語を学んでいる。
というか、働いている。挨拶が終わると、コンサルタントの仕事に出かけていった。
夜は夜で中国語を操り彼女とスカイプ。
イタリア男の甘いマスクから中国語がマシンガンのごとく飛び出す。
すごいというか、面白い。ギャップがありすぎる。

ディナーはちょうど帰ってきた日本人のアキさんと3人で中華。
アキさんは19年のアメリカ生活で英語ベラベラ。結局通訳のようになってくれた。
北京の食堂に中国語と英語、そして日本語が飛び交う。
不思議な旅の夜が更ける。

翌朝、フォビオは部屋から自転車を出すのを手伝ってくれた。

I respect you, Fobio.
きっと君は世界中どこでも生きていけるんだろう。
負けていられない。例えマイペースでも、前に進もう。



○天安門広場に乗り込む



○フォビオ