今日は、すっかり仲良くなってしまった中国のトイレたちを、
写真では酷すぎるのでイラストでご紹介。
中国を旅する誰もが触れるベタな話題だが、北京からはるか新疆まで毎日
庶民の生活空間を間借りした自転車乗りのトイレコレクションは層が厚いぜ。
尚、食事中の方の閲覧はご遠慮ください。
◇エントリーNo.1
北京、東単の公共衛生間
天津ではホテル、廊坊では古い学校のトイレ並みの「文明厠所」
(厠所=中国語でトイレの意。ツースオ)にしか出会ってなかった私、
まだ心の準備が出来ていなかった。
入って仰天!
何で扉はおろか壁もないのよ!
人民とともにケツを出し、緊張しながら踏ん張ったのが懐かしい。
(もちろん露出の少ない?洋式を使った)
そして、中国3日目にして便器に紙を流してはいけないことに気付いた。
横に紙を捨てるバケツがおいてある。のに、紙は散乱している。
◇エントリーNo.2
河北省宣化県、食堂兼宿屋の厠所
水洗は水洗だが、ホースを使って自分でブツに狙いを定め、流し去るタイプ。
外の手洗い場に石鹸があったのが妙に嬉しかったが、早くもこれが最後となる。
◇エントリーNo.3
河北省杯来県、食堂の厠所
来た来た来た。これが田舎の標準型。
レンガ造り穴だけトイレ。
穴の下も巨大な穴。もちろんメンテナンスフリー。
正確に言うと、メンテする気がない。
◇エントリーNo.4
内モンゴル自治区興和鎮、食堂の厠所
穴。そして板が2枚。
もう、なんてゆーか、穴!
◇エントリーNo.5
内蒙ウランチャプ市集寧区、招待所の厠所
カーテンを開けると、だだっ広い空間に洋式が鎮座。
水タンク横のレバーはブっ壊れていて触ってもうんともすんとも。
で、横の箱の中には水、洗面器、浮き。
どうやら自分で汲んで流せってことらしい。
水位が下がると浮きが検知して水がたまる…っつーか、めんどくさっ!!
◇エントリーNo.6
内蒙バインノール市臨河区、招待所の厠所
10部屋もあるのに、トイレ兼洗面はたった一箇所。
歯磨きも洗髪もここで。
洗面台の水を流すと便器に流れていく。
髪洗ったら便器が泡だらけになった(笑)
◇エントリーNo.7
内蒙烏海市、食堂の厠所
行き着くところまで行き着いた。
近づいていくと、ところどころにブツと厠紙(トイレットペーパー)。
あとは推して知るべし。
◇エントリーNo.8
寧夏中寧県郊外、旅社の厠所
庭の外に連れて行かれる。
塀に沿って進むと、
要は、したら斜面を崩して埋めておく。
いつか斜面なくなるぞ。
◇エントリーNo.9
寧夏中寧県郊外、飯屋の厠所
あの回族のご飯屋さん。
トイレのつくり自体は普通だけど、良く手入れされていて嬉しかった。
生ゴミ、人間と家畜のし尿はまとめて菜園の肥料に。全てが循環している。
◇エントリーNo.10
甘粛省白銀市郊外、旅社の厠所
鍾乳洞か!
◇エントリーNo.11
青海省西寧市、駅前の公厠(公衆便所)
決まった時間に水が流れる。
もちろんその時間下流に居合わせると、他人のブツが大量に
足元を流れていく。
5角。…有料かよ!
◇エントリーNo.12
青海省倒尚河鎮、飯店兼宿屋の厠所
ない!と言われ、よその店で借りるよう指差される。
夜中にしたくなったらどーする!自分で探すことに。
裏庭を見て、この辺くせーな…と思い入っていくと…
ほらね、あるある!とズボンを下げる自分にウケる。
大丈夫か?おれ。
包頭の招待所では、ついに扉を閉め忘れて地元民とご対面☆
タバコをくれた。意味が分からん。
お疲れ様でした。
最後に、中国トイレ攻略3か条。
(1)紙は常時携帯すべし。弁当忘れても紙忘れるな。
(2)都市部ではホテルかファストフードを狙うべし。
(3)田舎では野糞の方が数倍快適。
以下補足。
(1)紙があるトイレは、100元近く出して泊まるホテルの自室だけです。
(2)人のことは気にしないので、トイレ使うためだけに入店しても
なんとも思われません。(キレイだし無料。でも紙は無い!)
(3)基本的に田舎ではどこでしようと手は洗えないので、
慣れるかウェットティッシュを携帯しましょう。
(田舎での入手は困難。要持参)
とにかく臭いもですが、大量の蝿が嫌なんですよね。
ソレ触った汚い足でおれの顔に触れるな!!…あ"ーもう、野糞のほうがマシ!
…ってそれできるのはドライバーと自転車乗りだけか。
今「日本のどこが好き?」と聞かれたら、
間違いなく「トイレ!」と答えるだろう…
旅行ブログ