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初冬の公園にシートを敷いて、日差しの中に寝そべると、思ったよりも暖かい。
シートからゴロリと体を回転させて周囲の大地を見ると、枯草や落ち葉やドングリの帽子(正式には殻斗(かくと)と言います)、そして元気に緑の葉を地面から出している小さい植物が目に入ります。
目線を大地にぐっと近づけると、思わぬ楽しみがあります。
映画ミクロキッズの世界のような……。
すっかり葉が落ちた桜の枝には、春に花や葉になる冬芽(ふゆめ)がしっかりと付いています。
桜の冬芽には、花が咲く花芽(かが)と葉が出る葉芽(ようが)があります。
見分け方は、ふくらみの大きいものが花芽で、細長いものが葉芽です。
コブシの冬芽は、モクレンも同様ですが細かい毛で覆われ、あたかも毛皮を着込んだようです。
コブシの冬芽をよく見ると、その付け根に小さな芽が付いているのが分かります。
この芽のことを副芽(ふくが)と呼び、もとの主芽(しゅが)が鳥や虫などに食べられたりすると、主芽に代わり芽生える予備の芽です。
桜の枝の根元に大きさが10mmほどのイラガの繭(まゆ)が付いていました。
繭の殻は、鳥の卵のように固く、石灰質でできています。
硬い繭の上部に丸く弱くなった箇所があり、そこが丸い蓋となって羽化するときに簡単に開くということを聞いたことがあります。
しばらく前に中高年のボランティアの人たちの手により、川縁に種が植えられシートが被せられていましたが、それが発芽して立派な葉が出ていました。
こうなると、その種が何か私にもすぐに判断できます。
無論、それはまだ伸び始めたばかりの菜の花で、美味しそうな菜の花畑(まだ葉だけの畑)の出現です。
アブラナ科アブラナ属の仲間には、食用としてお目にかかる野菜類が多く、例えばカリフラワー、キャベツ、メキャベツ、ブロッコリー、ミズナ、カブ、ノザワナ、コマツナ、ハクサイ、チンゲンサイなどがあります。
年の瀬の慌ただしさは、仕事量の関係もありますが、より精神的なことに影響を受けた感情のように思います。
今日はクリスマスイブ。
私は子どもたちに、「サンタクロースはいる?」という質問を、この時期になるとします。
今の子どもは、ほぼ間違いなく「いない!」と答えます。
中には、「私のお父さんやお母さんは、子どもにウソを教えないから、小さいときからいないって知っていたよ!」、と答えました。
しかし、私の念頭にあるその答えは、100年以上前にニューヨーク・サンに掲載された、あの有名な社説です。
8歳の少女(ヴァージニア)の「サンタはいるの?」という質問に、新聞社の記者が誠意を込めて答えた記事は、感動を覚えます。
『No Santa Claus! Thank God! he lives, and he lives forever.
A thousand years from now, Virginia, nay, ten times ten thousand years from now,
he will continue to make glad the heart of childhood.』(回答の文末)
『サンタクロースはいない?いいや、ずっと、いつまでもいる。
ヴァージニア、何千年、いやあと十万年たっても、
サンタクロースはずっと、子どもたちの心を、わくわくさせてくれると思うよ。』
私は、どちらかと言えば仏教徒ですが、今日はこのように挨拶しておきます。
「メリークリスマス!」
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