「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの随想:日本のランドマーク・富士山

2016年02月11日 | 時事随想



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 koderaさんから頂いた下のコメントから考えたことを、今日は綴ります。

 「最後の富士山の写真、良いですね。どこからも昔はこんな風に見えていました。小学生の時、小田急線の橋、成城の富士見橋から見た富士山、忘れられません。」

 しばらくの間、東京タワーが東京のランドマークとして機能しました。東京タワーと言えば、昭和30年代の街並みが再現された『ALWAYS 三丁目 の夕日』・リリー・フランキー著『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』などが思い出されます。

 東京タワーは、日本の高度経済成長期を象徴する建築物として人目を惹きましたし、一時期は観光スポットとして活躍しました。都心を俯瞰する場所として、西新宿を中心に高層ビルが乱立する現代、東京タワーの眺望は珍しくなくなりました。

 そして、今では東京タワーに取って代わって、東京スカイツリーが東京のランドマークとして役割を果たしています。広域で、自分の位置を理解するのに用いるものがランドマークと言えます。人間が作った構築物の高さが低かった頃は、自然の地形、特に高い山が自分の位置を見定める手段ともなっていました。

 山登りが趣味の私にとって、各地の山に登った時に、富士山が遠望できるというのは、格別なことです。間近で見る富士山だけではなく、遥か彼方に特徴的な円錐形の形状を見つけた時、「富士山だ!」という喜びを感じるのは、私だけではありません。

 富士山は、単独で、そして上の子を連れて、また下の子を連れて、あるいは富士山の5合目まで車で行って天候が悪く引き返すなど、繰り返しアタックしています。

 富士山には、「一度も登らないバカと二度登るバカ」がいるとも言われています。その意味するところは容易に推測できるでしょう。富士山の姿は、実際に登っている時には見ることができません。ひたすら火成岩のガレた登山路を行く山登りとなります。けれども、日本一の標高から仰ぐご来光は、格別です。晴れていれば、お鉢巡りの途中で、足下に富士山の綺麗な三角形の影を見ることができます。

 koderaさんが仰るように、東京都心の至る所に富士見という地名があり、そうした場所から、かつては富士山を望むことができました。しかし、そんな地名の場所でも、高い建物に登らないで実際に現在でも富士が遠望できる場所は少なくなりました。

 学生時代、渋谷区笹塚の木賃アパート・第三萬栄荘という所に長らく住んでいました。その頃は、笹塚駅のプラットフォームから、遠く富士山が望めました。世田谷方面には、まだまだ畑が残っていた時代ですから、高い建物が少なかったのでしょう。

 最後に、近年登った山から撮った富士山の写真を載せておきましょう。それぞれの山から望む富士山は、今でも心の中に映像として残っています。


2015年12月17日 山梨県・百蔵山(標高1003.4m・山梨百名山)


2015年05月07日 神奈川県・大山(標高1,252m・日本三百名山・関東百名山)


2015年04月30日 神奈川県・乙女峠(富士見三峠の一つ・金時山に登った時)


2015年04月08日 山梨県・釈迦ヶ岳(標高・1641m)


2015年02月03日 東京都・高尾山(標高599m・ミシュランガイド“三つ星”)


2014年05月22日 山梨県・高川山(標高975.7m・山梨百名山)


2012年11月30日 山梨県・雁ヶ腹摺山(標高1874m・山梨百名山)


2012年02月17日 東京都・大岳山(標高1266.5m・日本二百名山・花の百名山)


2012年01月16日 山梨県・王岳(標高1623m・山梨百名山)


 2011年03月10日 静岡県・愛鷹山(標高1504.2m
越前岳・日本二百名山)



2010年01月12日 山梨県・杓子岳(1597.6m・山梨百名山)   


2009年12月25日 山梨県・竜ヶ岳(1485m・山梨百名山・ダイヤモンド富士の初日の出)


2009年01月15日 山梨県・石割山(1413m・山梨百名山・パワースポット)


2008年12月08日 山梨県・九鬼山(標高970m・山梨百名山)


山から帰ってきてベランダから望む夕焼けに染まる富士山


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1 コメント

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お見事 (tsuguo-kodera)
2016-02-11 12:27:52
 掲載写真、どれもこれもプロの写真家かと思えるほどの出来栄え、素晴らしいですね。
 楽しみました。ありがとうございます。またいつかこのような富士山特集をお願いします。(笑)
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