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ロースクール留学(していた)日記

米国ロースクールLLM卒業生の日常→アメリカ駐在員の日常

つかみ

2014-09-16 20:34:25 | ロースクール・法務・法律・仕事ネタ関連
海外派遣者の体験談を読んでいるとよく書かれている話ですが、新しいビジネス環境に入っていくときは、
・自分は何ができるか/いままで何をやってきたか
・自分はこれから何がやりたいか
・(自分の派遣元/出身はどのような会社か、会社の基礎データ、競争環境)等
については、よくよく考えて説明できるようにしておいた方がいいですね。

日本語であれば相手の表情を見ながらアドリブで内容調整もできますし、(ごまかしたりもできるので)準備なしでも切り抜けられるときも多いとは思いますが、不慣れな外国語だとこの辺の臨機応変さが現実問題として限られてくると思うので、ますます事前準備が重要になる気がします。


例えば、次のような状況がありました。
・ある相手(キーパーソン。職位&年齢は自分よりかなり上)と会うことになっていたが、自分との会話時間は限られている
・そして彼に次回に合うときまでにかなりの時間があくことになっている
・英語では自分が言いたいことを伝えきれないかもしれない
・相手は忙しいので、別れた後に自分のことは忘れる可能性が高いと思われる
・相手は会話中にいちいちメモなどは取らないと思われる
・相手はこまごまとした書面を渡したとしても読まないと思われる
・相手は帰社後に自分のことを誰かに報告したりする必要があると思われる
・但し、事前に履歴書は渡してあるし、いままで全く付き合いがないわけでもないので、新しい情報がなければ意味がない

そこで自分はレターサイズの紙に上記の三要点他の基本的な項目だけ簡単に箇条書きにして持参しておき、状況を見てそれを使うか判断して、いざという場合はそれだけ持ちかえってもらっても構わない状態にしてミーティングに望みました。また相手のプロフィールを事前に調査しておいて、話に困ったら事前に調べておいた情報を会話の起爆剤にしようとしました。結果として、その時のミーティングは(会合設定の趣旨は達成したので)うまくいったと思います。


他方、同じような状況があったときに、特段の準備をしていなかったときはあまり有意義なコミュニケーションができませんでした。このあたりは”相性”のようなものもありますが、冒頭の三点だけでも抑えておけば…と悔やまれるところでした。


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