お題をいただいたので僭越ながら書いてみます。
「グローバル企業」、「グローバル人材」、「グローバル連携」、、、と何でもグローバルを付けておけばカッコよく響く時代。「グローバル人材になれ!」という号令を受けて漠とした焦燥感はありつつも、「じゃあ何がグローバルなんだろう」という問いに遭遇すると、ボーダーレス?世界共通?地球規模?とかボンヤリ訳語を引いてみちゃったりして、でもやっぱり「これだっ!」とズバッと響くようなものがなくてモヤモヤとした気持ちを抱きながら過ごす人も多いのではないでしょうか。何かの拍子に自分より「グローバルっぽい」人に出会ったりすると余計に考えさせられたりしますよね。
日本の場合、会社によっては「とりあえず」TOEICの点数や海外勤務歴でグローバル人材を定義しているところも少なくないようです。この指標に納得感があれば自身の達成度と照らしあわせてグローバル感も生まれるのかもしれませんね。
ビジネスとして組織という集団を一つの方向にもっていくがために号令をかけるとなると、ある程度の具体性を持ったビジョンとステップとしての指標が必要になるものでしょう。だから会社によっては”とりあえず”TOEICの点数や海外勤務歴でグローバル人材を定義しているのでしょう。
でも納得感がなくて達成感がない人もいるのでは。
なんでかなーと考えると、やっぱり、会社(特に人事部)としては全社員に共通して管理できるような要素を抽出して定義したりしていて、極めて表層的というか、各個人レベルに落とし込んでみると自分の業務所掌とのかい離感が大きいからじゃないかなーということ。(勝手な推測ですが、)大抵の会社では「グローバル人材」は定義してみても、「グローバル営業人材」とか、「グローバルR&D人材」とか、「グローバル経理人材」とか、「グローバル法務人材」とか、いちいち定義*ないんじゃないでしょうか。ただ中途採用の求人だとそれっぽいのが書いてあったりするようですね。
(*キレイな定義を求めるのは法務の人の悪い癖と怒られるかもしれませんね)
ーーーーー
さて、我々法務について考えてみると、法務というのは次の二点において特殊な組織だと思います。
・ビジネス部門の支援者であり、ビジネスのあり方にその業務内容が依存する
・各国の法令等が異なることから、ボーダーレスな性質の業務が限られる
従って、国際弁護士なんて言うワールドワイドな資格が存在しないのと同じように、グローバルなんていっても業務の本旨たる専門性の部分がローカル依存なので、結局のところ「グローバル=ローカルの集合体」にしかならないとも言えると思います。だけど、じゃあ法務にはグローバル人材なるものがあり得ないと言い切られてしまうとそれも違うのではないかとも思います。(この点につきいろいろ書いてみようかと頑張りましたがうまくまとまらなかったので以下の通りお茶を濁します…。)
…というわけで?、まずは法務から離れて、グローバルっぽい感じのする海外赴任と人材育成関連でいくつか資料(日本語)を探してみることにしました。法務も法務である前に社員であることからすると、参考になることもあるんじゃないでしょうか。納得できる記述もそうじゃない記述もありますが、何かに使えるかもしれません。
・資料1 海外赴任をめぐる考え方 -企業と従業員に大きなギャップ(PWC)
・資料2 日本人社員の海外派遣をめぐる戦略的アプローチ(経団連)
・資料3 若年中堅時の海外勤務、地方勤務、出向経験の比較を通じた経験の有益さの分析(リクルートワークス研究所(?))
・資料4 海外要員の選抜と育成(グローバル人材育成塾)
続いて、法務部のグローバルなストラクチャ関連の資料(英語)も紹介してみます。
・Re-engineering the Law Department
・Building a Global Law Department
「グローバル企業」、「グローバル人材」、「グローバル連携」、、、と何でもグローバルを付けておけばカッコよく響く時代。「グローバル人材になれ!」という号令を受けて漠とした焦燥感はありつつも、「じゃあ何がグローバルなんだろう」という問いに遭遇すると、ボーダーレス?世界共通?地球規模?とかボンヤリ訳語を引いてみちゃったりして、でもやっぱり「これだっ!」とズバッと響くようなものがなくてモヤモヤとした気持ちを抱きながら過ごす人も多いのではないでしょうか。何かの拍子に自分より「グローバルっぽい」人に出会ったりすると余計に考えさせられたりしますよね。
日本の場合、会社によっては「とりあえず」TOEICの点数や海外勤務歴でグローバル人材を定義しているところも少なくないようです。この指標に納得感があれば自身の達成度と照らしあわせてグローバル感も生まれるのかもしれませんね。
ビジネスとして組織という集団を一つの方向にもっていくがために号令をかけるとなると、ある程度の具体性を持ったビジョンとステップとしての指標が必要になるものでしょう。だから会社によっては”とりあえず”TOEICの点数や海外勤務歴でグローバル人材を定義しているのでしょう。
でも納得感がなくて達成感がない人もいるのでは。
なんでかなーと考えると、やっぱり、会社(特に人事部)としては全社員に共通して管理できるような要素を抽出して定義したりしていて、極めて表層的というか、各個人レベルに落とし込んでみると自分の業務所掌とのかい離感が大きいからじゃないかなーということ。(勝手な推測ですが、)大抵の会社では「グローバル人材」は定義してみても、「グローバル営業人材」とか、「グローバルR&D人材」とか、「グローバル経理人材」とか、「グローバル法務人材」とか、いちいち定義*ないんじゃないでしょうか。ただ中途採用の求人だとそれっぽいのが書いてあったりするようですね。
(*キレイな定義を求めるのは法務の人の悪い癖と怒られるかもしれませんね)
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さて、我々法務について考えてみると、法務というのは次の二点において特殊な組織だと思います。
・ビジネス部門の支援者であり、ビジネスのあり方にその業務内容が依存する
・各国の法令等が異なることから、ボーダーレスな性質の業務が限られる
従って、国際弁護士なんて言うワールドワイドな資格が存在しないのと同じように、グローバルなんていっても業務の本旨たる専門性の部分がローカル依存なので、結局のところ「グローバル=ローカルの集合体」にしかならないとも言えると思います。だけど、じゃあ法務にはグローバル人材なるものがあり得ないと言い切られてしまうとそれも違うのではないかとも思います。(この点につきいろいろ書いてみようかと頑張りましたがうまくまとまらなかったので以下の通りお茶を濁します…。)
…というわけで?、まずは法務から離れて、グローバルっぽい感じのする海外赴任と人材育成関連でいくつか資料(日本語)を探してみることにしました。法務も法務である前に社員であることからすると、参考になることもあるんじゃないでしょうか。納得できる記述もそうじゃない記述もありますが、何かに使えるかもしれません。
・資料1 海外赴任をめぐる考え方 -企業と従業員に大きなギャップ(PWC)
・資料2 日本人社員の海外派遣をめぐる戦略的アプローチ(経団連)
・資料3 若年中堅時の海外勤務、地方勤務、出向経験の比較を通じた経験の有益さの分析(リクルートワークス研究所(?))
・資料4 海外要員の選抜と育成(グローバル人材育成塾)
続いて、法務部のグローバルなストラクチャ関連の資料(英語)も紹介してみます。
・Re-engineering the Law Department
・Building a Global Law Department