自分も受験プロセスで色々な方々のblogを参考にさせて頂きましたので、LLMの受験について簡単に情報共有できればと思います。
本カテゴリーの情報は2013年入学に際して一個人が経験した内容、見聞きした内容、調べた内容に基づいて記載していますので、
真偽含めてご自身でご判断頂き、あくまでも自己責任でご参照頂ければと思います。
なお、すべて米国におけるLLMを想定して記載しています。
1.LLMとは
LLMはどうやらラテン語の省略だそうで、英語ではMaster of Laws(法学修士)に該当します。したがって、基本的には法学学士を有している必要があるようです。
なお、日本人の場合、入学するのはほとんど弁護士等の法曹関係者で、一部企業派遣の法務部員が入学しているようです(某ロースクールのアドミッションオフィスの方談)。
また、学費がきわめて高額なこともあり、すべて私費でまかなって入学される方は少ないと思われます。
LLMは約1年のコースで、各学生の関心分野を学びに行くところです。
・・・が、国籍問わず卒業生の多くが受けるBAR(アメリカの司法試験。州別資格。)の受験要件の厳格化などの影響もあり、
BAR受験を考慮すると、在学中に選択できる科目の自由度が昔に比べると減ってきています。
この点から、たいていの卒業生が受験するNY州の受験をやめ、カリフォルニア州に切り替える方(法曹資格保持者)、
そもそもBARを受けないで、関心分野の授業だけをとる方もいるようです。
ところで、アメリカのロースクールではもうひとつJDと呼ばれる3年のコースもありまして、これは多くの場合、アメリカ人の学生が入学するコースになっています。
(もし、アメリカで法曹として就業されたい方がいたら、LLMだけでは不十分で、こちらのコースで有名校を優秀な成績で卒業する必要があると言われています。)
2.ロースクールの選び方
ロースクールを選ぶ際にはさまざまな観点がありますが、
(例)
・学問分野、関心分野(各校により特色があります)
・校風、クラスの大きさ(大規模、小規模、競争的、協調的 etc.)
・場所、気候(東海岸、西海岸、都市部、郊外 etc.)
・学費の高さ、奨学金の有無 etc.
国籍を問わず、US NEWSのランキングを一度も参照していない方はいないのではないかと思います。
(http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/best-graduate-schools/top-law-schools/law-rankings?int=e5db0b)
このランキング自体にも是非がありますし、せっかくの留学でこれだけを絶対的な価値にすることはおすすめしませんが、
多くの方の場合、上位校からチャレンジしていくようです。
毎年、少しずつ各校の順位は変動しますが、長い間上位14校は上位14校から外れていないようで、T14と呼んだりするそうです。
3.出願に必要な書類など
各校により出願要件が多少異なりますが、多くの場合、
・願書(出願者の基本情報などを記入)
・履歴書(日本の履歴書とは全く異なるので注意)
・TOEFL IBTスコア(原則として100点以上)
・エッセイ(なぜその大学で学びたいか等を書く。500~1000字程度)
・推薦状(1年以上付き合いがある人から最低2通、うち少なくとも大学教授から1通)
・成績証明、卒業証明(第三者機関(LSAC)による評価が必要)
・インタビュー(一部の大学のみ)
が必要です。
近時はこれらの書面の提出はLSAC(http://www.lsac.org/)を通じて行うことを指定している大学が多いです。
それぞれの各論は追って更新していきたいと思います。
本カテゴリーの情報は2013年入学に際して一個人が経験した内容、見聞きした内容、調べた内容に基づいて記載していますので、
真偽含めてご自身でご判断頂き、あくまでも自己責任でご参照頂ければと思います。
なお、すべて米国におけるLLMを想定して記載しています。
1.LLMとは
LLMはどうやらラテン語の省略だそうで、英語ではMaster of Laws(法学修士)に該当します。したがって、基本的には法学学士を有している必要があるようです。
なお、日本人の場合、入学するのはほとんど弁護士等の法曹関係者で、一部企業派遣の法務部員が入学しているようです(某ロースクールのアドミッションオフィスの方談)。
また、学費がきわめて高額なこともあり、すべて私費でまかなって入学される方は少ないと思われます。
LLMは約1年のコースで、各学生の関心分野を学びに行くところです。
・・・が、国籍問わず卒業生の多くが受けるBAR(アメリカの司法試験。州別資格。)の受験要件の厳格化などの影響もあり、
BAR受験を考慮すると、在学中に選択できる科目の自由度が昔に比べると減ってきています。
この点から、たいていの卒業生が受験するNY州の受験をやめ、カリフォルニア州に切り替える方(法曹資格保持者)、
そもそもBARを受けないで、関心分野の授業だけをとる方もいるようです。
ところで、アメリカのロースクールではもうひとつJDと呼ばれる3年のコースもありまして、これは多くの場合、アメリカ人の学生が入学するコースになっています。
(もし、アメリカで法曹として就業されたい方がいたら、LLMだけでは不十分で、こちらのコースで有名校を優秀な成績で卒業する必要があると言われています。)
2.ロースクールの選び方
ロースクールを選ぶ際にはさまざまな観点がありますが、
(例)
・学問分野、関心分野(各校により特色があります)
・校風、クラスの大きさ(大規模、小規模、競争的、協調的 etc.)
・場所、気候(東海岸、西海岸、都市部、郊外 etc.)
・学費の高さ、奨学金の有無 etc.
国籍を問わず、US NEWSのランキングを一度も参照していない方はいないのではないかと思います。
(http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/best-graduate-schools/top-law-schools/law-rankings?int=e5db0b)
このランキング自体にも是非がありますし、せっかくの留学でこれだけを絶対的な価値にすることはおすすめしませんが、
多くの方の場合、上位校からチャレンジしていくようです。
毎年、少しずつ各校の順位は変動しますが、長い間上位14校は上位14校から外れていないようで、T14と呼んだりするそうです。
3.出願に必要な書類など
各校により出願要件が多少異なりますが、多くの場合、
・願書(出願者の基本情報などを記入)
・履歴書(日本の履歴書とは全く異なるので注意)
・TOEFL IBTスコア(原則として100点以上)
・エッセイ(なぜその大学で学びたいか等を書く。500~1000字程度)
・推薦状(1年以上付き合いがある人から最低2通、うち少なくとも大学教授から1通)
・成績証明、卒業証明(第三者機関(LSAC)による評価が必要)
・インタビュー(一部の大学のみ)
が必要です。
近時はこれらの書面の提出はLSAC(http://www.lsac.org/)を通じて行うことを指定している大学が多いです。
それぞれの各論は追って更新していきたいと思います。