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ロースクール留学(していた)日記

米国ロースクールLLM卒業生の日常→アメリカ駐在員の日常

勉強記録5

2014-06-19 00:34:06 | NY BAR
こんにちは。世間は株主総会シーズンですね。
試験の方は残すところ本番まで41日となりました。ほんとうに1週間があっという間に過ぎていきます。



さて、進捗記録です。

1.MBE関連
解いた問題数=1500問突破/残りの目標数500問。各科目の正答率はあまり変わらず。
間違える分野はだいたい決まってきたので、あとはそれをつぶしていく感じかなと思っています!

2.エッセイ関連
解いてみた又は構成を考えてみた問題数=20問
まだまだですが、すこしずつ自分の性に合った問題の取り組み方が見えてきました。やはり論点をスクラッチペーパーに書いておいてから回答を書き始めると精度もスピードも違いますね。
そのほか、NY州法自体の理解はMBE科目に比べるとまだまだですが、頻出論点からおさえていきたいと思います。

3.MPT関連
特に進捗なし。
先日バーブリの採点が返ってきました。今回は実験もかねて、当日に頭が真っ白になってしまって問題で指示された大項目のうち一つの中身をスカスカにしてしまうシチュエーションを試してみたのですが、平均点からそんなに凹まない結果となりました。やはり採点がいい加減なのではないかと疑念を持ち始めた次第です。

4.NY州法択一
特に進捗なし。

勉強記録4

2014-06-12 15:35:51 | NY BAR
こんにちは。試験まで残り47日となりました。世間はワールドカップですね!

さて進捗記録です。

1.MBE関連
・解いた問題数:今日までの累計1330問。2000問を解くのが日本人受験者のトレンドらしいので、残り670問です。
・直近の正答率(過去問100問/139分)
Total : 65/100 = 65%
 Constitutional Law : 9/14 = 64.29%
  Contracts : 18/22 = 81.18%
 Criminal/Criminal Procedure Law : 10/15 = 66.67%
 Evidence : 8/15 = 53.33%
 Real Property : 9/14 = 64.29%
 Torts : 12/20 = 60%
⇒MBEばかりに時間をかけてられませんが、全科目65%を超えるくらいには仕上げたいと思います…。


2.エッセイ:
・答案を書いてみた又は構成を考えてみた数:8問
⇒遠い道のり…。

3.MPT:
・答案を書いてみた数:1問


勉強記録3

2014-06-07 07:23:21 | NY BAR
こんにちは。毎日、なんとも言えない、いやーな気持ちと戦いながら日々を過ごしています。。。


さて、はやくもバーブリではエッセイ(論文試験)の宿題が始まりまして、初回のエッセイの採点が返ってきました。
話に聞くところ、試験当日はすべてのエッセイで10点満点中5点が取れれば合格可能レベルらしいですが(大抵の受験者は4-6点のレンジしか取れないらしいので)、結果は4点でして(四捨五入なので実際は約3.7点)、採点者から「初回のエッセイにしてはいいわね!」とのコメントをもらいました。

今回はどのような採点がなされるかの実験をしようという意図もあって、時間制限も守ってないですし、模範解答も一読しているので、それなりの点数がつくのは当たり前なのですが、それでも少しうれしいです。

以下、わかったこと。

●総論:
⇒英語力でネイティブにかなわない日本人としてはイシューの宣言の1点、法の宣言(原則)の1点、法の宣言(例外)の1点を確実に獲得しにいく戦略で行くのが5点への近道だと思われた。分析は法の宣言ができていれば、自然につみあがる感じ。

●各論:
★ 採点は1/3点ずつの加点方式。誤った記述があっても減点はされない。

★ 文字数は500ワード程度でも十分戦える(というか、書いてみた感じ、時間制限的にこれくらいが現実的な限界だと思われる)

★ 構成要件はささっと書き上げるくらいでないと時間が厳しい(特に例外に基づいて論じなきゃいけないときは原則を宣言したうえで例外の話に移るので書かなければいけないことが多い)

★ 全体的にしょっぱい内容でも部分点の積み重ねで4点くらいまではもらえる

★ IRACのうち、IRAは採点対象になっているが、Cは採点対象になっていない(Cは体裁として書いて置かないとまずいでしょうが、得点自体はついていなかった。つまり自然な論理的帰結であれば是非はどちらでもよい。)

★ イシューの宣言は問題文の言いかえだけだとさすがに点数はもらえない。法的な考察で一ひねり加える必要あり(逆に、イシューの宣言だけでも点数がつく)
例えば:”The issue is whether the court’s denial to the defendant’s motion to suppress the handgun is correct where the handgun in the locked compartment of the car was seized after the warrantless arrest.”と書いたところ、採点者からは、「論点は、修正4条の不合理な捜索・差押に対する被告の権利が、警察官が被告の車の鍵のかかったダッシュボードを開けて犯罪の証拠を見つけたときに、侵害されているかどうかである」とのコメントがあった。

★ 法の宣言があいまいでも部分点はもらえる(NY州法を正確に抑えていなくても部分点はゲットできる可能性がある)。逆にいえば、正確に覚えていないと点数は伸びない。

★ 原則と例外のルールはそれぞれ別々に点がもらえる。

★ 問題文中のFactはできるだけ多くふれておいたほうがアナリシスの箇所が増えるので点数が高くなる。が、分析自体は間違っていなければ深い考察である必要はない。

★ さすがに間違えている個所には点がつかない(例えば、麻薬の”販売”が問題になっているときに”所持”を論じてもダメ)。直接関係のないルールは書いても点数はもらえない。

★ 英語的な美しさに関しては問われない。同じ言い回しの繰り返しであろうとなかろうと得点には直接影響がない。普通に理解できるレベルであれば英語自体の良しあしで点数は変わらない(多少Typoや文法ミスがあってもたぶん大丈夫)。

小ネタ

2014-06-02 15:58:43 | NY BAR
このあいだのこと。

とある米国人教授にアメリカの司法試験を受けるにあたって何かアドバイスがないか聞いてみました。回答は「いままでにどのような問題が出ているか調べてみなさい。同じような論点が繰り返し問われているはずです。」とのこと。敵を知り己を知らば百戦危うからず、といったところでしょうか。


さて、日本の司法試験と違って、アメリカの司法試験はアメリカ人JD生であれば受かる人の方が多い試験です。ところが有名人でも落ちているんですね。あのファーストレディたちも試験に落ちています。意外です。

・参考:司法試験に落ちた有名人のリスト1

・参考:司法試験に落ちた有名人のリスト2





勉強記録2

2014-06-02 12:03:00 | NY BAR
<本記事はただの進捗記録です>

最近はクラスメートのお別れや社交活動で少々勉強時間が減ってしまいました。
とうとう60日を切りましたので、一日一日を大切に使っていきたいと思います。

さて、引き続き、MBEの問題を解いてみるということで、MBEワークショップの問題(各25問)を解いてみました(カッコ内は指定された目標正答率)。時間は特にはかっていませんが、それぞれだいたい1時間前後で解きました。なかなかいい問題がそろっていたなぁと思います。

・憲法   :84%(72%)←OK
・契約法  :76%(68%)←OK
・刑法/刑訴:68%(68%)←ぎりぎり
・証拠法  :48%(64%)←ダメダメ
・不動産法 :64%(64%)←ぎりぎり
・不法行為法:60%(72%)←ダメダメ

細かいルール自体を覚えきれていないものもありますが、事実の評価の誤りや英文読解の誤解で落としている問題もありました。