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ロースクール留学(していた)日記

米国ロースクールLLM卒業生の日常→アメリカ駐在員の日常

備忘録1(勉強への取り組みについて)

2014-08-01 21:39:50 | NY BAR
ひっじょーに辛かった受験までの日々を忘れる前に色々と申し送り的なメモをしておこうと思います。私が受かったにしろ、落ちたにしろ、今後の参考になればと思います(なお、すでに薄れつつある記憶に基づいていますので、ご注意ください。)

1.予備校について
私は慣例に従ってバーブリを利用しました。業界の圧倒的1位のシェアですので、過去の日本人受験者の多くもバーブリを利用していたようですが、今年も日本人含めてバーブリ利用者が多かったです。なお、外国人ではカプラン、LLM Bar Exam、Themisなどを利用している人も図書館で見かけました。
ネットの評判を見るとMBEだけはAdaptiBar(試験作成元のNCBEのライセンスした問題だけを提供している)を別途使っている人も多いようです。また予備校ではないですが、EmanuelのMBE本もNCBEライセンスの過去問を使っていますので評判が良かったです。
エッセイ部分はSeperacのほかSmartBarPrepも名前をよく名前を聞きました(この二社は過去の論点の出題頻度順にいわゆる論点ブロックに近しいものを売っているようです)。

どこの予備校を選ぶかというのは予算との相談もありますが、特に好みがなければバーブリでいいと思います。

バーブリのメリットは
・受験者の多数が利用しているので、自分が他の多くの受験者が持っている情報と同じものを得ている安心感がある
・日本人の現在又は過去の利用者が多いので、何かあった場合に相談や話がしやすい
・利用者が多いので模試の判定結果が信頼できる(と思われる)
といったところでしょうか。

ちなみにバーブリは今年から他社に対抗してLLMにはEarlyReview(今年は実験なので無料。来年から有料だそう。)なるものをはじめまして、12月ころからMBE科目の一部について先行して講義を受けられるようになりました(例えば、TortだとNegligenceだけ。NY州法なし。)。私も一応受講しましたが、正直なところ、講座の品質は低かったです。今年は初年度だからか何か知りませんが、講義ビデオ中で「次のHypoを見てください」とか「XXページを見てください」とか講師が説明していても、そもそもその資料をもらってませんので、話がよくわからないところが結構ありました。教材もCMR(いわゆる”ミニ”)の該当箇所だけを抜き出してPDFで配られた程度です。要するに間に合わせで形だけ整えたテキトーな講座です。

2.勉強のスケジュールについて
秋学期はロースクール生活を満喫する必要もありましたので、NYBARの勉強はまったくやらないようにしていました(もっとも、そんな余裕もありませんでしたが)。

冬休み頃からは、上記のEarlyReviewがありましたので、隙間時間でビデオを見ていたと思います。そのほか、たしか年始からはちょいちょい時間をつくって”日本人ノート”として伝授されているオ○ハラノートのMBE科目だけは流し読みを開始しましたが、正直なところ具体的に知識として定着させることは殆どできていません。どんな概念があるかとか、どんなトピックが試験範囲になるかとかを確認したのが主な成果でした。そのほかにEarlyReviewとあわせてAMPとMBE問題の一部(StudySmart)がバーブリのサイトにて取り組めるようになっていたので、こちらも少しづつ開始しました。こちらもどちらかというとアウトプットイメージを知るというところが主な成果だったと思います。

結局、春学期の期末試験までにできたことは:
・EarlyReviewの受講
・MBEを324問(解き直しはカウントせず)
・BarbriAMPをすべておわらせる
・(MPREの受験+合格)
くらいだったと思います。



春学期の期末試験が終わってからは、家族との時間、観光、社交活動、買い物、出願・会社関連の事務手続き、息抜き、その他諸々の必要な時間以外の暇な時間はほっとんどNYBARに使っていました。時期にもよりますが、一日10時間くらいは勉強した日も決して少なくなかったです。(もちろんあまり勉強していない日も多くありましたが)

3.結局どれくらい勉強したか
正確な時間ははかっていません。が、仮に一日10時間勉強していたとして、ざっくり60日勉強していたとすると、最低でも600時間は机に向かっていたと思います。実際はもっと使っていると思います。


最終的に受験までに取り組んだことは:
1.MBE関連
・インプット:
 ・講義、日本人ノート、CMR、問題集の解説
 ・聞いた講義:EarlyReview+CriminalPro, Evidenceの一部(夏の本講義までにはノートを読み込んでいた&MBEをそれなりに解いていたため、判例変更の影響が大きかった刑訴法を除いてあえて殆どスキップしました)
・アウトプット:
 ・解いた問題数:2274問(間違えた問題の解き直しをカウントしたらたぶん3000越えます)
  内訳:
  ・バーブリ関連:1598問
  ・カプラン赤本:50問
  ・NCBE過去問:100問
  ・Emanuel過去問:526問

2.論文(エッセイ)
・インプット:
 ・講義、日本人ノート、CMR、バーブリのNYエッセイ本、日本人論点ブロック、SmartBarPrepの論点ブロック
 ・聞いた講義:NY州法、エッセイ、MPTについてはすべて講義を聞きました。
・アウトプット:
 ・答案構成をした又は時間制限付きで論文を書いたもの:バーブリのNYテスティング分(過去問)すべて+そのほかの過去問部分10問くらい
 ・論点及び回答を確認したもの:バーブリ教材の過去問すべて

3.論文(MPT)
・インプット:
 ・講義、バーブリのMPT本(サンプル書式を流し読み)
 ・聞いた講義:NY州法、エッセイ、MPTについてはすべて講義を聞きました。
・アウトプット
 ・MPTを2問解いただけ

4.NY択一
・インプット:
 ・講義、バーブリのNY択一本(エッセイ本と同じ)
 ・聞いた講義:NY州法、エッセイ、MPTについてはすべて講義を聞きました。
・アウトプット:
 ・バーブリの択一本:たぶん60問くらい(ただし回答だけはすべての問題を読んだ)


長くなりましたので、続きは別稿にて。

受験終了

2014-07-31 07:38:06 | NY BAR
昨日、2日間のNY BARが終わりました。あとは結果を待つのみです。
想像していたよりも難しい問題や良問が多かったなぁという印象ですが、いちおう本番のパフォーマンスも自分の実力は出し切ったと思いますので自己満足しています。後はこれが結果につながるよう祈るのみです。。。いずれにせよ振り返り等は帰宅後にしたいと思います。

ところで今年のNYBARは(も?)いろいろとトラブルがあったようです。いちばん大きなトラブルは初日の論文試験が提出できないこと!

・参考:Processing Issue Delays Bar Exam Submissions(ABC News)

幸いなことに、私自身は大きな影響はありませんでしたが、初日の論文試験のファイルアップロードがサーバーダウンにより実施できないというトラブルが多くの人に発生しました。試験規則上は時間までに答案を提出しないと「0点」(=不合格確定)になりますので、みんなパニックに陥っていたようです。かなりJD生向けの掲示板でも荒れていました。しかもファイルがアップロードできない場合の代替策として指定されていた答案提出方法もダウンしていて機能せず、挙句の果てに問い合わせ電話もつながらないということでした。結局、ほとんどの州で提出期限を延長したようですが(NYも)、なぜか私は期限延長の連絡が一切来ませんでした。提出済みだったからかなんなのか知りませんが、おそらく誰にも連絡せず、こっそりとウェブサイトに延長の旨掲示しただけなんじゃないかと思います。

そのほか、私の受験したNYの会場では二日目に謎の金属音がずーっと鳴り響いていました。耳栓をしてもうるさかったですし、周りの受験生もイライラしてました。あとインディアナ州では試験会場の隣でロックバンドのライブリハ?があったそうです。

さらに私のいたNYの会場では受験者が1名失神して搬送されたそうです。さらにフロリダの会場では二日目のMBEの最中に発狂した学生が大声で叫び会場外に連れ出される事件があったようです。

BAR EXAMは人体に有害ですね。おそろしや。

ーーーーーーーー以下、雑記ーーーーーーーーーー
・NYBARの会場は寒いと聞いていましたが、やはり冷房ガンガンです。私の斜め前に座っていた白人男性はランニングに短パンという信じられない格好でしたが、きっと彼はアラスカ出身でしょう。(室温は20度以下だったと思います。)
・ホテルは試験会場の近くを取った方がいいです。私の会場は開放が毎回おそくて午前と午後の間の試験時間の休憩時間が40分くらいしかなかったのですが、その間にランチとトイレをすますとすると、会場の長い列に並ぶのは結構厳しいです。したがって、一番安全な方法は会場近くのホテルを取っておいて、ホテルの自室でどちらも済ますことかと思います。
・初日の入場審査とトイレは鬼のように混みます。テーマパークのアトラクション並です。もし持ち込み禁止品を持ってきていた場合(鞄とか)はまず荷物を預けるラインに並んで、そのあとに入場審査のラインに並ぶことになりますが、合計すると1時間は超えると思われます。
・すくなくない人数の親御さんが会場に来ていました。メンタル的なサポートもあるのでしょうが、どうやらランチなどの手配のロジ周りの支援に入っていたようです。ホテルが近くにない場合はそういう方法もあるのかもしれませんね。

残り3週間

2014-07-07 22:23:30 | NY BAR
こんにちは。いよいよ本試験まで3週間となりました!あっという間ですね、ほんと。

本日バーブリの模試も終わりましたが、とりあえず例年の平均ラインよりは得点できていたようです。
本番もひとなみに択一やエッセイができていれば受かる(ハズ)と信じて、そろそろ自分を追い込んでいきたいと思います。

ということで、そろそろブログを書いている余裕もなくなってきましたので、勝手ながら試験終了までお休みとさせていただきたいと思います。次は8月にお会いしましょう。

では。

勉強記録7

2014-07-03 08:20:47 | NY BAR
続いて、定期進捗。残り26日になりました。
早く楽になりたい一方で、もっと時間がほしい気もします。

1.MBE(全米択一)
・解いた問題数累計:1792問
先週は本番の試験作成団体であるNCBEの最新の過去問を購入して解いてみました。ネット上で回答するかたちでして、すぐにスコアリポートも出してくれます。実際の試験では200問のうち190問が実際に採点され、10問は将来の使用のための実験台となっていますので、今回購入したサービスで出てくるスコアレポートも予想値にすぎないのですが、こんな感じになりました。

今回解いたものだと平均値は136点(200点満点)になるそうなので、149点は平均以上と言えそうです。180分の時間制限を145分で解いたので、見直しの時間は取れるかもしれません。
画像中の青い帯が私のスコアの分布で、赤線が平均らしいので、契約法はこのテストの平均を下回っていることになります。

内訳はカウントしてくれていないので、自分でカウントしたところこんな感じでした。本番より簡単といううわさも聞きますが、本番と同じ問題なので、誤差は10点以内といううわさも聞きました。

合計:70問/100問(70%)
 憲法   :13問/16問(81.25%)
 契約法  :10問/17問(58.82%)
 刑法・刑訴:14問/17問(82.35%)
 証拠法  :11問/16問(68.75%)
 不動産法 :10問/17問(58.82%)
 不法行為法:12問/17問(70.59%)

いちばん慣れているはずの契約法で沈んでしまいました。不動産法は同じ正答率で平均ラインに分布されていますので、アメリカ人も不動産法は苦手なことが見て取れます。
また、不法行為法は7割近くとってかろうじて平均より上ですので、難易度が低いといえると思います。

実際に問題を解いていても、憲法、刑法、不法行為法はくみし易いです。
契約法や証拠法は事実の評価で判断を誤るときがありますが(解説にも納得がいかないことも)、刑法も不法行為法も発生した事象は明らかですし、憲法は最高裁判例に似せた事例くらいしか出てきません(科目の性質上仕方ないですけど)。刑訴法は捜索・差し押さえのルールが細かいので混乱しやすいですけど、証拠法よりは御しやすいです。


ちなみに問題集を解いていると「こんな事例よく考え付いたな」とか「アメリカらしいな」とか「これはありえないでしょ」というものがたくさんあり、くすっと笑わせてくれることも。

今日はハンバーガーSHOPのドライブスルーでハンバーガーを二つ買おうとしたら、店員に「あなたの前のお客さんでラストオーダーです」といわれ、激怒してドライバーが発砲した事例に遭遇しました(しかも客に弾が当たる)。

来週月曜日は本番と同じく200問の択一模試がありますので、とりあえず日本人の基本戦略に沿って、択一で平均ちょい上を目指したいと思います。

2.エッセイ(NY論文)
第1回:4点(40点/100点)ー刑訴法 ※受講者平均4点(40点)
第2回:55点/100点ー契約法 ※受講者平均40点
第3回:55点/100点ー会社法 ※受講者平均50点
第4回:??-不法行為法(採点待ち)

解いてみた又は構成を考えた数(上記4本含む):30問
どんな論点を問題にしているかをチェックしたもの 総計146問(過去問題集すべて)


とりあえず、本番の試験では50点(5点)取れればいいらしいので(MBEの点にもよりますが)、まぁまずまずといったところ。以前40-45分では500ワード程度が限度と書きましたが、よく覚えている論点であれば750ワードまで書けました。ただ、見直し時間をほとんど取っていないので、そちらに時間をまわすと700ワードくらいが限度かもしれません。

ネットのJD生の書き込みではバーブリのエッセイの採点は本番より厳しい(学生に勉強させるため)とかいう評判を目にしますが、正直、私は採点がゆるいと思っています。この採点をどこまであてにしていいのか不安です。

いずれにせよ民訴法、家族法、相続法、信託法などなどの非MBE科目ではまだ十分に論文を書ける気がしませんので早めに整えていきたいと思います。


3.MPT(NY論文…架空の資料を与えられて90分で見解書などを作るテスト。法務担当者向け研修に使えそう。)
・第1回:40点 ※受講者平均50点
とくに大きな進捗なし。
解いた問題合計:2問


4.NY択一(NY州法に関する択一テスト…MBEとルールが異なることも多い!)
とくに大きな進捗なし。
解いた問題合計:41問

勉強記録6

2014-06-26 22:26:32 | NY BAR
続いて、定期進捗。残念ながら今週はあまり時間の使い方がうまくなかったです。

6月に入ってからエッセイの対策も始めたものの、MBE(択一)のように取り組み方が定まっているわけでもないので、試行錯誤しながらやってきました。

色々トライアンドエラーをしたものの、とりあえず、出回っている論点ブロックの改変版作成に落ち着きました。無駄に時間を使うのはご法度ですが、手を動かさないとちっとも頭に定着せず。。。

過去問をある程度眺めてみましたが、やはり特定の論点の頻度が多いです。TortのNegligenceとか。論点を色々絡めやすいからでしょうね。

1.MBE関連
解いた問題総計1576問(解き直しは含めていない)。

2.エッセイ関連
解いたORアウトラインを考えたもの 総計25問
どんな論点を問題にしているかをチェックしたもの 総計146問(過去問題集すべて)

3.MPT関連
解いたもの 総計2問

4.NY択一
少しずつ択一問題集をこなし始めた。正答率は40-60%くらい。