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ロースクール留学(していた)日記

米国ロースクールLLM卒業生の日常→アメリカ駐在員の日常

なくなる仕事

2014-11-10 22:42:37 | ロースクール・法務・法律・仕事ネタ関連
ちょっと前回から時間があいてしまいました。

さて、最近見かけたニュースによればオックスフォード大学発で将来なくなる仕事について論文が出たとか。その内容の是非や情報の受け取り方は置いておくとして、個人的には法務の仕事はもっとITの恩恵を受けてもいいよなぁと常々思っています。

ということで、自分が帰国したら使いたいかな(?)と思うようなドキュメントレビュー補助アプリを制作してみました(一部の方にはご意見うかがっていましたが、そこからさらに改良してみました。)。

ホントはIDE環境のようなモノが作れればいいのになーなんて思ってます。






請求書確認のポイント

2014-10-17 20:27:29 | ロースクール・法務・法律・仕事ネタ関連
仕事をする際に自分のタイマーを回してみて思ったこと(自分向けの参考記録ですが…)。

・どのファームのどの弁護士も個室作業なので時間管理は倫理観に基づく自制によるところがそれなりに大きいと思われる。

・できれば明細は一作業につき一つの詳細とするようにあらかじめ依頼しておくとよさそう。例えばミーティングに複数の弁護士がいる時は横串で比較すれば時間が間違っていないかがすぐにわかる。

・クライアント側として、どういった作業までチャージされても納得できるか考えておくべき。依頼した案件に特化した調査とその弁護士が経験が浅いゆえの一般的な背景知識獲得のための”勉強”は区別が難しい。(とはいえ、おそらく大抵の人はそもそも費やした時間のすべてを相手にチャージしようなんて思っていない。自分を有能に見せようと思うと過少報告するインセンティブが働くと思われる。)

・仕事の性質と時間の関連性をおさえるべき。例えば、メールを単純に読む時間はパートナーであろうとアソシエイトであろうと大きく差が出るとは思えない。

とりあえずこんな感じでしょうか。

例えば、こんな感じ?

2014-09-30 22:36:24 | ロースクール・法務・法律・仕事ネタ関連
もう下半期ですね。早いものです。

キリもいいので、完全に思いつきですが、ロースクール&インターン先で感じたことを一枚にしてみました。ご意見大いに色々あるところかと思います。(私も気分次第で違うまとめ方になるかもしれません(笑))


あまり国内外で構造は変わりないかもしれません。唯一の差分として光るのが真ん中の”言語・異文化理解”ですので、ここをとらえてグローバル人材の教育ポイントとしてフォーカスすることも多いと思います(TOEICの点数とか)。汎用性も比較的高いので集合的な教育にも適しているんだろうと思います。

”話す内容を思いつく段階”から”説得”するまでの各段階の品質がかけ合わさってコミュニケーションの成否が決まるかと思います。したがって、例えば外国法をベースにした議論が必要なら最初の段階も補う必要があるわけで、そこで一例としてロースクール留学というソリューションも出てくるのかと思います。他方、普遍的な法概念やトピックであれば日本で培った知識や経験でも通用すると思います。

それはそれとして、うまくコミュニケーションが成立しているなーと思う人はどこがすごいかというと、最後の”相手個人に対する理解”のレベルに他の人と大いに差があると思いました。案外、そういう人は専門知識や英語力自体が取り立ててすごいわけではないですが、相手方に関心を持つ力や相手にぐいぐい入り込んでいくところに差があるような気がします。

ついつい汎用性の高い投資効率の高いところにフォーカスしてしまいがちですが、こういう泥臭いところも逃げてはいけないなぁと改めて反省。