年を重ねるたびに、子どものころ過ごした故郷を思い出します。
わたしのふるさとは北海道です。
松山千春とはほぼ同郷なので、彼の歌う「帰郷」を聞くと、ふるさとの野山がまぶたにうかびます。
カッコウがなくころ、スズランも咲きました。
スズランは毒をもっているそうですが、あの可憐な花自体からは清楚なイメージしか思い浮かびません。
スズランが咲き乱れる裏山の大きな木の根本に、小学生のころタイムカプセルをうめました。
確か6月ころでした。
そのころ、梅雨がないと言われている北海道にしては珍しく雨が降り続きました。
やっと雨が上がったある日、流されていないかと心配になり、埋めたあたりを掘り起こしてみることにしました。
確かにこの木だ・・・・と埋めたはずの木の根本を何度も掘り返してみましたが、とうとう何も出てきませんでした。当時宝物のように大切にしていたガラス玉のネックレス・・・諦めがつかず、その後も何度も何度も別の木の根本までをも掘り返しましたが、やっぱり見つかりませんでした。
子供心に大きな喪失感だけが残りました。
いまでもときどき、なぜ見つからなかったのだろうかと・・何か捜し物をする度に不思議に思うのです。
わたしのふるさとは北海道です。
松山千春とはほぼ同郷なので、彼の歌う「帰郷」を聞くと、ふるさとの野山がまぶたにうかびます。
カッコウがなくころ、スズランも咲きました。
スズランは毒をもっているそうですが、あの可憐な花自体からは清楚なイメージしか思い浮かびません。
スズランが咲き乱れる裏山の大きな木の根本に、小学生のころタイムカプセルをうめました。
確か6月ころでした。
そのころ、梅雨がないと言われている北海道にしては珍しく雨が降り続きました。
やっと雨が上がったある日、流されていないかと心配になり、埋めたあたりを掘り起こしてみることにしました。
確かにこの木だ・・・・と埋めたはずの木の根本を何度も掘り返してみましたが、とうとう何も出てきませんでした。当時宝物のように大切にしていたガラス玉のネックレス・・・諦めがつかず、その後も何度も何度も別の木の根本までをも掘り返しましたが、やっぱり見つかりませんでした。
子供心に大きな喪失感だけが残りました。
いまでもときどき、なぜ見つからなかったのだろうかと・・何か捜し物をする度に不思議に思うのです。
タイムカプセルはいつか見つかるのでしょうか。